今週はShort Versionで「書くこと」についての雑感をお送りします。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 書くこと徒然 >
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訓練の効用
▼ 口下手だから書くことに走った
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子どもの頃から本を読むのは好きでしたが、話すのは下手。教室で指され
て発表する時も蚊の鳴くような声でしかものが言えず、手を挙げることも
なかなかできませんでした。
何につけても恥ずかしさの方が先に立ち、人前で話すのが苦手。「口下手
だったから書くことに走った」と言うと、今では意外な顔をされますが、
子どもの頃から自分の思いや考えを伝えるには話すことより書くことのほ
うが私には手っ取り早い手段でした。
おしゃべりな子どもは頭の回転が早いと言いますが、まさにその通り。私
は逆で、もごもご口ごもって、うまく思いが伝わらず誤解されたり、悔し
い思いをしたこと数知れず。あがって何を言っているのか自分でも分から
なくなるのは大人になっても変わりませんでした。
▼ 書くことも実は訓練
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「書けば伝えられる」という思いだけは強かったので、プレゼンでは、し
ゃべりに自信がない分、企画書でフォローしようと思いっきり書き込んで
いました。
でも、それが逆効果だと知り、今度はシンプルな企画書にして、それをシ
ナリオにプレゼン前にリハーサル。自分でもバカみたいと思いながら、で
も、失敗するよりマシと自主トレを続けたおかげで、ここ数年、やっと人
前でも臆せず話ができるようになりました。
訓練すれば、人並みに話ができる。それは、書くことも同じ。
書くことも実は訓練です。表現のパターンやバリエーションを多く覚え、
即座に取り出せるかがプロとアマチュアの違いと言うだけで、書き続けて
いればある程度の文章は誰にでも書けます。
書くことは決して特別なことではありません。読む・書く・覚えることの
繰り返しで人に読んでもらえる文章は書けるようになります。
大切なのは、うまい文章を書くことより、伝わる文章を書くことです。