今週は、特定の場面で使うのを避けたい言葉についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法                 < 忌み言葉に注意 >
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                         「忌み言葉」とは

 「言霊(ことだま)」という言葉があります。

 サザンオールスターズの楽曲にも
 「愛の言霊」という曲がありますね。

 万葉集には、柿本人麻呂が詠んだ歌として
 「磯城島(しきしま)の大和の国は 
  言霊の助くる国ぞ 
  真幸(まさき)くありこそ」
 があります。

 海路の無事を祈る歌で
 「日本の国は言葉の精霊が人々を助けてくれる国だから、
  私が贈るこの言葉も、きっとあなたの助けになってくれることでしょう。
  どうぞ、ご無事で」
 という意味が込められています。

 このように
 古代の日本では「言葉にも魂が宿る」と信じられていました。

 こうした背景から
 お祝いの席や悲しみの場では、
 不吉なことを連想させる言葉を
 「忌み言葉」として避ける傾向にあります。

 例えば、
 正月にお供えした鏡餅を下ろし、
 雑煮や汁粉にして食すことを
 「鏡開き」と言いますが

 これは「鏡割り」の「割り」が忌み言葉に当たるとして
 「開き」に言い換えた言葉。

 ※「鏡開き」には他の意味も
 日本では古来から
 不吉な言葉、縁起の悪い言葉を「忌み言葉」として避ける一方で
 それを言い換えることで
 少しでも幸せを呼び込もうとしていました。


 今週は、お祝いや悲しみの場面で
 使うのを避けたい「忌み言葉」と
 その言い換えを紹介していきます。



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今週は、話し言葉と書き言葉の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 話し言葉と書き言葉(5)
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丁寧すぎる話し言葉

今週は、
「書き言葉」と「話し言葉」の違いについて
取り上げてきました。

話し言葉は、書き言葉より
ラフでくだけた印象がありますが

改まった席で使う話し言葉は
かしこまった丁寧な
もの言いになることもあります。

例えば
「続きまして」
「したがいまして」
といった接続詞

「皆さまにおかれましては」
「~と考えております」
「~の中にありまして」

といった大げさな言い回し
などです。

「~する」を丁寧に言うと
「~します」になりますが

書き言葉にそれを流用すると
文が冗長になるばかり。

下記のように
「ます」「まして」は取り
スッキリさせる方が
読みやすいです。

続きまして   → 続いて
したがいまして → したがって

皆さまにおかれましては → 皆さまは
~と考えております → ~と考えています
~の中にありまして → ~の中にあり、
~の中にあります。しかし、

言いやすい言葉や
耳に入ってきた言葉を
そのまま文字にするのではなく

一度、書き言葉として整え
読みやすい言葉に変換する作業が
必要ではないでしょうか。

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今週は、話し言葉と書き言葉の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 話し言葉と書き言葉(4)
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語尾だけの同意

今週は、
「書き言葉」と「話し言葉」の違いについてです。

気になる言葉として
これまでにも何度か取り上げてきた
「なので」。

「○○なので、△△です」
のように、前文を受けて後の文につなげるときに
使われていた言葉ですが

最近では
「だから」「したがって」
と同じように、
理由を述べるときに
文頭に持ってきて、使われています。

会話で使われていたものが
書き言葉にも流用され始めている言葉と言えるでしょう。

「ですね」「ですよね」
も、会話の合いの手のような感覚で
使われ始めています。

「確かにそうですね」と
相手に同意する気持ちを
略して、語尾の「ですね」「ですよね」で
だけで伝えようとしているわけです。

「そうです、そうです」の短縮形で
「ですです」
というのも聞いたことがあります。

いずれも
会話なら、その場のノリで察しはつきますが
書き言葉にするときは省略せずに

「ごもっともです」
「おっしゃるとおりです」
「確かにそうですね」

と、意思をきちんと言葉にして
伝えましょう。

「確かに」とか
「なるほどですね」も
話し言葉で合いの手のような感覚で
使ってしまいがちな要注意ワードです。

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今週は、話し言葉と書き言葉の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 話し言葉と書き言葉(3)
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くだけた口語をきちんと書く

今週は、
「書き言葉」と「話し言葉」の違いについてです。

「置きっぱなし」のことを
略して「おきっぱ」。

同様に「やりっぱなし」のことを
「やりっぱ」
と言っているのを
耳にすることがあります。

話し言葉として定着した感のある
「置きっぱなし」「やりっぱなし」ですが
俗語とは言わないまでも
くだけた表現ではあります。

書き言葉にするときは
置きっぱなしは、「置いたまま」
やりっぱなしは、「やりかけたまま」
あるいは、「途中で」
とするといいでしょう。

ほかにも

出しっぱなし → 出したまま
放りっぱなし → 放り出したまま

なども書き換えるときに使い分けを。

ばらばらになることを
「ばらける」と言ったりします。

これもやや口語寄りのくだけた表現なので
書き言葉にするときは

「ばらばらになる」
「(少しずつ)崩れる」
ものによっては「散らばる」

をお勧めします。

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今週は、話し言葉と書き言葉の違いについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 話し言葉と書き言葉
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                            略した言葉

今週は、今一度
「書き言葉」と「話し言葉」の違いを見直し
使い分け方を確めていきましょう。

「むずい」
「はずい」
「きもい」あるいは「きしょい」。

これらは
「難しい」
「恥ずかしい」
「気持ち悪い」「気色悪い」
を略した言葉。

最近では
下衆なことを「げすい」とも。

こうした略語は
若い人の会話で使われ始め
広がっていきました。

中学校の懇談で、30歳前後の先生が生徒に
「今の成績のままだと第一希望の高校はむずいよね」
と言っているのを聞いたとき
先生まで生徒に合わせて略語を使うのか……
と驚いたことがあります。

上記に挙げた言葉は
本来の言葉を3~4語に短縮して
言いやすくしたもの。

会話で、その場のノリで使うのには
いいかもしれませんが
ビジネスメールには、そのまま使わないように注意を。

定着してしまった感のある
「うざい」は「うざったい」の略なので、
「面倒な」「鬱陶しい」と言い換えることができます。

よく使われる
「しょぼい」も口語っぽいので

書き言葉で使うときは
「さえない」「見劣りする」
と 言い換えるとよいでしょう。

略せば、簡単で言いやすいですが
書き言葉にするときは本来の
略さない言葉・使い方を知っておきましょう。

 

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今週は、話し言葉と書き言葉の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 話し言葉と書き言葉
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変わりゆく言葉、でも……

手紙や文書で使う「書き言葉」と
会話や電話で使う「話し言葉」には
違いがあります。

書き言葉が改まった感じのオフィシャルな言葉とすれば、
話し言葉は少しくだけたカジュアルな言葉として
区別してよいでしょう。

話し言葉は
実際に会ったり、声を聞いたりしながら
やりとりするため

主語を省いても
「あれ」「それ」といった曖昧な表現を使っても通じ、
分からなければ聞き返して
その場で確認することができます。

親しい間柄の相手ほど、その度合いも強まるため
「です」「ます」「ございます」とった丁寧な表現は避け
親しみを込めた口調になるものです。

メールは
伝達手段としては
手紙と電話の中間に位置する媒体。

ビジネスメールでは
手紙に近い改まった「書き言葉」を比較的よく使いますが

懇意な相手になるほど、
日常会話に近い言い回しを使うことも増えます。

さらに、
LINEやFacebookといったSNS
が普及し

メッセンジャーでのやりとりは
日常会話や仲間内のおしゃべりが
“文字化”されていると言っていいでしょう。

「書き言葉」は限りなく
「話し言葉」に近づきつつあり
区別があいまいになっているように感じます。

言葉はその時どきで変わっていくものですが
昨今、大和言葉が見直されているように
美しい言葉遣いは日本の文化でもあり
大人のたしなみとして知っておいてもよいもの。

今週は、今一度
「書き言葉」と「話し言葉」の違いを見直し
使い分け方を確めていくことにしましょう。

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