今週は、入力するとき間違いやすい同音異義語についてです。
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仕 事 のメ ー ル 作 法                < 言葉の使い分け
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                         「夏季」と「夏期」

読みは同じでも、意味が異なる言葉があります(同音異義語)。

文字を入力するとき、
迷ったり間違って使ったりすることを避けるためにも
意味の違いを知っておきましょう。

「夏季」と「夏期」。

この2つの言葉の違いは
「夏季」が季節、シーズンを指すのに対し
「夏期」は期間を指すという違いがあります。

夏季 … 夏季オリンピック 夏季の電力需給対策
夏期 … 夏期休暇 夏期講習会

同様の使い分けは
「春季・春期」「秋季・秋期」「冬季・冬期」
でも同様です。

また、「今季・今期」「来季・来期」では
「今季・来季」がシーズンを指すのに対し、
「今期・来期」は決算期を指す
という違いがあります。

したがって、

今季・来季 … 今季の首位打者 来季期待の選手
今期・来期 … 今期の決算報告 来期の売上げ目標

このように使い分けます。

 
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今週は、間違いやすい慣用語・慣用句についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法                 < 気をつけたい表現(5)
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                                                                          「重し? 重り?」

なんとなくうろ覚えのまま使っていたり、
勘違いしたまま使っていたりする表現を
今週は取り上げてきました。

1語の違いで、意味が変わってくる言葉があります。

「重し」と「重り」

どちらも、重さが必要なときに重さを加えるために用いるものですが
「し」と「り」の違いがあります。

「重し」は、ものを押さえつけるために上におくもの。
「重り」は、重さを増すために加えるもの。

「重し」は「重石」とも書き、
「漬物の重し」「風で飛ばないように書類に重しを載せる」
という使い方をします。

「重り」は「錘」とも書き
「てんびんの重り」「釣り糸に重りを付ける」
といった使い方をします。

ですから
「重しを付けて沈める」
というのは間違い。

「重りを付けて沈める」
が適切な用法です。

微妙な違いですが
混同しやすい語なので
違いを知っておくとよいですね。

 
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今週は、漢字表記と平仮名表記の違いと区別についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 漢字と平仮名の使い分け(2)
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                        大事なのは表記の統一

漢字表記にするか、平仮名表記にするか。

結論から言うと
どちらでもいいのです。

一般的に
難しい漢字を使わず、平仮名で表記したり、
分かりやすく言いかえたりする傾向にあるので、

今後もメールに限らず、
比較的、漢字表記が多いと思われる社内文書や通達文も
平仮名が占める割合が増えていくでしょう。

ただ、そこで気をつけなければならないのが
同じ文書の中で、表記を統一する
ということです。

例えば
「宜しく」と「よろしく」という表記を
同じ文書の中で混在させず
どちらかに統一します。

これは平仮名で書いた方が適切だと
自分で判断したならば
同じ文書内でそれを徹底させることです。

ビジネスメールなどによく見られるのが
「できる」と「出来る」の混在
「お礼」と「御礼」の混在
「~すること」と「~する事」の混在
「~のため」と「~の為」の混在
「~のように」と「~の様に」の混在

などです。

注意したいのが、
自分では無意識のまま
パソコンの文字変換に任せて入力しているケース。

自分で表記の統一を意識しておかないと
上記のような混在が起こりがちです。

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今週は、漢字表記と平仮名な表記の違いと区別についてです。
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 仕 事  の メ ー ル 作 法          < 漢字と平仮名の使い分け
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                     漢字にする? 平仮名にする?

読者のかたから次のようなメールをいただきましたので、ご紹介します。

<読者からのメール>———————————————-

実は取り上げて欲しいテーマがありメールさせていただきました。
<漢字にする? ひらがなにする?>です。例えば、

宜しく・・・
よろしく・・・

頂きたく・・・
いただきたく


さま

等々挙げればきりがありません。

個人的にはひらがなが表記が好みで(読みやすいので)、
メール以外の社内文書でもひらがなを多く使います。

ですけど、時として自分の使い方が間違っているのでは、
と思うこともあるのです。

あまり、気にしなくてもよいのでしょうか・・・

メール、社内文書、通達文等、文章の性格や相手によって、
適切に使い分けができればよいのですが難しいです。

もしもお時間があればですが、一度取り上げていただき
色々と教えていただければ嬉しいです。
(読者 K.Nさん)
——————————————————————

私がコピーライターをしていた20年前
主に銀行の販促物を制作していたのですが

当時、よく注意されたのが
「~下さい」は「~ください」に
平仮名表記で統一することでした。

銀行の販促物は、それでなくても
総合口座、定期預金、振込など、漢字が多く使われるので
少しでも平仮名を使って、文を読みやすくする
という要望があったのです。

K.Nさんが書いておられる通り
読みやすいのは平仮名表記です。

上記の例では
「宜しくお願いします」より「よろしくお願いします」が
読みやすく一般的。

「~(して)頂く」のような補助動詞も
「~(して)いただく」とひらがな表記にしますが

「もらう」という意味の動詞で使う場合は
「頂く」と漢字表記にします。

敬称では「様」を使うのが一般的ですが
メールでは相手への親しみを表すために
敢えて、平仮名の「さま」を敬称にしているケースが見られます。

敬称以外の
「お客さま」「おひなさま」「皆さま」などは平仮名書き
「お世話さま「お互いさま」のように
接尾語として使う「さま」も平仮名です。

敬称に「さま」を使う場合のように
平仮名にすることで印象が和らいだり、
親しみが感じられたりするものです。

でも、平仮名の比率が多過ぎると
却って読みづらくなることもあります。

漢字表記にするか、平仮名表記にするか
その使い分けについては、明日
取りあげることにします。

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今週は、同じ読みで意味が違う言葉についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 言葉の違い(5)
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「要件」と「用件」

今週は、間違いやすい同音異義語の意味や用法の違いを
とりあげてきました。

読者のかたが「気になる同音異義語」について
メールをくださったのでご紹介します。

<読者からのお便り>———————————————-

システム開発関連で、開発業者様との会話の中に「要件」という
用語がよく出てきますが、「用件」とどう違うのか調べてみました。

ようけん【要件】 必要な条件。欠くことのできない条件。
「必要な─を書き込む」

ようけん【用件】 伝えるべき事柄。なすべき事柄。用向き。
「─を話す」「─を済ます」

なるほどと納得しました。
(読者 M.Nさん)
——————————————————————

「メールのようけん」というときは
「用件」を使うことが多いですね。

M.Nさん、ありがとうございます。

このほかにも
「要」と「用」を使った同音異義語があるのでご紹介しておきましょう。

「要談」は、大切な話を意味します。(○○社の幹部と要談)
「用談」は、用向きの話のことです。(用談を済ませた)

「要務」は、大事な職務のこと。   (優先すべき要務)
「用務」は、なすべき仕事のことです。(会社の用務で)

いずれも「要」が付くほうが重要度が高くなると
覚えておくと、使い分けしやすいですね。

ちなみに、当メールマガジンにも参考事例があります。

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今週は、漢字の読みについて確認です。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法              < 読みの確認
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                             「他人事」

手書きできない漢字も、「読み」さえ知っていれば
パソコンが勝手に文字変換してくれる便利な世の中ですが
「読み」が間違っていると、正しい漢字もわかりません。

そこで今週は、改めて漢字の読みについて確認してみましょう。
頭の体操と思ってお付き合いください。

では手始めに…
「順風満帆」。

「じゅんぷう」の後に続くのは…
「まんぽ」ではなく「まんぱん」ですね。

比較的ポピュラーな四字熟語で
書き言葉としてはよく目にしますが
話し言葉で使う場合は「順調に進む」と言い換えることもあるようです。

では、次に
「他人事」。

読みは「たにんごと」ではなく「ひとごと」。

読み間違いをしやすいせいか
新聞表記では「人ごと」あるいは「ひとごと」に統一されています。

「まぐまぐ!ニュース」でこの記事が取り上げられました。

▼関連

 

 
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