今週は、気をつけたいNGなメール対応についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < メール対応の留意点 >
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                          紋切り型の対応

<メール対応の留意点:その1>

紋切り型のフレーズに頼っていないか?

例えば

1)ファーストコンタクトのメールの書き出しが
「いつもお世話になっております」

2)どのようにでもとれる「大丈夫です」という返信

3)「よろしくお願いいたします」の連発

といった、相手や状況を考えていないメール対応は

送信する側は定型句をそのまま使えば、楽かもしれませんが
受け取る側からすると「何も考えずに対応している」ことが一目瞭然。

不快感は抱かないまでも
良い印象も持ちません。

1)の場合は
「初めてご連絡いたします」
「この度はお世話になります」
といった、初めての相手にふさわしい表現に変える。

2)の場合は
「何が」大丈夫なのか、を具体的に書く。

3)の場合は
「よろしく」に代わる
「ご対応をお願いします」
「ご確認をお願いいたします」といった
相手に求める行動・対応を書く。

こうした、状況に応じた返信ができれば
相手に好印象を与えるだけでなく
具体的に情報が伝わるので、誤解や無駄な手間をなくすことにもなります。

送る側の「面倒」という気持ちからくる
配慮の無い一律な対応は
相手にも伝わってしまいます。

特にメールは、文字だけの伝達ですから
声色や表情では伝わらないニュアンスを
言葉に換えて対応する力が必要。

基本のメール対応を押さえたうえで
相手や状況に応じ、その対応が適切かどうか
考えてからメールを送るようにするだけでも
相手に与える印象は変わってきます。

その場に応じた少しの配慮を
心がけてメールを送りたいですね。

 
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 初めてのメール(5)
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言葉への配慮

初めて送るメールで相手に好印象を与えるには、ちょっとした言葉遣いや
言い回しに気を配ることです。

例えば、「資料を送ってください」よりも「資料をお送りいただけますか」
と言い換えるだけで、読む側の印象は変わるはずです。

これまでも繰り返し述べていますが、メールの文章というのは、ややもす
ると冷たく素っ気なく感じられるもの。

書く側は何の気なしに書いたつもりの言葉が、読む側にも同じ感覚で伝わ
るとは限りません。読む側の精神状態によっても受け止め方が異なる場合
があります。

▼ 覚えておくと良い言い回し
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
感じの良い言い回しを幾つか挙げてみましょう。

「~してください」⇒「~していただけますか」
例)送ってください → お送りいただけますか

「どうですか」⇒「いかがでしょうか」「いかがですか」
例)○日はどうですか? → ○日はいかがでしょうか?

「~してもらえますか」⇒「~いただけますか」
例)確認してもらえますか → ご確認いただけますか

上記の例では、左側の言葉でも意味は通じますが、右側の表現に書き換え
ると、より丁寧な印象になります。

最初のうちは言葉がなかなか出てこず、一通のメールを書くのにも時間が
かかるかもしれません。ですが、意識して書くうちに自然と身につくので、
ぜひ、新社会人のかたは根気よく実践してほしいと思います。

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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 初めてのメール(4)
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相手の立場で

メールの文面は素っ気なかったり冷たい印象がするのに、実際に会ってみ
ると意外と感じの良い人だった、ということがあります。

これは文章で損をしているケース。文章を書くのが苦手な人やメールに慣
れていない人に多く見られる傾向です。

見た目の第一印象でその人となりが瞬時に判断されてしまうように、メー
ルの文章にも同じことが言えます。文章を書くことに苦手意識が強いと、
つい言葉も少なくなりがち。

ですが、言葉は足りないより、言葉を尽くすに越したことはありません。
ムダに飾ったり誇張した文章を書くことではなく、相手に対して誠意を持っ
て、的確に用件を伝えることで、余計な誤解やトラブルを招くこともなく
なるのですから。

ポイントは、相手の立場で文章を書いてみることです。手始めに、自分が
書いた一文を相手が読んだとき、不快にならないかを意識して読み返して
みましょう。

▼ メールだって対話の道具
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
問い合わせのメールで、自分の名前や素性も名乗らず質問攻めにしたり、
自分の都合や意見だけ一方的に書きたてたり…

このメルマガへもたまに名前も名乗らず意見や質問のメールが送られてき
ます。「名なしのごんべい様」へと返信するわけにもいかず、返信のしよ
うがなく、とても困ります。

メールだからといって、人とのやりとりに最低限必要なマナーを無視して
よいという道理はありません。

メールは対話の道具。気持ちまではしょってしまっては、コミュニケーショ
ンは図れないと思うのです。

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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 初めてのメール(3)
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結論は先に!

先日、私の事務所へある大学から一通の封書が届きました。
新設した学科の1期生が来春、卒業を迎えるにあたり、採用の意向を打診す
る内容の文書が同封されていました。

時候の挨拶に始まり、来春、新設学科から初の卒業生を送り出すことへの
教員の期待、1期生百数十名の教育状況、課外活動で実践を数多く経験し
てきた模様など、学生達をアピールする文面がA4一枚の紙に面々と綴られ
ています。

そして、最後の最後に「来年春の採用におきまして、われわれ○○○学科
第1期卒業生をぜひともお加えいただきますよう、よろしくお願い申し上
げます」と締めくくられていました。

冒頭から、学生のアピールが「これでもか」という勢いで、A4の用紙にびっ
しりと綴られているのですが「で、結論は?」「結局、何が言いたいの?」
と思いながら読み進め、たどり着いた結論は「採用の依頼」を書いた数行、
という構成。

読む側としては、引っ張るだけ引っ張って、結局「お願い」なの? とい
う印象を持ちました。

最初に何を目的とする文書なのかが明記されていれば、読む側もそのつも
りで読むのに…。

▼ すっきりわかりやすいメールにするコツ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
これは文書の例ですが、メールにも同じことが言えます。

メールの本文を書く際は、まず、結論から書き始め、後に詳細な内容や具
体例、理由などを書くようにすると、非常に読みやすくまとまったメール
になります。読む側にも、要点がすぐに分かり、判断しやすいのです。

上記の文書も、冒頭で
「来春の貴社でのご採用におきまして、本学の○○○学科第1期卒業生を
お加えいただきたくご案内申しあげます」
とでもすれば、印象も変わったのではないでしょうか。

会話でも、話が長い人はディテールまで話そうとするので、結論がわかり
にくく冗長な会話になりがちです。

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今週は、初めて出すビジネスメールについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 初めてのメール(2)
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社外への初メール

初めての相手に出すメール。まずは基本の流れを覚えましょう。

社外の人宛ての初メールのパターンとしては
「宛名」→「挨拶」→「自分の紹介」→「本題」です。

「宛名」に必須なのは相手の名前です。
社名や所属部署名が分かれば、それも書いておくといいですね。
敬称は「様」が基本ですが、役職名が分かっている場合は
「(社名)総務部 部長 ○○様」のように役職を添えてもよいでしょう。

「挨拶」では「初めまして」「初めてご連絡いたします」が定番のフレー
ズです。すでに取引や関わりのある客先なら「お世話になります」と切り
出すこともできるでしょう。

「自分の紹介」としては「○○社(部)△△担当の山本です」と社名や部
署名、自分の担当する役割と名前を。ことさら新人であることを書くより
「このたび、△△に配属となりました山本です」とするほうが好ましいの
ではないでしょうか。

どなたかからの紹介で初メールを出す場合は、文面で紹介者について触れ
ておくことも忘れずに。いきなり知らない人から来たメールは、たとえ内
容が仕事のことでも警戒されるからです。

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広島限定情報ですが…

また、しゃべります。
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4月20日(金)広島SOHO’クラブ 交流会
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18時30分から、広島SOHO’オフィス3階にて。
拙著『仕事で差がつく できるメール術』をもとに
いろいろお話したいと思ってます。

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今週は、初めて出すビジネスメールについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 初めてのメール
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帯のノリに注意!

入社式も終わり、今年社会人デビューした新人さんたちは研修や現場での
初仕事などがすでに始まっている頃だと思います。

社内・社外へもメールで連絡や報告という場面も増えつつあるのではない
でしょうか。

社内向けのメールの場合、もし間違いや不適切な表現をしてしまっても、
上司や先輩に教えてもらうことができますが、社外向けのメールはそうは
いきません。

配慮を欠いたメールが客先との人間関係や取引にまで影響を及ぼすことが
あります。新人を管理する側の人たちは、内心はらはらいてるかもしれま
せん。

学生時代に携帯メールに慣れ親しんでいた人は特に注意が必要です。今ま
で、省略しても通じていたことが(挨拶や自分の名を名乗のることなど)、
パソコンでやりとりするオフィシャルなメールでは通用しません。

「ち~っす」とか「だよね」とか、会話のノリそのままでよかった携帯
メールに対し、ビジネスメールは書き言葉を意識し、丁寧に書くことも
マナーとして必要になります。

今週は、初めての相手に送るビジネスメールというテーマでメール作法を
考えていきたいと思います。

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