今週は、要点がひと目でわかる簡潔なメールの書き方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 簡潔に書く(4)
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                         気遣いはほどほどに

 相手への気遣いが、却って文章を長くしていることがあります。
 例を挙げてみてみましょう。

(例文)————————————————–

  ずいぶん先のことだと思っていた○○会の例会が
  近づいてまいりました。

  梅雨入りで足元が悪い中ではありますが、
  どうぞよろしくお願いいたします!

  明日、レジュメなど、当方で印刷してお持ちするもの、
  他に用意するものがございましたら、
  どうぞお知らせくださいませ。

  実は、いちばん△△さんのお話を伺いたいのは
  私自身でもあり、明日がとても楽しみです!
  どうぞよろしくお願いいたします。

 ———————————————————

 上記の例文は、相手への気遣いに満ちた文章です。
 このメールを読んで、嫌な気分になる人はいないでしょう。

 ただ、この調子で、文章を続けていくと
 ちょっとした確認や
 事前の連絡で送信するつもりのメールが
 10行、20行と結構なボリュームになってしまう恐れがあります。

 送る側、受け取る側の親密度にもよりますが
 すべての文に気遣いをちりばめるより
 伝達すべき内容を簡潔にまとめ

 メールの冒頭や最後に
 相手を思いやる一文を添える方が
 効果的です。

 例えばこんな感じ。

(例文)————————————————–

  いよいよ、○○会の例会が近づいてまいりました。
  明日の例会での卓話、どうぞよろしくお願いいたします!

  当日、配布の資料などございましたら、
  お知らせください。準備しておきます。

  このたびの△△さんのお話、
  タイムリーなテーマだけに興味津々です。
  楽しみにしています。

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 用件は最初の4行に凝縮し
 最後の3行に気持ちを込めています。

 このように用件は簡潔に伝え
 最後の数行に気持ちを添えると
 メール全体がキュッと引き締まります。
 

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 【しごび】 の お す す め
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