今週は、気になるメールの敬語についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法           < メールの敬語(3)
◆─────────────────────────────────◆
「私のお知り合い」

「私のお知り合いが求人を出されています」

上記は、自分の知り合いが求人を出していることを
伝えようとしている文です。

これも、尊敬の接辞「お」が
付かなくていいところに付いています。

書いた本人は、自分の知り合いに対して敬意を表すつもりで
「お知り合い」としたのでしょうが、
自分の知り合いについて「お」を付ける必要はありません。

上記の文例は「出されています」と敬語で受けています。
「知り合い」と言っても、友人知人レベルというより
客先であるならば

「私の得意先のA社様が求人を出されています」
「客先であるA社様が求人を出されています」

としたほうが良いでしょう。

友人知人であるならば

「私の知り合いが求人を出しています」

とします。

<追記>2022.01.18
SNSの投稿などでも、自分の知り合いのことを
「私のお知り合いの○○さんが」
といった使い方をしている文章を見かけます。

「知り合いの○○さんが」
として、相手に失礼にはなりません。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのX

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

遠隔地の「気になる」現場を24時間リアルタイムで監視。

それが、遠隔監視サービス「安全課長」です。

・建設現場や工事現場の積雪状況が気になる。
・河川・水門の増水状況や水位の確認がしたい
・土砂崩れや土石流など、警戒が必要な地域を監視したい

こうしたニーズに応えるサービスです。

詳しくはこちら

記事全文を読む

今週は、気になるメールの敬語についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法  < メールの敬語(2)
◆─────────────────────────────────◆
「ご事例」

「大手製造業様のご事例をご紹介いたします」

尊敬の接辞「ご」や「お」は使い過ぎると、文が陳腐に見えます。
上記の場合、「ご事例」の「ご」は不要。

「ご紹介いたします」と、文末に尊敬語が使われているので
尊敬語を使うのはこれ以上なくてよく
そもそも「事例」にまで「ご」を付ける必要はありません。
従って、上記の文例は…

「大手製造業様の事例をご紹介いたします」

となります。

同様に、尊敬の接辞「お」の使い方で気になるのが「お仕事」。

尊敬語というよりは、丁寧語として使われているのだと思われますが
相手の仕事に対してだけでなく

「○○のようなお仕事にも対応しております」
「お仕事をさせていただいております」

など、自分の仕事に対しても「お」を付けているのを目にします。
こうした「お」の使い方は
丁寧を通り越して行き過ぎた表現のように思えてなりません。

「お」を付けずとも「仕事」としてよいのではないでしょうか。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのX

メルマガ詳細

記事全文を読む

今週は、気になるメールの敬語についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法  < メールの敬語
◆─────────────────────────────────◆
 「お話になられる」

迷惑メールの件名でこんなのを見つけました。

「唐突なお話になられてしまいますが、父の遺言による支援を行っています」

ひょっとすると「なってしまいますが」の間違いかもしれませんが
NGな敬語のサンプルとして、取りあげることにします。

話をする相手に対しては、「お話になられる」という尊敬語を使いますが
この場合、話すのは書き手です。

ですから
唐突な話になりますが
もしくは、言葉を添えて
唐突な話で恐縮ですが
という表現で事足ります。

本文には、こんな一文も…。

「説明を聞いたうえで、ご決断をしてください」

「ご決断をしてください」では敬語の使い方がアンバランスです。
この場合は、「する」の尊敬語「なさる」を使い
ご決断なさってください
ご決断をお願いします
とします。

今週は、こうしたちょっと変だなと思う使い方をしている
敬語の文例を取り上げます。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのX

メルマガ詳細

記事全文を読む

今週は、メール送信時の配慮についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法    < メールで気をつけたいこと
◆─────────────────────────────────◆
無断で転送しない

今週は、主にメール送信時に気をつけたい点をご紹介していきます。

一つめは「無断で転送しない」です。

相手からのメールを、断りもなく他者に転送するのは
マナーに反します。

相手は、自分宛に書いているわけですから
場合によっては、会話調のラフな表現になっていたり
本来、人に知られたくない内容を書いていることもあります。

一対一のやりとりとして書かれたメールを
他者に転送して共有したい場合は
元の送信者にひと言断りを入れてからにしましょう。

<文例>
「参考までに、営業の佐藤さんへも先ほどのメールを
転送してもよろしいですか?」

「田中さん(元の送信者)のメールの情報を
A社の山田さんと共有しておきたいのですが
転送しても差し支えありませんか?」

あらかじめ、転送を踏まえて書かれたメールはこの限りではありませんが、
無断で転送して「あなたに対して書いたメールなのに…」と
あとでクレームやトラブルにならないためにも
事前に断りを入れておきましょう。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

メルマガ詳細

記事全文を読む
今週は、仕事に直接関係ないメールへの対応についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法       < ネガティブメールへの対応(5)
◆─────────────────────────────────◆
愚痴と思いきや…

「なぜ、Aさんは相談もなく勝手なことをするのだろうか。
どう、思いますか」
あるいは
「何か思い当たることはありませんか?」

愚痴だけならともかく、相手を貶めようと
探りを入れてくる人がいます。

この手のメールも、「そうですね」「実は…」と、
相手の誘導に乗っかってしまうと
トラブルに巻き込まれるもと。

相手に直接伝えればいいものを
周りから援軍を固めて、陥れようとする陰険な手口とも見て取れます

愚痴だけなら
「お察しします」
「どうしたものでしょう」
と流すこともできますが

「何か知らないか」「あいつには関わらない方がいい」などと
ネガティブな発言が続くようなら

「Aさんのこと、それほどよくは知らないので。すみません」
「申し訳ないですが、Aさんとは接点がなく、よく分からないのです」

このように、
知らんふりを決め込みます。

同調すれば、相手の思うツボ。
わざわざ自分から、個人的なネガティブキャンペーンに加担する
必要はありません。

メルマガ詳細
メルマガ詳細

カミガキのフェイスブック

カミガキのX

仕事実績、著書、お問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む

今週は、仕事に直接関係ないメールへの対応についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法   < ネガティブメールへの対応(3)
◆─────────────────────────────────◆
病状を尋ねられたら…

「Aさん、うつ病で休職しているんですか?」
「Bさんは大腸がんなんですってね。大変!」

病気で現場を離れたり、仕事を休んでいたりする人も
少なくない昨今。

心配を装って、病気や病状まで詮索するのはNGです。
それを知ったところで、その人の病気が回復するわけではないのですから。

業務上必要なのは、その人がいつ復帰するか、仕事がどうなるかです。
尋ねるなら、下記のような内容に留めます。

「Aさん、しばらく休職とのことですが、
復帰はいつごろになりそうなのですか?」
「心配ですね。今後は、どなたにご連絡すればよいですか?」

社内の人の病状などを尋ねられたときは

「あいにく、詳しいことはよく分かりません」

と、たとえ病状を知っていても、不必要に口外しないことです。

もうひとつ、妊娠・出産に関することも
人それぞれに事情があり、デリケートな問題なので
「おめでたですか?」「お子さんは?」といった
不用意な詮索もよしましょう。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

記事全文を読む