今週は、気になる敬語の使い方についてです。
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 仕 事 ‎の メ ー ル 作 法              < 気になる敬語(5)
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                  「おもてなしさせていただきます」

今週は「おや?」と気になる
敬語の使い方を取り上げてきました。

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心を込めて、お客様をおもてなしさせていただきます
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上記の一文で気になるのが
結びの「させていただきます」です。

気持ちとしては、
相手に「おもてなし」を「させてもらう」という気持ちから
「おもてなしさせていただく」という敬語になっているのかもしれません。

ここで用いられている
「させていただく」は、相手への行為をへりくだって伝えるときに使う
「させてもらう」の謙譲語です。

しかし、「させていただく」を適切に使うには
次の2つの条件を満たすことが必要です。

1)相手や第三者の許可を受けて行うことか?
2)そのことで何らかの恩恵を受けることになるか?

この場合、相手を「もてなす」という行為は
相手に許可を得て行うものではないので、
1)の条件は当てはまりません。

したがって、
「おもてなしさせていただく」ではなく
「する」の謙譲語「いたす」を使い、
「おもてなしいたします」
とするのが適切と考えます。

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心を込めて、お客様をおもてなしいたします
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とする方がすっきり収まるのではないでしょうか。

 

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今週は、過剰に使いすぎている敬語について取りあげます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法               < 過度の敬語(3)
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                  「~させていただきます」に注意!

「添付の資料について、ご説明させていただきます」

上記の「ご説明させていただきます」の
「~させていただきます」はNGな敬語として
これまで、当メールマガジンで何度も取り上げてきました。

相手に許可を得て行動したり、
それにより自分が恩恵を受ける気持ちがあったりするわけでなければ
「~させていただきます」を使わなくても、
「~いたします」として差し支えありません。
この場合は、添付した資料について自分から説明するので

「添付の資料について、ご説明いたします」

です。
相手が社内の人であれば

「添付の資料について、説明します」

として十分です。

私見ですが、「~させていただきます」のまん延は
テレビやラジオの影響が大きいのではないでしょうか。

テレビ番組やラジオ番組で
パーソナリティーやアナウンサー、タレントの多くが
「~させていただきます」をやたらと使っています。

話し言葉は聞き流して終わりですが
何度も耳にする機会があれば、
文章を書くときにも影響を受けてしまいます。

日常生活で話し言葉と書き言葉の違いを意識することも
必要に思うのです。

▼「~させていただきます」についてのバックナンバー

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今週は、間違いやすい敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 敬語の勘違い(4)
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「反省させていただきます」

今週は、間違えて使いやすい敬語表現について取り上げてきました。

「このたびの件につきましては大変ご迷惑をかけ、
深く反省させていただきます」

これまで何度か取り上げてきましたが
「~させていただく」は、
相手の恩恵や許可によって利益を得ることを表すフレーズ。

上記の例文のように、相手に詫びる場面で
「~させていただく」を使うと
自分では丁重にお詫びの気持ちを示したつもりでも
相手には高飛車に映り、反省の意が伝わらず反感を買ってしまうことも。

なんにでも「~させていただく」を使えば
敬語的な表現になるわけではありません。

この場合は
「このたびの件につきましては大変ご迷惑をかけ、
深く反省しております」
とする方が適切でしょう。

「反省しております」は「反省いたしております」と
書くこともできます。

「~させていただく」は「~いたします」に
置き換えられることが多いので、
うっかり使いそうになるときには意識してみてください。

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今週は、疑問に感じた敬語の使い方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 敬語の使い方(5)
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                    「依頼をさせていただきます」

仕事の依頼メールなどで目にする
「○○の依頼をさせていただきます」
という一文。

「~させていただきます」には、主に二つの用途があります。
1)相手の許可を得て、行動を起こす場合
例:改めて、訪問させていただきます。

2)相手の許可を得て行動することで、
何らかの恩恵を受ける事実や気持ちがある場合
例:ありがたく利用させていただきます。

仕事の依頼では、相手の都合を尋ねることはありますが、
依頼自体は相手の許可を得てする性質のものではないと思われます。

この場合は
「○○の(を)依頼をいたします」
「○○のお願い」
と記して相手に失礼にはなりません。

「依頼をさせていただきます」という言い方はむしろ、
丁寧な言い回しのようで、却って相手に
高圧的な印象、慇懃無礼な印象を与えるおそれがあります。

<追記>
「~させていただきます」が使われている言葉には下記のものもあります。
1)ご報告させていただきます
2)ご協力させていただきます
3)欠席させていただきます
4)お送りさせていただきます
5)お引き受けさせていただきます

ですが、「~させていただきます」を使わなくても、下記のように書き換える
ことでスッキリとし、相手に悪い印象も与えません。
1)ご報告(いた)します
2)ご協力いたします
3)欠席(いた)します
4)お送りいたします
5)お引き受けいたします

 
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