今週は、最近気になる言葉についてとりあげます。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気になる言葉 >
◆─────────────────────────────────◆
「募金する」
読者のかたから次の質問をいただきました。
<読者からの質問>————————————————
最近頻繁に使われている「募金」という言葉の使い方について
質問があります。
元来、「お金を募る」ということですから、
これは集める側の行為を言うのですね。
でも、日常的には、お金を寄付することを「募金する」というように
使っています。
この言い方は、やっぱり本来は間違いなのでしょうか?
(読者 M.Oさん)
——————————————————————
「募金」とは、寄付金などを募って集めること。
M.Oさんの質問にある通り、「お金を募る」行為を「募金」と言います。
募る側が「募金を行う」「募金のお願い」と使うのは、言葉の意味からも
自然なことです。
一方、募金者に協力する場合は「寄付」という言葉を使います。
「寄付」とは、公共事業や社寺などに金品を贈ること。
災害時に被災者や被災地にお金を贈る場合も「募金をする」のではなく
「寄付をする」と書くのが適切な使い方といえます。
例えば、「被災地に募金する」よりも「被災地に支援金を寄付する」
という表現が言葉の意味に即しています。
ただ、募金の呼び掛けが数多く行われている今、「寄付する」と「募金する」
の意味合いが混同されたまま使われているのが現状です。
結果的に、募金を行う機関や団体に、善意のお金が集まればよいわけで、
ここで厳密に言葉の正誤を述べるつもりはありませんが、
言葉の意味と違いは知っておいてよいと思います。
ちなみに「募金を募る」というのは意味の重複になるので、
「寄付を募る」「支援金を募る」と言い換えます。
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。
最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』
