今週は、時として誤解のもとになる表現についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法          < 不確かな表現(4)>
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                       「思います・思われます」

明言を避ける場合や断定しきれない場合に使う「~と思います」「~と思
われます」。使いようによっては誤解を招きやすい表現の一つです。

▼ 憶測と誤解されないために…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

たとえば、
「修正確認の件ですが、もう間違いはないですか?」
と尋ねられた場合

「間違いはないと思います」と答えると、
単なる主観的な思い込みで「ないと思います」と返答していると
誤解される可能性があります。

実際は、十分に確認作業を行い、間違いの可能性はない
と判断したうえで「ないと思います」と表現したにもかかわらず、
です。

この場合、
「二度読み返し、別のスタッフも目を通して確認したので、
 間違いはないはずです」
と「間違いはない」根拠を伝えることで、説得力が増します。

「思います」のほかに
「思われます」は、さらに断定を避けた受け身の表現、
聞き伝えの曖昧さを感じさせる表現です。

たとえば
「社長は明日、出社すると思われます」
と書いてしまうと、出社するのかどうか曖昧で
心もとない印象を与えます。
明言できる場合は言い切る方が説得力があります。

「思います」も「思われます」も判断に迷い、決めかねている場合、
つい使ってしまいがちです。
憶測や責任回避と誤解されないためには、
どこまで対応・理解・把握ができているかを具体的に示す
とよいでしょう。

<追記> 2022.02.28
「二度読み返し、別のスタッフも目を通して確認したので、間違いはありません」
 と自信をもって言い切れる対応を心掛けたいですね。

 
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今週は、時として誤解のもとになる表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 不確かな表現(3)
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ビミョウ

「間に合うかどうかはビミョウですね」

どちらか判断しかねる場合に使われる感のある「ビミョウ」。

本来の意味は「何とも言い表しようがない状態」を表しますが、判断がつ
かないときの“逃げ”の言葉として流行している気がします。

負の状態を表すのに、難しい状況を「キビシイ」、目も当てられない状態
を「イタイ」とも。

今風の婉曲表現と言えますが、仲間内で使うくだけた表現の域を出ません。
仕事で多用するのは控えた方が無難でしょう。

▼ 数値で示して共通認識
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

流行り言葉や若者言葉でなく、一般に使われる言葉の中にもあいまいな表
現があります。たとえば、程度を表す「かなり」「十分な(に)」。

「予備はかなりあるので大丈夫でしょう」
「十分な量の見本を用意しています」

一瞬、安心感のある表現がですが、実はどこまでも主観的。人によって程
度の尺度が違うので、イメージの食い違いからトラブルになる危険性も。

メールでも話し言葉でも、数字を挙げて具体的に示すと、こうしたイメー
ジの食い違いを解消できます。

「予備は100個あるので大丈夫でしょう」
「10冊ほど見本を用意しています」

時期を表す場合も「近々」「今度」ではなく「水曜日に」「一週間後に」と
特定すると確実ですね。

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今週は、時として誤解のもとになる表現についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法          < 不確かな表現(2)
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                       「失礼があったそうで」

「失礼があり、大変申し訳ございません」
「失礼があったそうで、大変申し訳ございません」

この「そうで」がくせもの。

▼ 自分のこととして詫びる姿勢
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

自分自身のミスではなくても、その会社の一員として謝罪しなければなら
ない場面もあります。

そんなとき「失礼があったそうで…」を使ってしまうと、しょせん他人事、
悪いのは自分ではない、と責任逃れをしているように相手には伝わってし
まいます。

謝罪に言い訳は無用。相手に迷惑をかえたり、失礼があった時は、まずは
きちっとお詫びすることが先決です。
この場合、言い換えるなら「失礼がありまして…」が適切でしょう。

トラブルがあって疎遠になってしまった相手とばったり再会。あるいは再
び接点ができた時。メールや対面で声をかける際

「いつぞやは失礼しました」よりも
「○○の件ではご迷惑をおかけしました」

のほうが感じはいいです。
「いつぞや」という表現も他人事のような印象を残してしまうからです。

たったひと言が、意に反し不本意な結果を招くことがある怖さを知ってお
きましょう。

 
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今週はお客様に向けて送るメールについてです。
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   仕 事 の メ ー ル 作 法          < お客様への応対メール(2)
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                           応える時には…

「分かりました。では、明日10時にお待ちしています」

承諾を表す「分かりました」は、日常的によく使うフレーズです。
これをお客様に対してもっと丁寧に言い表すとしたら…?

▼ 言葉で礼を尽くす
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「かしこまりました」

ですね。「承知しました」「承りました」とも言い換えられます。

これらは改まった感のある丁寧な言葉だけに、書き言葉でも話し言葉でも
日常的に意識していないとすぐには出てきません。
自然にスッと使いこなせるようになるには、
相手に礼を尽くす気持ちと日々繰り返し練習あるのみ。

承諾を表すフレーズとして、メールで多く見られるのが
「了解です」「了解しました」です。

便利な言葉ゆえ、私もつい使ってしまうのですが、
お客様への応対にはいささか丁寧さに欠けるようです。

仲間内や同等の立場の人同士で使うのは違和感はありませんが、
目上の人やお客様へは避けた方がよいでしょう。

▼関連する記事はこちら


 
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今週は、適切な言い回しについて考えます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 不快にさせない言葉遣い(5)
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さわやかに断る

自分では請け負いかねる仕事を断る時、あなたはどのように断りますか?

「無理です」「いやです」「できません」

気持ちはそうでも、それをそのまま言葉に出してしまっては、相手を不快
にするだけ。率直であることとは大切ですが、相手への配慮を欠いた対応
は人間関係をこじれさせ、仕事をやりにくくします。

▼ 断る時も「次」を意識する
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

断る時は、直截的な言い方を和らげる言葉を探しましょう。

例えば「無理です」の代わりに「難しいです」と言い換えるだけでも、受
け止め方が和らぎます。

「今日中に提出の書類作成がありますので、すぐの対応は難しいですが、
明日の11時までお待ちいただければ対応可能です」
といった具合。

断りっぱなしにせず、代替案を提案しフォローする姿勢を示すことができ
れば、相手も納得し「次も頼もう」という気持ちになります。

「いやです」という感情的な対応もいただけません。「できません」の場
合と同様、対応できない理由を述べ、拒絶よりも相手の理解を求める言い
方を考えましょう。

「あいにく○○のため、対応しかねます」
「申し訳ありません。現在、○の案件を抱え、対応が難しい状況です」

断る時もさわやかに。
一度や二度断っても、また次に声をかけてもらえるよう、次の場面を想定
した気持ちの良い対応を心がけたいですね。

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今週は、適切な言い回しについて考えます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 不快にさせない言葉遣い(4)
◆─────────────────────────────────◆
お詫びの時の「が」

「申し訳ありませんが、納品が遅れます」
「すみませんが、参加できません」

相手に詫びる時に使う「申し訳ありません」や「すみません」。単独で使
うときと上記の例文のように「が」という接続助詞でつないだ場合とでは、
読む側が受ける印象が変わってきます。

▼ お詫びの言葉はつなげない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「が」でつなげてしまうと、心から詫びるというよりも、形式的でその場
しのぎに映るのです。

たかが一字のことですが、「が」でつながず、まずお詫びの言葉を述べ、
理由を添える方が真意は伝わります。例えば…

「申し訳ありません。○○のトラブルのため納品が遅れます」
「納品が遅れて申し訳ありません。本日夕方にはお手元に届くよう
手配いたします」

「すみません。残念ですが、その日は別の予定があり参加できません」
「参加できずにすみません。次回は参加したいので、またお声をかけて
くださいね」

「~が」は文中に繰り返しでてくると読みづらいものです。「~ので」
「~ため」などの接続助詞も多用を避け、一文に一回使用する程度に留
めましょう。

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