今週は、ビジネスメールに使える大和言葉を紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                        < 大和言葉の活用
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                           「心ならずも」

人からの頼み事や誘いに応えたいけれども
事情があって、どうしても断らなければならない。

そんなときに用いるとよい大和言葉が
「心ならずも」
です。

例)せっかくお声掛けいただいたのですが、
心ならずもお断りした次第です。

相手の期待に応えられなかったときや
自分の思いに反して相手に迷惑をかけてしまったときに
「心ならずも」
のひと言を添えると
残念な気持ちを伝えることができます。

意味を同じくする言葉としては
「やむを得ず」
「やむなく」
があります。

似た言葉に
「図らずも」
がありますが、これは
思いがけず、あるいは意図せず
好結果がもたらされたようなときに用います。

例)図らずもその日にお目にかかることができました。

今週はこのように、
ビジネスメールにも使える
大和言葉の言い回しを紹介します。

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今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < メールで使える大和言葉(4)
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                            事前に伝える

今週は、ビジネスメールでも使える
大和言葉を紹介してきました。

了解しておく、心に留めておくことを
意味する大和言葉が

「含みおく」

です。

目上の相手や客先に対して
「事情を理解して、事前に了解しておいてください」と伝えるときに
「○○について、お含みおきください」
のように使います。

裏に隠れている深い意味や内容のことを
「含み」
と言いますが

かくかくしかじかの事情があることを
あらかじめ知っておいてくださいね
と相手に根回しをしておくようなときに
使う言葉が「含みおく」です。

似た言葉に
「含むところがある」
があります。

心の中でひそかに抱く考えや
恨み、怒りの気持ちがあることを指し

「何か、含むところがある物言いでした」
のように使います。

「含みおく」は事前に理解・了解しておくという意味ですが
事情や心情を察する、推察するという意味で使う言葉が
「くみ取る」です。

目上の相手や客先に対して
「どうか、事情をおくみ取りください」
のように使います。

このように
直言せず、間接的で遠回しな言い回しが多いのが
大和言葉の特長の一つ。

ビジネスのやり取りに関しては
直言、明言する方が良い場合が多いのですが

はっきりものを言い過ぎるyと角が立ち
相手との関係がぎくしゃくすることもあります。

そんなとき、大和言葉で婉曲に伝える術を知っておくと
よいのではないでしょうか。

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       今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法        < メールで使える大和言葉(2)>
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                         連続して何度も

 今週は、ビジネスメールでも使える
 大和言葉をご紹介しています。

 連続して何度もメールを送ったり
 一度電話を切った後、すぐに電話かけたりするようなときに使える
 大和言葉が

 「続けざま」

 です。物事が次から次へと起こる様子を指します。

 「何度もメールを送って、すみません」と書く代わりに
 「続けざまにメールを送ってしまい、すみません」
 のように使います

 「続けざま」に似た言葉としては

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今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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 仕 事 の メ ー ル 作 法           < メールで使える大和言葉
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                   「超」に代わる大和言葉とは?

「超スゴイ」
「超ヤバい」
「超カワイイ」
と言ったり書いたりしていますが

この「超」を
日本古来の言葉(和語)である「大和言葉」
で言い換えると
どのような表現になるでしょうか。

「とても」「非常に」という意味で使うことの多い
「超」に相当するのは

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今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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 仕 事 の メ ー ル 作 法     < 続・メールに使える大和言葉(2)
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                            目が付く言葉

今週は、ビジネスメールに使える大和言葉を
クイズ形式でご紹介する第二弾です。

▼第一弾はこちら

下記の設問の□や◇に入る言葉は何か、考えてみましょう。
(□は漢字、◇は平仮名が入ります)

—————————————————

第4問 やっと完成の◇◇が立ちました。
(やっと完成の見通しが立ちました)

—————————————————

第5問 励ましのお言葉に□□が熱くなりました。
(励ましの言葉に思わず涙がこぼれそうになりました)

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第6問 素人とは□◇◇◇◇◇◇が違いますね。
(素人とは注目するところが違う)

—————————————————

第4問の答えは
めど

目指すところ、見込み、見当を
「目途」または「目処」と書いて
「めど」と言います。

「めどが立つ」、「めどをつける」とは
物事が達成するまでの見通しを付けること。
逆に見通しが付かないことを
「めどが立たない」
と言います。
新聞表記では平仮名表記で統一されています。

第5問の答えは
目頭(めがしら)

目の、鼻に近い方の端を「目頭」と呼び
感動のあまり、今にも泣きそうになることを
「目頭が熱くなる」
と言います。

「うるうるする」と同じニュアンスの言葉ですが
ビジネスメールで使うなら「目頭が熱くなる」の方が
好ましいですね。

第6問の答えは
目のつけどころ

着眼点、注目すべきところのことを
「目のつけどころ」
と言います。

着眼点が良いこと、発想の面白さを褒めるときに
「目のつけどころが違う」
のように用います。

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今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < メールに使える大和言葉(5)
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                       感謝や喜びを伝えるとき

今週は、クイズ形式で
ビジネスメールに使える大和言葉を紹介してきました。

最終回の今回は、感謝や喜びの気持ちを伝えるときの
大和言葉をピックアップしています。

下記の設問の□や◇に入る言葉は何でしょうか。
(□は漢字、◇は平仮名が入ります)

———————————————————

第13問 いつもお□◇◇◇◇いただき、ありがとうございます。
(いつも気に留めてもらい、ありがとうございます。)

———————————————————

第14問 □◇□◇お言葉をいただき、ありがたい限りです。
自分には不相応な言葉をかけてもらい、ありがたい)

———————————————————

第15問 私には◇◇◇◇ないお言葉です。
(私には恐縮するほどありがたいお言葉です)

———————————————————

第13問の答えは
心にかけて

相手のことを心に留め、気にすることを「心にかける」と言います。
遠く離れていたり、しょっちゅう顔を合わせたりする間柄でなくても
折に触れ、優しい言葉をかけ、思いやりのある対応をしてくれる人が
いるものです。
そうしたさりげない心遣いをしてくれる相手に対して
いつもお心にかけていただき、ありがとうございます」という一文を
メールの最初や最後に添えると、日頃の感謝の気持ちが伝わります。

第14問の答えは
身に余る

「身に余る」とは、自分の身分や立場を超えるほどの、という意味。
自分には不相応と思えるような褒め言葉や祝いの言葉をもらったとき、
「身に余るお言葉をいただき、恐縮するばかりです」
「身に余るお祝いの言葉をいただき、ありがたく存じます」
のように、喜びより恐れ多い気持ちが勝る心境を表すときに使う
言い回しです。

第15問の答えは
もったいない

自分には、あまりにもありがたくて恐れ多い、という感謝の意を伝える
言い回しが「もったいない」です。
地位の高い人や目上の相手から、思いもよらない称賛や評価をもらったとき
「私にはもったいない限り(のお言葉)ですが、とても励みになります」
のように使います。
先に挙げた「身に余る」同様、自分には恐れ多い、という気もちを表す
と同時に、喜びやうれしさもわずかに感じられる言葉です。

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