今週は、伝達手段の選択についてでです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < メールか、電話か(5)>
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メールも電話も、でいいんじゃない?

今週はメール、電話、その他の伝達手段について
取りあげてきました。

電話も、メールも、SNSも
伝達手段としてメリットもあれば、デメリットもあります。

電話だけ、メールだけ、SNSだけと限定せず
状況や相手に合わせ、
最も「早く」「確実」に伝達できる手段を
判断し、選ぶことが重要と考えます。

ちょうど昨日の午後
自分の携帯に電話が入りました。

先月記事を書かせてもらった相手からの
お礼の電話でした。

これまで何度か一緒に仕事をしたことがある人ですが
フットワーク軽く全国を飛び回っていて、人一倍多忙なのに
お礼は必ず直接電話が入ります。

こちらは仕事の用件かと思い
身構えるのですが、
お礼のみの電話で、通話時間は1分ほど。

メールでお礼を送信するより早く、
ダイレクトに連絡することで相手にも喜ばれることを
彼は知っているのです。

仕事のやり取りでも
通常はメール、場合によってはSNS
でも、込み入った用件やすぐに確認したいことは
電話が入ります。

メールを書く時間より、電話の方が早く処理できるからです

目的と優先順位がはっきりしているので
彼とのやり取りはロスがほとんどなく
ストレスがありません。

もう一つ
電話とメールをうまく使い分けているな
と思った事例があります。

ある化粧品会社は
会員登録や商品の注文は
ウェブ、メール、電話、ファクスでできます。

商品案内はカタログの郵便とメール。

商品発送の連絡もメール。

一度登録したら
自動的に定期購入となり
二度目の商品発送前に連絡メールが来るのですが

会員登録や注文の解約は
電話のみしか受け付けていません。

買う側にとっては
メールで解約できる方が楽なのですが
電話でのみ受け付けることで

オペレーターは解約理由を聞き取り、
3カ月間購入休止制度があることを説明。
それで解約を踏みとどまる客もいるのだと思います。

登録、注文という入り口は広く
解約という出口は狭い
しくみになっていて、

一度、登録した客の囲い込みが見事で
解約したとはいえ、
感心してしまいました。

電話、メール、SNSとも
伝達する際の「効果」を考えて使えば
デメリットもメリットに変換できるのではないでしょうか。

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