ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

今週は、間違いやすい言葉について取りあげます。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法               < 言葉の誤用(2)
◆─────────────────────────────────◆
                         「煮詰まる」の意味

今週は、間違って使いやすい言葉をピックアップして
ご紹介します。

平成20年度「国語に関する世論調査」の結果にもあった
「破天荒」同様、すっかり意味を取り違えていた言葉が
「煮詰まる」です。

私は「煮詰まって、原稿が書けない」などと使っていたのですが
このように「煮詰まる」を「行き詰まる」と同じ意味でとらえるのは
実は間違い。

「煮詰まる」の本来の意味は
「煮えて水分がなくなる」という鍋に入れた料理が「煮詰まる」状態以外に
もう一つ
「討議・検討が十分になされて、結論が出る段階に近づく」ことを意味します。

例としては
「計画がいよいよ煮詰まってきた」
「議論を重ね、テーマが煮詰まる」
という使い方をします。

ですから、「会議が煮詰まってきた」という場合
「会議で意見が出ず行き詰まる」ことではなく
「会議で活発に意見が交わされ、結論が出るところまできた」状態を
指します。

もう一つ、慣用句で私が誤って使っていたのが「足元をすくう」です。

「足元をすくう」ではなく、正しくは「足をすくう」
「相手のすきをついて失敗させる」ことを指す慣用句です。

例としては
「競争相手に足をすくわれた」
「過信は自分の足をすくう」
という使い方があります。

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 からお知らせ
◆─────────────────────────────────◆

【しごび】読者のIさんから次のお便りをいただいたので
ご紹介します。

——————————————————————
先日、ドキュメンタリー映画「六ヶ所ラプソディー」の監督
鎌仲ひとみさんのお話を聞く機会がありました。

現在、山口県上関町田ノ浦埋め立て・原発建設を記録されています。
上関町の田ノ浦を埋め立て、その上に2基の原発を建てる計画だそうです。

田ノ浦は、瀬戸内の上であり、希少なホットスポット。
もし原発ができると、排水口から海水より7度高い排水が流され続けます。
しかも塩素で消毒された水。
瀬戸内の生態系への影響が懸念されます。

長年の反対運動にも関わらず、
この9月10日に埋め立てが始まるとのことです。
田ノ浦の対岸の祝島の島民のみなさんと、瀬戸内のシーカヤック愛好家、
サーファー達が、引き続き反対の声をあげています。

祝島

経済通産大臣へ提出
山口県・上関町の原発建設計画中止を求める全国署名

祝島の島民のみなさんの声を、耳に止めていただけるとありがたいです。
——————————————————————

署名は9月15日が一次締め切りです。

記事全文を読む
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

今週は、間違いやすい言葉について取りあげます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 言葉の誤用
◆─────────────────────────────────◆
                            国語世論調査より

9月4日に発表された文化庁が発表した2008年度の国語世論調査の結果を
ニュースや新聞でご覧になったかたも多いと思います。

平成20年度「国語に関する世論調査」の結果について

言葉や慣用句の主な調査結果の中にあった「破天荒」。
その意味を「豪快で大胆な様子」と私も思いこんでいたので
本来の意味が「だれも成し得なかったことをすること」と知って
軽くショックを受けました。

慣用句の「采配を振る」も「采配を振るう」と思い込んでいました。

思い込みのまま誤って使っている言葉が、この歳になっても
まだあるなんて…。

この調査は、全国16歳以上の男女、1,954人から回答を得たもので、
下記のようにいずれも、誤用の方を正しいと選んだ人が
過半数を占めています。

▼「破天荒」の意味
○「だれも成し得なかったことをすること」と回答 → 16.9%
×「豪快で大胆な様子」と回答          → 64.2%

▼「チームや部署に指示を与え、指揮すること」を表す慣用句
○「采配を振る」と回答 → 28.6%
×「采配を振るう」と回答 → 58.4%

こうした言葉の誤用について、
「言葉は生き物。時代とともに変化していくのは自然」
「正しい言葉でなくても、他の人に意味が通じれば問題ない」
とする考えもあります。

ですが、私はうろ覚えやなんとなく理解したまま、
周りも使っているからと流されるより、
少なくとも自分で調べて、本来の意味や違いは知っておいていい
という考えです。

今週は、間違って使いやすい言葉をピックアップして
ご紹介します。

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む