今週は、気まずい状況をつくらないメール作法についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < きまりの悪いメール(4)
◆─────────────────────────────────一
返却のお願い

聞きづらいのが、人に貸したものやお金が返ってこないとき。

本とかCDは気軽に貸し借りできるせいか、借りたほうはうっかり返し忘れ
ていても、貸したほうにとっては大切なものの場合も。かといって「返し
て!」とは直接言いにくいものです。

▼ 直球を投げずにゴロで打診
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そんな時は
「また聴きたく(読みたく)なったので、今度お持ちいただけますか」
「人に貸してといわれたので、来週中に持ってきてもらえませんか」
と、必要になったことを理由に問いかけてみます。返却の期日を指定する
ほうが返却率も上がるようです。

困るのがお金の催促。たまにあるのが、請求書を送ったのに入金がないと
いうケース。

そんな時は、まずメールで確認を。
「一点確認ですが、○月○日にお送りした請求書はお手元に届いております
でしょうか?」と、こちらの手違いで届いていないのでは? というニュ
アンスで打診してみます。

それでも返事がないときは、今度は電話で
「恐れ入りますが、○月○日にお送りした請求書のご入金がまだのようです
ので、ご確認いただけませんでしょうか」と尋ねます。

これ、実際にあったケースですが、確認後ご入金いただきほっとしました。

知り合い同士で食事代やタクシー代などを立て替えたあと、相手が返金を
忘れているような場合は
「おとといの食事代の立て替え分だけど、今度会うときにお願いしていいで
すか?」とやんわりと期日を指定してみます。

あるいは「先日の食事代、今度、ご馳走してもらって相殺にしましょうか」
と投げかけてみるのも一つ。

直接、相手に聞きにくいことは、間接的な言葉を投げかけて気づいてもら
えるように私は仕向けています。

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今週は、気まずい状況をつくらないメール作法についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < きまりの悪いメール(3)
◆─────────────────────────────────一
耳の痛い指摘

誉められればうれしいし、期待されればやる気になります。

ですが、調子のいい時に冷や水を浴びせる発言、耳の痛い意見をくれる人
もとても貴重。

▼ 反論? 無視? その前に…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

行き過ぎにブレーキをかけたり、はっとわれに返るきっかけをくれる大切
な存在です。年齢を重ねるほど、誰も何も言ってはくれません。

そんな苦言を呈したメール。もらった時はむっとしたり、素直に受け止め
られないこともあります。

勢いに任せて反論したり、消去してしまうのではなく、一旦その場を離れ
気持ちをクールダウンしてから、もう一度読み直してみます。

「確かに一理ある」と指摘を受け止めることができたら、感謝のひと言を。

「自分では気づきませんでした。ありがとうございます」
「ご助言くださり、感謝しています」
と気づかせてもらったことへのお礼の気持ちを伝えます。

対面や電話では、感情が先走りうまく対応できなかったり、きまりが悪い
ものですが、メールならば少し時間をおいて冷静に捉えることができます。

むっとくる指摘というのは、実は痛いところをついていることが多いです。
相手だって言いにくいはず。でも、そこを敢えて助言するのは、自分に対
する思いや期待があるからこそ。ありがたいことです。

相手の真意をくみ取り、自分のためになる苦言は素直に受け止めて糧にし
たいものです。

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今週は、気まずい状況をつくらないメール作法についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < きまりの悪いメール(2)
◆─────────────────────────────────一
名前が間違っていたら…

名前が間違っているメールを受け取った。やりとりの途中で、相手が間違
いに気づき、間違いを詫びるメールが来た。そんな時、あなたなたなら、
どう返しますか?

▼ 間違いを責めるより、受けとめる寛容さを
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

相手の思い違いで名前の表記が微妙に違う、ということもあります。まし
てや、相手が間違いに気づき、平謝り状態のときに責め立てるのも大人げ
ありません。

対処の仕方としては、例えば
「文字が似ているせいか、時々こういことがあるんですよ」
「よくあるんです。確かに似てますね」
と、相手の気まずい思いをさらりと受けとめ、逃げ道を作ってあげる寛容
さも時には必要。

困るのは、何度もやりとりしているのに相手が間違いに気づかないケース
です。

私は、メールの冒頭に「お世話になります。神垣です」「こんにちは。神
垣です」と必ず名乗るので、返信にそう書けば多くの場合、気づいてもら
えます。

それでも気づかない相手には、用件の最後に「私の名前ですが、神垣と書
きます。覚えておいていただけるとうれしいです」と訂正を(ここまで書
くケースは滅多にありませんが…)。

とはいえ、自分の名前を間違われていい気持ちのする人はいません。
「人のふりみてわがふり直せ」で、自分がメールを送信する際は宛名の
表記に細心の注意を払いましょう。

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今週は、メールでお礼を述べる際の留意点についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法        < お礼のメールを考える(5)
◆─────────────────────────────────一
                         結果報告を忘れずに

質問に答えてもらった。人を紹介してもらった。
分からないことを教えてもらった。
そういう場面でのお礼メールを出し忘れていることがありませんか?

▼ 尋ねっぱなしにしない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
質問や相談をしたい。人を紹介してほしい。教えてほしい。
急いでいる時ほど、メールで打診することは多いです。

ですが、いざ相手から返信があり、問題が解決すると、
安心してそのまま忘れてしまう……ということも。

尋ねられて回答した方は
「あれからどうなったのだろうか?」と案じているものです。

聞きっぱなしにせず、
「おかげさまで不明な点が分かりました」
「○○さんに教えていただいた方法で試してみたところ、解決しました」
と、結果報告を兼ねてお礼のメールを忘れずに。

たとえ望む結果が得られなかったとしても
「残念ながら解決には至らなかったのですが、
 ○○さんのアドバイスはとても勉強になりました」
と、相手が力添えしてくれたことへの感謝を伝えましょう。

人を紹介してもらった時も
「○○様をご紹介いただき、ありがとうございました。
 早速ご連絡したところ、快くお引き受けいただくことになりました」
というふうに、どのような結果になったかの報告を。

そんな心遣いの積み重ねが、聞きやすい、尋ねやすい関係を築いていきます。

<追記>
 聞く(尋ねる)のはタダ、と、
 自分が知りたいことだけ、いきなり聞いてきて、
 分かったら、はい、さようなら、とそれっきりな不躾な人もいます。
 スピーディで効率的かもしれませんが、
 相手との関係性を無視した対応は感心しません。

「知りたいことをすぐ聞ける」関係づくりは、
 常に感謝の気持ちを持つこととセットです。
 一朝一夕には成り立ちません。

 相手に尋ねるばかりでなく、自分も尋ねられたときは返す
「お互い様」の心構えを忘れずに。

 
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今週は、メールでお礼を述べる際の留意点についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法                      < お礼のメールを考える(3)
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                        断るときのメール対応

セミナーや会合への誘い、あるいは、商品や資料を薦められることは
日常的によくあります。

でも、予定があり参加できなかったり、
すでに持っていて間に合っていたりするということも……。

▼ まずは、声をかけてもらったことへお礼を
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
相手に断りのメールを送るときも、ポイントは
「ありがとうございます」。
 
色よい返事ができない場合でも、
まずは自分に声をかけてもらったことへの感謝の気もちを
伝えることが大事です。例えば……

 交流会へお誘いいただき、ありがとうございます。
 お会いしたい方もいらっしゃるのですが
 あいにく当日はすでに予定が入っており、出席できません。
 せっかくお誘いいただいたのに残念です。
 またこのような機会がありましたら、ぜひご一緒させてください。

いきなり「すでに予定があるので出席できません」と書くよりも、
まずは礼を述べてから「あいにく…」と続ける方が、
断られる方も気分を害さずに済みます。

今回はやむなく応じられなくても、
次の機会に声をかけてもらえるよう
断るときも「ありがとうございます」を忘れずに伝えましょう。

 
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今週は、メールでお礼を述べる際の留意点についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < お礼のメールを考える(2)
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                      「ありがとう」を重ねない

 ご連絡いただき、ありがとうございます。
 合わせて、○○の資料もご送付いただき、ありがとうございます。

こんなふうに、一度のメールで何度もお礼を述べてしまいそうになること、
ありませんか?

▼ 多用は禁物
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ありがとうございます」の言葉は連発するほど
感謝の気持ちが薄れ、儀礼的に映ります。
時には、しらじらしささえ感じることも……。

冒頭の文のように「ありがとうございます」が続く場合は

 ご連絡いただき、ありがとうございます。
 合わせて、○○の資料もご送付いただき、重ねてお礼申しあげます。

あるいは

 ご連絡いただき、ありがとうございます。
 合わせて、○○の資料もご送付いただき、大変助かります。

と、ほかの言葉に言い替え、
「ありがとうございます」を繰り返し使わないよう注意しています。

長いメールでも短いメールでも「ありがとう」の感謝の言葉は
一通のメールに一回のみ。
公私共に自分で決めているメール作法の一つです。

 
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