今週は、読者から寄せられた敬語についての質問に回答します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 気になる敬語(5)>
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「ご芳名」

<敬語についての質問>————————————————

日ごろから、以下の言葉が気になってます。
・ご芳名
(二重敬語だと思うのですが、もう一般化?)
・お打合せ、ご相談
(「敬意の対象」という概念があるのか不明、接頭語を入れるか迷う)

関連として、以下、会話の中でどう表現すればいいのか、悩んでます。
・相手(特に上司や初対面、目上の方)の子どものこと
⇒「山田部長の子どもさん」?(どこか「さん」がそぐわない)
⇒「山田部長のご子息」?(これが無難なのか?)
(読者 T.Mさん)
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まず、「ご芳名」についてですが、
「芳名」は、相手を敬って、その姓名をいうときに使う言葉で、お名前という
意味。したがって「芳名」の前に尊敬の「ご」を付けると二重敬語となります。

ただ、「ご芳名」として一般化してもいます。
「ご逝去」「ご令息」「ご令嬢」なども同様に二重敬語ですが、一般化してい
る言葉です。

関連する記事が国立国語研究所のWebにありましたので、参考にしてください。

▼「ご逝去」は二重敬語か? – 国立国語研究所

「お打合せ、ご相談」について
「打合せ」も「相談」も自分の行為ですが、その行為の向かう先(つまり、相
手)を敬って「お」「ご」を付けることがあります。

ただ、私は「お打合せ」は違和感があるので使いません。打ち合わせは相手と
自分の両者が共にするもので、立場としては対等と考えるからです。

「ご相談」は、客先に対して「実はご相談したいことがあります」のように使
ことはあります。
「ご」を使わず「相談がございます」「と「あります」の方に敬語を使い「ご
ざいます」としてもよいと思います。

相手の子どもの言い方について
会話で使うなら、「子どもさん」より「お子さん」が自然かもしれません。
性別が分かっていれば「息子さん」「お嬢さん」とすることもできます。

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