今週は、ちょっとした言い回しの工夫をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 好印象を与える表現(4)
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終わらせない対応

「知りません」「聞いてません」「分かりません」。
確かにその通りなのでしょうが、これをストレートに口に出したり、メー
ルに書いたりすると、相手はどのように思うでしょうか。

拒絶されてカチンとくるか、不愉快になる。あるいは、とりつく島がなく
困り果てる…。
いずれにせよ、「聞くんじゃなかった」と後悔することだけは確かです。

上記のように言いきってしまうと、そこで関係は終わってしまいます。
このような場合の対応の仕方としては、「知らない」「聞いてない」「分
からない」ままで終わらせず、自分から次のアクションを起こしてみるこ
とです。

例えば、知らなければ尋ねてみればよく、返答としては…

「○○について詳しく教えていただけませんか?」

聞いてなければ、確認するための時間が必要になるので

「すぐに確認いたしますので、少しお時間を頂けますか?」

自分で分からなければ、ほかにあたるために

「あいにく当方では分かりかねますので
○○へ確認し、ご返答いたします」

という返答が考えられます。

言いきって終わりにせず、相手の要望は何なのか、どこにあるのかを考え
てみましょう。自分の都合ではなく、相手の立場で対処できれな、好印象
を与えること間違いなしです。

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今週は、ちょっとした言い回しの工夫をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 好印象を与える表現(3)
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断る前に…

気乗りのしない会合への誘い。行きたくないので断りたい……そんな時
「明日の会合ですが、気が進まないのでやめときます」

と、本音を書いてしまうと、誘ってくれた相手や、同する予定の人たちか
らは大ブーイングでしょう。

「気が進まない」「そんな気分ではない」「いやだから」「嫌いだから」
といった、感情的・感覚的な返答は反感を買うだけです。

断るのであれば、相手が納得する理由が必要。
「すでに予定があり、ご一緒することがかないません」
といった無難な理由もありますが、最初から「行かない」と拒否するので
はなく、顔だけ出すという気づかいも場合によってはあっていかもしれま
せん。

「都合で早めに帰宅しなければならないのですが
皆さんにごあいさつだけしてから失礼することにします」

「次の予定があり、最後まで参加できないのですが
せっかくなので顔だけ出しに行きますね」

「皆さんより一足早めに失礼しますが
ご挨拶だけさせてください」

このように、頭から拒否せず、わずかな時間でも接点を持つ、時間を共有
する気持ちを伝えられたらいいですね。

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今週は、読者のかたから頂いた質問にお答えします。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法          < 読者からの質問(4)
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                    「無理です」では伝わらない?

バックナンバー VOL.1388 < 婉曲に伝える >で

「無理です」のいい換えについて、読者のかたからいただいた感想です。

<読者の感想>—————————————————-

「無理です」の言い換え⇒「難しいです」
とありましたが、「難しい」は「無理」と同義ではなく、
曖昧な表現で受け手によっては「無理」と捉えていただけないケースが
あります。

つまり、難しい、とお伝えしても、
お客様によっては「まだ調整中なのだな」という判断をされてしまい、
「あの時、難しいと伝えた」「いや、出来ないとは聞いてない」と
押し問答になってしまうのです。

或いは、「難しいですね」とその場でお伝えしても、
「難しいだけなんですよね、じゃ何とかなるか
もう一度調整してください。頑張って。」
等と揚げ足を取られたりも・・・。
(過去、そうしたケースが当方ではあります。いやらしいなぁ、
とは思いますが、お客様の前で、そうも言えませんし・・・)

特に企業同士での質疑応答の中では、
文書として残るのであればなおさら、
後々のトラブルを避けるために曖昧な余地を消す必要がある
と考えています。

参考にしていただければ幸いです。
読者 R.F さん
——————————————————————

確かに「難しい」という婉曲な表現だと、「難しいだけで、対応は可能な
んだな」という捉え方ができます。

直接的な表現を和らげるつもりが、R.Fさんのご指摘のように、場合によっ
ては相手に都合よくとられてしまうこともあるということですね。

私はこれまで「無理です」という意思を伝えるために「難しいです」と表
現して、相手に理解されてきたので、それが通らない場合もあるというこ
とを知り、勉強になりました。

その依頼や要求には「応じられない」「対応・対処が不可能」
という場合は「難しいです」という婉曲な表現ではなく
「いたしかねます」ときっぱり断る姿勢を示すことが必要。

できないと意思表示したうえで
「恐れ入りますが」「誠に申し訳ありませんが」
という婉曲な表現を添える文の組み立てを覚えておきましょう。

 
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広島限定情報ですが…

明日、11月27日土曜日の朝
神垣がラジオに出ます!

広島のラジオ局・RCCの番組
「週末ナチュラリスト」

10時ごろに、10分程度
電話出演の予定。

メールについてのあれこれを
語ることになっています。

地元のみなさん、聞いてくださいね~!

記事全文を読む

今週は、直接的な表現を避けた表現方法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 婉曲に伝える(3)
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「~してください」のいい換え

今週は、スマートに相手に伝えるときの言い回しについて取り上げています。

お願いごとをするとき、「~してください」とメールに書くと命令調の強
い印象を与えます。

「15時までに、返信してください」

上記の文例をもう少し婉曲に表現してみましょう。
4つのパターンを挙げてみました。

1)依頼形にする
「15時までに、ご返信をお願いします」

2)問いかける
「15時までに、ご返信いただけませんか」

1)の「お願いします」がビジネスメールでは無難な表現。
2)の問いかけるパターンは、場合によっては婉曲すぎて回りくどい印象
を与えることになるので、使い方には注意を。

3)希望を伝える
「15時までに、ご返信いただけると幸いです」

4)心情を伝える
「15時までに、ご返信いただけるとうれしいです」

3)に「幸いです」は、4)の「うれしいです」よりも改まった印象を与え
るので、ビジネスメールによく使われます。
4)の「うれしいです」はややくだけた表現なので相手を選びますが、親
しみのこもった言い回しです。

<追記>2021.04.09
2)問いかけるパターンは
「ご返信いただけませんか」のほかに
「ご返信いただけますか」もあります。

「~いただけませんか」は回りくどくなるので
自分では、この「~いただけますか」という言い回しを
使うことが多いです。

場合によっては「~してください」を使う必要もあります。
例えば、何度連絡しても対応してくれない相手には、
婉曲な言い回しより
「~してください」とはっきり伝える方が伝わります。
少なくとも私はそういう使い分けをしています。

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今週は、表現の書き換えを練習してみましょう。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法                  < 書き換えレッスン(5)
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                                                                              同じ言葉の連続

今週は、「こうすれば、もっとよくなる!」という表現をブラッシュアッ
プするポイントを紹介してきました。

(例文)

これからも契約先様および会社の信頼を裏切らないようになお一層、
期待に応えるように努力し、業務に励みたいと思っております。

上記の一文では、「信頼を裏切らないように」と「期待に応えるように」
で、一文に「ように」が続けて使われています。

同じ表現の繰り返しは稚拙な印象を与えるので、言い回しを変えたり、文
を区切ったりして“連続使用”を避けます。

(書き換え文)

これからも契約先様の信頼、会社の期待を裏切らないよう、
一層の努力をし、業務に励む所存です。

例文の「期待に応えるように」を取り、まず「ように」の重複を取り払い
ます。

次に、何の「期待に応える」かを考え、「会社の期待」という言葉を付け
加え、「契約先様の信頼」の後に続けました。そうすると文がすっきりし、
意味が通ります。

例文の最後「業務に励みたいと思っております」の「思っております」で
は決意表明としては弱いので、「業務に励む所存です」と言い切ることで
強い意志を示しました。

ちょっとした表現の違いですが、だらだらっと流れる文の意味を考え整理
すると、意志の感じられるタイトな一文に生まれ変わります。

読み返す時、声に出して読んでみましょう。文章の流れが悪いところや余
分な表現に気づきやすくなりますよ。

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【しごび】 の お す す め
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こってりより、メールはさらりと…

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

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「まぐまぐ大賞 2017」ジャンル別賞の知識・ノウハウ部門で5位に入賞しました!

気持ちよく楽しく描いて、絵を描く本能を目覚めさせる「快画塾」
広島T-SITEにて3月31日(土)開催!

2015年に編集協力した単行本「一目置かれる大和言葉の言いまわし」が文庫化

iPhone/iPad向けアプリ【 ビジネスメール文例辞典 】

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今週は、気をつけたい表記の仕方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 表記の使い分け(5)
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                           文語体の表現

世間一般に使われている「口語体」という文体に対し、
話し言葉と一線を画す、本来の文章語として使われていた「文語体」。

公文書などで使われてきた名残で、現在も使われているものが多くあります。
アクセントとして使うぶんには、文章に威厳と表情を与えるのですが
多用すると、古めかしい印象を与えます。

文語体と知らずに使っているケースもあるので
主な文語体と、口語体での書き換え例を下記に挙げます。

▼文語体の表現    ▼口語体の表現
—————–  —————–
あたかも       まるで
おおむね       だいたい、おおよそ
いかなる       どんな、どのような

~にて        ~で
~のみ        ~だけ、~ばかり
~すら        ~さえ

遠からず       そのうちに、まもなく、近いうちに
少なからず      かなり、たくさん、とても
悪しからず      よろしく

AおよびBでは     AとBでは

料理に使う調味料と一緒で、ほどよく使うことで
文章が引き立ちますので、文語体をすべて排除すべきとは思いません。

ただ、文語体の多用は、一文が回りくどくなったり、
重苦しい印象を与えます。
一文を長くしてしまう原因にもなるので、使い方には注意が必要です。

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