今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(4)>
◆─────────────────────────────────◆
「いただきます」の表記
<読者からの質問>————————————————
「~させていただきます」
という言葉ですが
「戴きます」
「頂きます」
と、どっちを使うべきか迷うときがあります。
どうかご指導頂ければ(戴ければ)幸いです。
読者 E.S 様
——————————————————————
E.Sさんの質問に対しては、表記の仕方に焦点を絞ってお答えしますね。
共同通信社『記者ハンドブック』によると「~していただく」の「いただ
く」は補助動詞となり、表記としては平仮名書きとなっています。
「~させていただく」の場合も同様に補助動詞となるので平仮名書きでよ
いと思われます。
参考までに、その他の「いただく」について触れてみましょう。
『記者ハンドブック』では下記のように表記が統一されています。
同じ「いただく」でも「もらう、のせる」を意味する場合は「頂く」。
例)賞状を頂く 雪を頂く
「悪い、よくない」を意味する「いただけない」は平仮名。
例)そういう態度はいただけないなぁ
ちなみに、ご飯を食べるときの「いただきます」も平仮名です。
「戴く」は『記者ハンドブック』では新聞漢字表にない文字とされ、新聞
上では「頂く」か「いただく」と表記されるようです。辞書では「常用漢
字表」にない表記とされています。
かといって「戴く」を使うのが間違っているというわけではなく、文章を
書く際に「頂く」と混用しなければ、使用する分には問題ないと考えます。
ビジネスメールを書くときに役立つ
最新の記事が無料で読めます。
ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから