今週は、間違いやすい漢字表記についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 漢字の使い分け
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おさえる・おす

パソコンの自動変換に頼っていると、つい見逃してしまう漢字の間違い。
これまでも何度か紹介してきましたが、
今週は改めて、同じ読みでも表記によって意味合いが異なる漢字について
取り上げます。

▼押さえる・抑える

押さえる=物理的におさえる、確保すること
「会場を押さえました」
「要点を押さえて説明する」
「目頭を押さえる」

抑える=抑制する、くいとめる、こらえること
「このプランであれば、制作費を抑えることができます」
「抑えが利かない状態」
「涙を抑えて答える」

▼押す・推す

押す=力を加える、引くの対語
「自分が苦手なことを人に押し付けるなんて」
「病気を押して出席」
「自分の意見を押し通す」

推す=推薦、推測、推進すること
「次期会長には彼を推すつもりだ」
「相手の気持ちを推し量る」
「事業を推し進める」

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今週は、メーリングリストについて取り上げます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < MLの留意点(5)
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                       読む側・送る側の注意

 やりとりが活発なメーリングリスト(ML)に参加すると
 とびかう大量のメールについていけない
 という声も耳にします。

 読みこなす秘訣は
 「ためない」ことに尽きると思います。

 後でまとめて読むより
 1日に1回以上、読む時間をとって対応するほうが
 「読めない」メールもストレスもため込まずに済みます。

 初歩的なことですが
 メールソフトの振り分け機能を使って
 ML専用のフォルダに振り分けるようにしておくだけでも
 手間や煩わしさから解放されます。

 ▼ 不要なメールを送らない努力を
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 一方、送る側の注意としては

 ・返信先の確認
  MLのメールに返信すれば、当然ながらMLに届きます。
  特定の相手に返信したつもりでも、ML参加者全員の目に触れる
  ことを忘れずに。
  個別にメールするときは、相手のアドレスに直接メールします。
  この区別を明確にしておきましょう。

 ・誤送信
  手元がすべって、返信ボタンを押してしまったり
  書いている途中のメールを送信してしまう
  という間違いは誰にもあります。
  誤送信をしたときは慌てず騒がず、
  しかし、確実に訂正メールを追って送信しましょう。
  参加人数が多いMLでは誤送信の数も人数に比例するので
  一人ひとりが誤送信をしないよう気を配りたいものです。

 ・全員が読むことを意識する
  MLは参加者同士で情報を共有したり、意見交換を楽しむ場です。
   露骨な商行為
   十分な下調べのない安易な質問
   読み手を不快にする感情的な内容 など、
  「人の迷惑」になるような投稿は避けたいもの。
  参加者全員が気持ちよくやり取りできる場を作りましょう。

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今週は、メーリングリストについて取り上げます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < MLの留意点(4)
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                           流れを読む

 メーリングリスト(ML)では、誰しも
 自分の投稿を読んでほしい
 反応がほしい
 と少なからず思っているもの。

 それには
 しっかりした意見や主張をし
 投稿の中身の充実を図ることと同じくらい

 MLの流れを読み、タイミングを見極めて
 投稿することも見逃せないポイントです。

 あるテーマや話題で盛り上がっているときに
 そこから離れた別の話題を突然投稿しても
 参加者の関心を集めることはできません。

 活発な意見交換や感想を述べ合う
 という参加者の投稿が相次ぐ状況も
 必ずピークがあり、それを超えると
 波が引くように沈静化していきます。

 ぜひ、読んでほしいという
 提案や主張があるときは、
 参加者の意識や興味が一段落した
 “凪(なぎ)”の時を見計らって
 投稿すると、さっと注目が集まります。

 ▼ 反応が薄くても落ち込まない
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 逆に、自分が力を入れて書いた投稿の反応が
 思うようになかった場合も
 必要以上に落ち込まないことです。

 別の話題に参加者の関心が集まっていて
 反応しにくい状況だったというだけのこと。

 めげずに、凪の時に再度、投稿したり
 自分から「○○について意見交換したい!」と
 きっかけを作ることで
 新たな流れをMLに作ることができます。

 投稿の反応が薄いのは
 タイミングの問題であって
 投稿者自身が否定されたわけではないのですから。
 

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 【しごび】 の お す す め
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今週は、メーリングリストについて取り上げます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < MLの留意点(3)
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                        効果的な自己紹介

 目的意識を持った人たちのメーリングリスト(ML)では
 最初に自己紹介をすることがあります。

 参加メンバーが多いほど
 ありきたりのことを書いていたのでは
 自分を印象づけることができません。

 かといって、
 長文の自己紹介文になると

 最初は興味を持って読むものの
 読み終える頃には「お腹いっぱい」な気分になってしまい
 却って印象が薄らいでしまうことも…。

 文字だけが頼りのMLでは
 長文の自己紹介が相次ぐと
 読む側の集中力も低下しがちです。

 参加メンバーがMLで一斉に自己紹介を始めるような場合
 タイミングやメールのボリュームに配慮し、

 ・昼前後や夕方から夜にかけて、といった
  投稿ラッシュが続く時間帯を避ける。

 ・メールを開いた時、画面を下までスクロールせず
  読める程度の文字量に抑える。

 といった工夫をするだけでも
 目に留まりやすくなります。

 ▼ 短文でアピールする工夫
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 思いや意見を書きつづることも大切ですが
 成果や実績を数字で表すだけで
 その人を具体的にイメージしやすくします。

 長々と書いた経歴より
 ウイットの効いた一文が
 人となりを効果的に伝えることも。

 「自分のことを知ってほしい!」という気持ちが強いほど
 自己紹介文にも熱が入り、長文になりがちですが、

 限られた範囲で、最もアピールしたいことに
 内容を絞り込んで書くことは

 自分を客観的にとらえ、
 良い点、悪い点とも端的に表現する
 格好の訓練になります。

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 【しごび】 の お す す め
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今週は、メーリングリストについて取り上げます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < MLの留意点(2)
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                           件名の工夫

 数年ぶりに、数十名からの投稿が行きかうメーリングリスト(ML)に
 参加したことを機に、ML利用の気づきを今週のテーマにしています。

 1日に20~30もの投稿がある活発なMLでは
 件名も工夫しないと、すぐに他の投稿に埋もれてしまいます。

 本文の内容がダイレクトに分かる件名にするのは
 基本中の基本ですが、
 それ以外にもプラスアルファの工夫として…

・継続するテーマや案件については通し番号を付ける
  例) 懇親会 会場候補の件-01
    (MLによっては、自動的に通し番号がつくものもある)

・提案や投げかけたテーマには件名にも名前を添える
  例) ○○の経験者にお尋ねします(佐藤太郎)

・特定の投稿への返信に名前を添える
  例 )山本様の問い合わせについて ←佐藤

 などがあります。

 ▼ 返信時の件名を短くするには…
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 MLの件名には冒頭に[XXX-ML]のような
 同一のML名が自動的に入ります。

 人の投稿に返信する際、
 Re: [XXX-ML]
 または
 [XXX-ML] Re:
 のように件名にML名が自動的に含まれるので

 それを削除してから返信すると、
 件名が返信のたびに長くなるのを
 防ぐことができます。

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 【しごび】 の お す す め
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 9月、NYで日本の前掛け旋風がっ!

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    日本の仕事着「前掛け」展示会 in NY
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 独自の製法と個性的なデザインが人気の
 職人前掛け専門店・Anythingが今年もNYでやってくれます!

 ニューヨーク紀伊国屋本店にて
 昨年に引き続き、
 Japanese Traditional Work Apron = 職人前掛け
 を世に問うイベントを開催。

 日本人ですら知らなかった
 前掛けの歴史と製造方法を展示紹介するとともに

 9月4日、5日の土日の2日間は
 愛知県は豊橋の前掛け職人さんの生トークと、
 前掛けづくりの実演も行います。

 9月にNYを訪れるかたは
 ぜひ、ニューヨーク紀伊国屋本店に
 足を運んでみてください!

 ★国内では「前掛け男前グランプリ」というイベントも!
  前掛けから、も~目が離せんっっ。
 

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今週は、メーリングリストについて取り上げます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < MLの留意点
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                         送信者名の設定

 数年ぶりにメーリングリスト(ML)に参加しています。
 グループでメールマガジンを配信していた時以来ですから
 かれこれ9年、MLから遠ざかっていたのですが
 今、参加者数十名の大所帯のMLに参加中。

 久々にMLに参加してみて気づいたことを
 今週は取りあげていきたいと思います。

 メーリングリスト(ML)については
 バックナンバーでも基本的なことを述べていますので
 ご参照ください。

 ▼ ML参加前に送信者名の設定を確認
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 MLに参加するする際、
 個人名の公開が前提、あるいは可能な場合
 送信者名は漢字表記の方が印象に残りやすいと感じます
 (この場合の漢字表記は、ひらがな・カタカナの使用を含む)。

 ML用に個人アドレスで登録しているような場合
 送信者名がローマ字表記になっているケースが多いですが

 ローマ字より漢字表記の方が記憶に残りやすく
 投稿されるたびに「あ、あの人だ!」と認識できます。

 特に参加者が多いMLで自分を印象付けたい場合は
 自己紹介を長々と書くよりも
 まずは、メールソフトの送信者名の設定を
 漢字表記のフルネームにしておく方が
 より効果的ではないでしょうか。

 逆に、誰もが参加するオープンなMLで
 敢えて個人名を出したくない場合は
 送信者名の設定にも工夫が必要でしょう。

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