今週は、メールを書くときに気に留めたい5つのCについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < メールの5C(5)>
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Courteously

メールを書くときに心がけたい「5つのC」。
五つ目のCは「Courteously」。「丁重に書く」ことです。

▼ 書き方で相手の行動は変わる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
丁重とは「(扱いなどが)心がこもっていて礼儀正しく手厚い」様を意味
します。丁重の反対は「ぞんざい」。

メールは相手の表情が見えず文字だけで感情を読み取るので、会話よりも
温かみが伝わりにくいツールです。

自分では普通に用件だけ書いたつもりでも言葉が足りないと「素っ気ない」
「ぶっきらぼう」「冷たい」印象を相手に与えてしまうことも。場合によっ
ては相手を傷つけてしまうことだってあります。

大げさにする必要はありませんが、相手には礼を尽くし、気持ちよくやり
とりできる表現を心がけたいものです。

「その会合には行けません」という単刀直入な書き方より
「残念(せっかく)ですが、その会合には行けません」とひと言添える
だけで表現がやわらかくなります。

「先方の確認が終わるまで進めないでください」という書き方もありますが
「先方の確認が終わってから進めてください」とも表せます。

禁止や否定的な表現は、相手の反感をかいやすく行動を制限しがですが、
肯定的な表現に言い換えると、共感・理解を生み相手から受け入れられや
すくなります。

書き方一つで相手の行動さえ変えてしまうのが言葉。
メールを送る相手にも敬意を払い、思いやりのある言葉を伝えていきたい
ですね。

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今週は、メールを書くときに気に留めたい5つのCについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < メールの5C(4)
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Concretely

メールを書くときに心がけたい「5つのC」。
四つ目のCは「Concretely」。「具体的に書く」ことです。

▼ 数値や固有名詞で表す
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

あいまい、あやふやな表現は誤解を招きやすくトラブルのもと。
思い違い、取り違いを避けるためにも、伝えたいことを具体的に表現する
習慣をつけたいものです。

できるだけ数値化して表すようにすると具体性が増します。
たとえば、月日や時間はいつか、数量がどのくらいか、値段がいくらか。
数値に置きかえて表すようにするといいですね。

「来月の初め」は「12月1日に」
「午後には戻ります」は「14時半に戻ります」
「多数の申込がありました」は「一日に15件申込がありました」
「かなりお得です」は「500円もお得です」
といった具合です。

人を指すような場合は「皆さんによろしくお伝えください」でも意味は通
じますが「山田さんや川本さんにもよろしくお伝えください」と特定の人
物名を挙げると印象が変わります。

「うちの女の子に渡してください」より「総務の平岡に渡してください」
と伝える方がはっきりします。

数値や固有名詞を使い、具体的にイメージできる表記の仕方を工夫しましょ
う。

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今週は、メールを書くときに気に留めたい5つのCについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < メールの5C(3)
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Correctly

メールを書くときに心がけたい「5つのC」。
三つ目のCは「Correctly」。「正しく書く」ことです。

▼ 確認作業と読み返し
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
正確に書くためには、確認をしてから書く習慣をつけることです。

「多分」「おそらく」「~らしい」という根拠のない予測や、噂や人が言っ
ていたことのまた聞きなどの不確かな情報を書いてしまうのは混乱のもと。

少しでも相手が知るきっかけになればと、うろ覚えの内容や自分の憶測で
書くのもいただけません。確かめもせずそういう情報を流してしまうと、
相手が確認を強いられ、余計な時間を使うことにもなりかねないからです。

表現的な間違いは、文章を書いたあと読み返すことである程度解消できま
す。

名前や社名など固有名詞の書き誤り、打ち間違いや変換ミスがないか、送
信する前に一読して確認を。

パソコンを使い慣れると、辞書で確認するという行為が激減します。
ですが、これを怠ると文章の上達はなく、日本語力は確実に低下してしま
うので要注意です。

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今週は、メールを書くときに気に留めたい5つのCについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < メールの5C(2)
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Concisely

メールを書くときに心がけたい「5つのC」。
ふたつ目のCは「Concisely」。「簡潔に書く」ことです。

▼ 自分の中で用件が整理できているか
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

下へ下へとスクロールしないと最後まで読めない長文メール。

特別な場合を除いて、通常のメールのやりとりでは、メールを開いて画面
をスクロールせずにさっと読める程度の文字量が適切ではないでしょうか。
せいぜいワンスクロール程度で済む文字量にまとめたいものです。

用件を簡潔にまとめて書くこともビジネスメールに必要な条件。書く本人
が要点がまとめきれていないと文章が長くなりがちです。最初に必要な要
件を書き出してみるのも一つ。箇条書きにするのもいいでしょう。

文章が長くなりそうな場合は、件名に(長文です)と添えたり、メールの
書き出しでその旨伝えるといいですね。読む側がすぐ読むかあとにするか
判断するきっかけになります。

文章を読点でだらだらとつなげず、句点で程よく切ることを意識して書く
ようにするとリズムのある読みやすい文章になります。

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Clearly

メールを書くときに心がけたい「5つのC」。
そのひとつ目のCは「Clearly」。「明確に書く」ことです。

▼ 読むのに時間がかかるメールはNG
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ビジネスシーンでは、一読しただけでスッと理解できる明快・明確な文章
が好まれます。

まわりくどい表現、あっちこっち話が飛ぶ内容、余談が多く核心がわから
ないメールは敬遠されます。何度も読み返さないと意味が理解できないメ
ールも困りもの。理解に時間がかかるうえに、誤解も生じやすいです。

気取ったり、知ったかぶる必要もありません。語りすぎ、省略しすぎも読
み手に負担をかけ、遠慮のしすぎ、気の回しすぎは読む側を疲れさせます。

まずは、件名で「何について」のメールか伝え、メールの本文で詳細を。
最後に確認・念押ししてて完了です。

表現に凝ったり専門用語を多用せず、誰が読んでも理解できる目指しま
しょう。

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 仕 事 の メ ー ル 作 法          < 不確かな表現(4)>
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                       「思います・思われます」

明言を避ける場合や断定しきれない場合に使う「~と思います」「~と思
われます」。使いようによっては誤解を招きやすい表現の一つです。

▼ 憶測と誤解されないために…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

たとえば、
「修正確認の件ですが、もう間違いはないですか?」
と尋ねられた場合

「間違いはないと思います」と答えると、
単なる主観的な思い込みで「ないと思います」と返答していると
誤解される可能性があります。

実際は、十分に確認作業を行い、間違いの可能性はない
と判断したうえで「ないと思います」と表現したにもかかわらず、
です。

この場合、
「二度読み返し、別のスタッフも目を通して確認したので、
 間違いはないはずです」
と「間違いはない」根拠を伝えることで、説得力が増します。

「思います」のほかに
「思われます」は、さらに断定を避けた受け身の表現、
聞き伝えの曖昧さを感じさせる表現です。

たとえば
「社長は明日、出社すると思われます」
と書いてしまうと、出社するのかどうか曖昧で
心もとない印象を与えます。
明言できる場合は言い切る方が説得力があります。

「思います」も「思われます」も判断に迷い、決めかねている場合、
つい使ってしまいがちです。
憶測や責任回避と誤解されないためには、
どこまで対応・理解・把握ができているかを具体的に示す
とよいでしょう。

<追記> 2022.02.28
「二度読み返し、別のスタッフも目を通して確認したので、間違いはありません」
 と自信をもって言い切れる対応を心掛けたいですね。

 
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