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今週は、間違いやすい言葉について取りあげます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法               < 言葉の誤用(2)
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                         「煮詰まる」の意味

今週は、間違って使いやすい言葉をピックアップして
ご紹介します。

平成20年度「国語に関する世論調査」の結果にもあった
「破天荒」同様、すっかり意味を取り違えていた言葉が
「煮詰まる」です。

私は「煮詰まって、原稿が書けない」などと使っていたのですが
このように「煮詰まる」を「行き詰まる」と同じ意味でとらえるのは
実は間違い。

「煮詰まる」の本来の意味は
「煮えて水分がなくなる」という鍋に入れた料理が「煮詰まる」状態以外に
もう一つ
「討議・検討が十分になされて、結論が出る段階に近づく」ことを意味します。

例としては
「計画がいよいよ煮詰まってきた」
「議論を重ね、テーマが煮詰まる」
という使い方をします。

ですから、「会議が煮詰まってきた」という場合
「会議で意見が出ず行き詰まる」ことではなく
「会議で活発に意見が交わされ、結論が出るところまできた」状態を
指します。

もう一つ、慣用句で私が誤って使っていたのが「足元をすくう」です。

「足元をすくう」ではなく、正しくは「足をすくう」
「相手のすきをついて失敗させる」ことを指す慣用句です。

例としては
「競争相手に足をすくわれた」
「過信は自分の足をすくう」
という使い方があります。

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【しごび】 からお知らせ
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【しごび】読者のIさんから次のお便りをいただいたので
ご紹介します。

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先日、ドキュメンタリー映画「六ヶ所ラプソディー」の監督
鎌仲ひとみさんのお話を聞く機会がありました。

現在、山口県上関町田ノ浦埋め立て・原発建設を記録されています。
上関町の田ノ浦を埋め立て、その上に2基の原発を建てる計画だそうです。

田ノ浦は、瀬戸内の上であり、希少なホットスポット。
もし原発ができると、排水口から海水より7度高い排水が流され続けます。
しかも塩素で消毒された水。
瀬戸内の生態系への影響が懸念されます。

長年の反対運動にも関わらず、
この9月10日に埋め立てが始まるとのことです。
田ノ浦の対岸の祝島の島民のみなさんと、瀬戸内のシーカヤック愛好家、
サーファー達が、引き続き反対の声をあげています。

祝島

経済通産大臣へ提出
山口県・上関町の原発建設計画中止を求める全国署名

祝島の島民のみなさんの声を、耳に止めていただけるとありがたいです。
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署名は9月15日が一次締め切りです。