今週は、要点がひと目でわかる簡潔なメールの書き方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 簡潔に書く(5)
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                         相手の都合を考える

 簡潔なメールを書くためには
 「結論を先に述べる」と
 繰り返し述べてきました。

 最後に、事例を挙げて説明しましょう。

(例文)————————————————–

  当社では、誠実、迅速、正確に
  一週間一括管理完了業務を行っております。

  一週間に70件以上の商品注文があるため、
  発送に少々時間がかかることをご理解ください。
  本当に、ご迷惑をおかけいたします。

  さて、このたびのご注文商品の発送ですが、
  6日に全商品の梱包を行い、
  7日入金決済確認の商品から迅速に発送となります。

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 上記の例文は
 「結論があと」になってしまっている例です。

 上記の例文に欠けているのは、
 「相手が一番知りたいことは何か」という視点です。

 自社の対応の説明が先になり
 相手が最も知りたい「いつ発送されるか」の情報が
 あとまわしになっています。

 これでは、いくら「誠実、迅速、正確に」と謳っても
 相手には届きません。

 では、結論から先に書きかえてみましょう。

(例文)————————————————–

  このたびはご注文をいただき、誠にありがとうございます。
  ご注文の商品は、6日に梱包を行い、
  7日入金決済確認の商品から発送いたします。

  当社では、一週間一括管理完了業務を行っており、
  発送に少々時間がかかります。
  可能な限り迅速に対応いたしますので、
  ご理解のほど、お願い申しあげます。

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 このように、相手が知りたい「結論」から書き始めると
 「7日までに入金すればいいのだな」と
 相手に伝わります。

 結論から書くためには
 自分の都合より、相手の都合を考えることが
 最初の一歩です。

 相手にとって「何が必要な情報か?」を
 常に考える習慣を身につけましょう。

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