今週は、なんとなく書いてしまいがちな曖昧な言葉についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法                    < 余分な言葉 >
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                            「のほう」

 飲食店で
 「コーヒーのほうをお持ちしました」
 と言われることがあります。

 コーヒーしか注文していない場合は
 「コーヒーをお持ちしました」でよく、
 「のほう」は余分な言葉です。

 話し言葉で、合いの手のように
 うっかり使ってしまうことの多い
 「のほう」。

 ビジネスメールを書くときにも
 うっかり使っていませんか?

 「資料のほうをお送りしました」

 この一文も「のほう」を使わずに
 「資料をお送りしました」で
 相手に意味は通じます。

 AとB、2種類の資料があり
 「先にAのほうの資料をお送りします」
 とBの資料と区別するために使う
 「のほう」は適切ですが

 資料は1種類しかないのに
 「資料のほうをお送りしました」と
 なんとなく「のほう」を添えてしまうと
 文意がぼやけて曖昧になります。

 「市役所のほうから参りました」
 という一文も
 「市役所からやってきた者です」という意味なのか
 「市役所の方角からやって来ました」という意味なのか
 分かりにくいです。

 このように、
 受け取り方が分かれる言葉は誤解の元になるので
 メールのやり取りでも避けた方が無難です。

 なんとなく付け足して使ううちに
 癖になってしまう“余分な言葉”を
 今週は取り上げていくことにしましょう。

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今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < メールで使える大和言葉(4)
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                            事前に伝える

今週は、ビジネスメールでも使える
大和言葉を紹介してきました。

了解しておく、心に留めておくことを
意味する大和言葉が

「含みおく」

です。

目上の相手や客先に対して
「事情を理解して、事前に了解しておいてください」と伝えるときに
「○○について、お含みおきください」
のように使います。

裏に隠れている深い意味や内容のことを
「含み」
と言いますが

かくかくしかじかの事情があることを
あらかじめ知っておいてくださいね
と相手に根回しをしておくようなときに
使う言葉が「含みおく」です。

似た言葉に
「含むところがある」
があります。

心の中でひそかに抱く考えや
恨み、怒りの気持ちがあることを指し

「何か、含むところがある物言いでした」
のように使います。

「含みおく」は事前に理解・了解しておくという意味ですが
事情や心情を察する、推察するという意味で使う言葉が
「くみ取る」です。

目上の相手や客先に対して
「どうか、事情をおくみ取りください」
のように使います。

このように
直言せず、間接的で遠回しな言い回しが多いのが
大和言葉の特長の一つ。

ビジネスのやり取りに関しては
直言、明言する方が良い場合が多いのですが

はっきりものを言い過ぎるyと角が立ち
相手との関係がぎくしゃくすることもあります。

そんなとき、大和言葉で婉曲に伝える術を知っておくと
よいのではないでしょうか。

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       今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法        < メールで使える大和言葉(2)>
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                         連続して何度も

 今週は、ビジネスメールでも使える
 大和言葉をご紹介しています。

 連続して何度もメールを送ったり
 一度電話を切った後、すぐに電話かけたりするようなときに使える
 大和言葉が

 「続けざま」

 です。物事が次から次へと起こる様子を指します。

 「何度もメールを送って、すみません」と書く代わりに
 「続けざまにメールを送ってしまい、すみません」
 のように使います

 「続けざま」に似た言葉としては

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今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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 仕 事 の メ ー ル 作 法           < メールで使える大和言葉
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                   「超」に代わる大和言葉とは?

「超スゴイ」
「超ヤバい」
「超カワイイ」
と言ったり書いたりしていますが

この「超」を
日本古来の言葉(和語)である「大和言葉」
で言い換えると
どのような表現になるでしょうか。

「とても」「非常に」という意味で使うことの多い
「超」に相当するのは

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今週は、相手にマイナスの印象を与える言い回しについてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 感じの悪い言い回し(5)
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 「ない」より「ある」

今週は、相手に対して悪い印象を与える
言い回しについて取り上げてきました。

「言っても仕方ないことだけど」
という前置きで始まる
過去の失敗やトラブルの蒸し返し。

「今さら言うのもなんだけど」
「終わったことではあるけれど」
なども同様です。

こういうフレーズを使う人は
済んだことを引っ張り出して
また文句をつけたり、批判したりしたいのです。

問題が発生したときには
「いいから」「大丈夫だから」と流しておいて
後でぐずぐず言う姿は感じの良いものではありません。

「知らないと思うけど」
と、確認もせずに始まる断定。

「言っても無駄だと思うけど」
「ご存じないでしょうが」
といった言い回しも同様で

相手は知らない、分からないだろう
という前提で話を進めようとするのも
嫌な感じがします。

否定で始めるのではなく
「○○についてはご存じですか?(知っていますか?)」と
事前に尋ねるか

「すでにご存じかも(知っているかも)しれませんが」と
知っているかもしれない、という前提で
話を進める方が好感が持てます。

相手を最初から見下したものいいでは
信頼や協力を得ることはできません。

「ない」から始めるのではなく
「ある」から始める言い回しを意識したいですね。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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