今週は、同じ意味の言葉の繰り返しについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 ‎の メ ー ル 作 法        < ありがちな重言(4)>
◆─────────────────────────────────◆
捺印を押す

今週は、うっかり使ってしまいがちな「重言」を紹介しています。

「ここに捺印を押してください」

上記の「捺印」は、押印のこと。
判を押すことを意味するので、「押す」と一緒に使うと意味が重なります。

「ここに捺印(または押印)をお願いします」
とするのが適切です。

同様に
「ここに判を押捺してください」
も意味が重なっています。

「押捺」は押印、印を押すという意味なので
「ここに判を押してください」または
「ここに押捺をお願いします」とします。

ちなみに、新聞表記では
「捺印」「押捺」は「押印」に統一されています。

「ここに押印を押してください」
「ここに判を押印してください」
も重言になるので

「ここに押印をお願いします」
「ここに判を押してください」
とします。

バックナンバーでもその他の重言を取り上げているので、
参考にしてください。

▼「刷新」の重言< ありがちな重言 > VOL.1585

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

★8冊目の著書「迷わず書けるメール術」発売中!

読んだら旅に出たくなる本「空飛ぶ野菜ソムリエ 世界の旅ごはん」刊行
神垣が企画・編集を担当しました。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

メルマガ詳細
「まぐまぐ大賞 2017」ジャンル別賞の知識・ノウハウ部門で5位に入賞しました!

THEプロフェッショナル広島

取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む

今週は、同じ意味の言葉の繰り返しについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法            < ありがちな重言(3)>
◆─────────────────────────────────◆
                           旧交を交わす

今週は、うっかり使ってしまいがちな「重言」を紹介しています。

「先日の○○会では、当時の関係者が旧交を交わしました」

上記の「旧交を交わす」ですが、
「旧交」は古くからのつきあい、交わりのことで、
「交わす」はやりとりをすること。
「旧交」と「交わす」は同じ意味を持ちます。

長い間会わなかった友人や知人と会い、懇談すること、
昔のように親しくすることは
「旧交を温める」
と言います。

長く会わずにいて、冷えていた間柄が再び顔を合わせることで
血が通って温まる、というイメージでしょうか。

「車の車間距離」も「旧交を交わす」と同様の重言です。

「車間距離」が車と車の間の距離を指すので
その前に「車の」は不要です。

このような重言について、過去の記事でも取り上げているので
参考にしてください。

▼「継続を続ける」< 気になる表現 >VOL.2225

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

2015年に編集協力した単行本
「一目置かれる大和言葉の言いまわし」が文庫で登場。

手に取りやすいハンディサイズです。

—————————————-
★『一目置かれる大和言葉の言いまわし』★
(宝島SUGOI文庫)
—————————————-

ぜひ、1冊お手元に。

◇─────────────────────────────────◇
あ と が き
◇─────────────────────────────────◇

2月20日に
大人のたしなみ「大和言葉で書く一筆箋」お試し講座
を開講しました。

会場となった書道サロン・優書会の教室はマックスの定員。

今回の講座では
「日常使いの大和言葉」を書いて身につけることを
目標としています。

一筆箋は、手紙ほどあらたまらず、はがきに近い手軽さで
メモ書きより丁寧な印象与えるツール。

ささやかな気持ちを添えて渡すのにちょうどよいので
それを手書きで美しく書けたらいいな
という思いから企画しました。

講座前半は神垣の大和言葉の紹介と解説、
後半は優書会・松田さんによる書き方のポイントレクチャー
という2部構成。

後半、わたしもお手本を見ながら文例を書いたのですが
自分の手に馴染む万年筆で一筆箋にメッセージを書くのって
カ・イ・カ・ン。

字は下手でも、心地いい。

長年の自分の字のクセ、書き方のクセも分かり
それを正すため何度も練習するのって
小学生の頃に戻ったみたいで
なんだか楽しいです。

松田さんから書き方の指導を受け、
自分の字が「ビフォア&アフター」で変わっていく様子を
ぜひ、体験してください。

————————————————-
大人のたしなみ「大和言葉で書く一筆箋」講座
————————————————-

昨日は「お試し講座」で駆け足に終わった感がありますが、
3月から始まる本講座ではじっくり腰を据えて
「書けるいい女」を養成していきますよ~。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

2005年創刊! ビジネスメールを書くときに役立つ無料メールマガジン配信中
「まぐまぐ大賞 2017」ジャンル別賞の知識・ノウハウ部門で5位に入賞しました!

2015年に編集協力した単行本「一目置かれる大和言葉の言いまわし」が文庫化

THEプロフェッショナル広島

取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む

今週は、同じ意味の言葉の繰り返しについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法            < ありがちな重言(2)>
◆─────────────────────────────────◆
                            伝言を伝える

今週は、うっかり使ってしまいがちな「重言」を紹介しています。

「ご不在でしたら、伝言をお伝えいただけますか」

上記の「伝言を伝える」。
伝言は、人を介して相手に用件を伝えること。
伝言の「伝」と「伝える」が重複していますが、
話し言葉ではうっかり使いがちです。

「ご不在でしたら、伝言をお願いできますか」
または
「ご不在でしたら、○○とお伝えいただけますか」
と伝えたい用件を簡単に伝えます。

書けば重言と気がつくのに、話し言葉でつい使ってしまう重言がほかにも
あります。バックナンバーで取り上げているので、参考にしてください。

 ▼【仕事のメール心得帖】「受給を受ける」< 重言注意!(5)>VOL.2309

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

紙の書籍でも電子書籍でもご購入いただけます。

「こんな時、どう書いたらいい?」と迷ったら……
—————————————–
★『メールは1分で返しなさい』★
—————————————–
Kindle版
楽天kobo版
—————————————–

ぜひ、ご利用ください。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

2005年創刊! ビジネスメールを書くときに役立つ無料メールマガジン配信中
「まぐまぐ大賞 2017」ジャンル別賞の知識・ノウハウ部門で5位に入賞しました!

2015年に編集協力した単行本「一目置かれる大和言葉の言いまわし」が文庫化

THEプロフェッショナル広島

取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む

今週は、同じ意味の言葉の繰り返しについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事  の メ ー ル 作 法              < ありがちな重言 >
◆─────────────────────────────────◆
                            重言あるある

意味が重なる言葉を気づかずに使っていることがあります。

例えば「今現在」。

「今現在の当社の課題は・・・」と言ってしまっていませんか?

「今」と「現在」は同じ意味なので、
「今の当社の課題は・・・」
「現在の当社の課題は・・・」
と分けて使います。

「良い返事を期待して待っています」という文も
「期待」という言葉の中に「待つ」が含まれているので

「良い返事を期待しています」または
「良い返事を待っています」
とします。

話し言葉では気づきにくいのですが、書き言葉にすると、文字を見て
“意味の重複”にふと気づきます。
逆に、文字を見て意味の重複に気づけば、話し言葉でも気をつけるように
なります。

今週はこのように、うっかり使ってしまいがちな「重言あるある」を紹介
していきます。

メルマガ詳細
◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

満席になりましたので、申し込みを締め切りました。

————————————————–
大人のたしなみ「大和言葉で書く一筆箋」
お 試 し 講 座 
————————————————–

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

2005年創刊! ビジネスメールを書くときに役立つ無料メールマガジン配信中
「まぐまぐ大賞 2017」ジャンル別賞の知識・ノウハウ部門で5位に入賞しました!

2015年に編集協力した単行本「一目置かれる大和言葉の言いまわし」が文庫化
メルマガ詳細

iTHEプロフェッショナル広島

取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む

今週は、言い間違いや書き間違いをしやすい言葉を紹介します。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法           < 間違えやすい言葉(3)>
◆─────────────────────────────────◆
                   「ありあまる」と「あまりある」

今週は、言い間違いや書き間違いをしやすい言葉を取り上げています。

———-
ありあまる
———-
———-
あまりある
———-
よく似た2語ですが、使い分けはできていますか?

新聞の統一表記では
「有り余る」「余りある」
と書きます。

余るほど、たくさんあることが「有り余る」。
対して、十分にし尽くせないのが「余りある」です。

「有り余る」の文例は
———————————————————-
彼はリーダに抜擢されて、やる気が有り余っているのでしょう。
———————————————————-

「余りある」の文例は
————————————————
社長がどれだけ苦労されたか、察するに余りあります。
————————————————

「余りある」は上記のように
「察するに余りある」=推察の限界を超えている
「想像するに余りある」=想像しよとしてもできない

のように「察するに」「想像に」とセットで覚えておくと、「有り余る」
と区別しやすいでしょう。

 

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

まぐまぐニュースに過去のメルマガ記事が紹介されました。

「大和言葉」をベースに、
仕事に使える気の利いた言い回しを紹介しています。

★8冊目の著書「迷わず書けるメール術」発売中!

読んだら旅に出たくなる本「空飛ぶ野菜ソムリエ 世界の旅ごはん」刊行
神垣が企画・編集を担当しました。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む
今週は、言い間違いや書き間違いをしやすい言葉を紹介します。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法 < 間違いやすい言葉 >
◆─────────────────────────────────◆
                  「さまざまありがとうございます」

 メールのやり取りの結びの文に
 ————————————————————
 さまざまありがとうございます。またよろしくお願いいたします。
 ————————————————————
 とあり、違和感を覚えました。

 相手は、一つの事柄だけでなく、その他のさまざまな事柄も含めたお礼を
 言いたかったのだと想像できます。しかし、「さまざまありがとうござい
 ます」では文として収まりが悪いと感じました。

 代わりに「いろいろとありがとうございます」とすれば、しっくりきます。

 言葉の意味としては「さまざま」も「いろいろ」も違いはないように思え
 ますが、意味の違いを調べてみると……

 日常的な些末なことをひとまとめに指すときに用いるのが「いろいろ」。
 単に種類の多さだけでなく、一つ一つが異なっていることを示す場合は
 「ざまざま」という違いがあるようです。

 会話でも文章でもよく使うのが「いろいろ」ですが、「さまざま」はどちら
 かというと文章で使う頻度が高い言葉です。

 上記の文のように「ありがとうございます」や「お世話になりました」と
 伝える場合は
 「いろいろとありがとうございます」
 「いろいろお世話になりました」
 と「いろいろ」を使うほうがしっくりきます。

 「いろいろ」のほかに、私がよく使うのは「もろもろ」です。

 ———————————————-
 もろもろご対応いただき、ありがとうございます。
 ———————————————-
 のように使うほか、「ご対応いただき」を省略して「もろもろありがとう
 ございます」とすることもあります。

 今週は、このように言い間違いや書き間違いをしやすい言葉を取り上げて
 いきたいと思います。

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
 【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

  感謝の気持ちはより際立ち、
  拒否や抗議は角が立たない……

 そんな言葉を集めた一冊です。

 神垣の新刊
 ———————————-
 ★『仕事で差がつく言葉の選び方』★
  —————————–
    
 ぜひ、1冊お手元に。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

「まぐまぐ大賞 2017」ジャンル別賞の知識・ノウハウ部門で5位に入賞しました!

メルマガ詳細

2015年に編集協力した単行本「一目置かれる大和言葉の言いまわし」が文庫化

THEプロフェッショナル広島

取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む