今週は、気まずい状況をつくらないメール作法についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < きまりの悪いメール(2)
◆─────────────────────────────────一
名前が間違っていたら…

名前が間違っているメールを受け取った。やりとりの途中で、相手が間違
いに気づき、間違いを詫びるメールが来た。そんな時、あなたなたなら、
どう返しますか?

▼ 間違いを責めるより、受けとめる寛容さを
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

相手の思い違いで名前の表記が微妙に違う、ということもあります。まし
てや、相手が間違いに気づき、平謝り状態のときに責め立てるのも大人げ
ありません。

対処の仕方としては、例えば
「文字が似ているせいか、時々こういことがあるんですよ」
「よくあるんです。確かに似てますね」
と、相手の気まずい思いをさらりと受けとめ、逃げ道を作ってあげる寛容
さも時には必要。

困るのは、何度もやりとりしているのに相手が間違いに気づかないケース
です。

私は、メールの冒頭に「お世話になります。神垣です」「こんにちは。神
垣です」と必ず名乗るので、返信にそう書けば多くの場合、気づいてもら
えます。

それでも気づかない相手には、用件の最後に「私の名前ですが、神垣と書
きます。覚えておいていただけるとうれしいです」と訂正を(ここまで書
くケースは滅多にありませんが…)。

とはいえ、自分の名前を間違われていい気持ちのする人はいません。
「人のふりみてわがふり直せ」で、自分がメールを送信する際は宛名の
表記に細心の注意を払いましょう。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

記事全文を読む

今週は、メールでお礼を述べる際の留意点についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法        < お礼のメールを考える(5)
◆─────────────────────────────────一
                         結果報告を忘れずに

質問に答えてもらった。人を紹介してもらった。
分からないことを教えてもらった。
そういう場面でのお礼メールを出し忘れていることがありませんか?

▼ 尋ねっぱなしにしない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
質問や相談をしたい。人を紹介してほしい。教えてほしい。
急いでいる時ほど、メールで打診することは多いです。

ですが、いざ相手から返信があり、問題が解決すると、
安心してそのまま忘れてしまう……ということも。

尋ねられて回答した方は
「あれからどうなったのだろうか?」と案じているものです。

聞きっぱなしにせず、
「おかげさまで不明な点が分かりました」
「○○さんに教えていただいた方法で試してみたところ、解決しました」
と、結果報告を兼ねてお礼のメールを忘れずに。

たとえ望む結果が得られなかったとしても
「残念ながら解決には至らなかったのですが、
 ○○さんのアドバイスはとても勉強になりました」
と、相手が力添えしてくれたことへの感謝を伝えましょう。

人を紹介してもらった時も
「○○様をご紹介いただき、ありがとうございました。
 早速ご連絡したところ、快くお引き受けいただくことになりました」
というふうに、どのような結果になったかの報告を。

そんな心遣いの積み重ねが、聞きやすい、尋ねやすい関係を築いていきます。

<追記>
 聞く(尋ねる)のはタダ、と、
 自分が知りたいことだけ、いきなり聞いてきて、
 分かったら、はい、さようなら、とそれっきりな不躾な人もいます。
 スピーディで効率的かもしれませんが、
 相手との関係性を無視した対応は感心しません。

「知りたいことをすぐ聞ける」関係づくりは、
 常に感謝の気持ちを持つこととセットです。
 一朝一夕には成り立ちません。

 相手に尋ねるばかりでなく、自分も尋ねられたときは返す
「お互い様」の心構えを忘れずに。

 
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

記事全文を読む

今週は、メールでお礼を述べる際の留意点についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法                      < お礼のメールを考える(3)
◆─────────────────────────────────◆
                        断るときのメール対応

セミナーや会合への誘い、あるいは、商品や資料を薦められることは
日常的によくあります。

でも、予定があり参加できなかったり、
すでに持っていて間に合っていたりするということも……。

▼ まずは、声をかけてもらったことへお礼を
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
相手に断りのメールを送るときも、ポイントは
「ありがとうございます」。
 
色よい返事ができない場合でも、
まずは自分に声をかけてもらったことへの感謝の気もちを
伝えることが大事です。例えば……

 交流会へお誘いいただき、ありがとうございます。
 お会いしたい方もいらっしゃるのですが
 あいにく当日はすでに予定が入っており、出席できません。
 せっかくお誘いいただいたのに残念です。
 またこのような機会がありましたら、ぜひご一緒させてください。

いきなり「すでに予定があるので出席できません」と書くよりも、
まずは礼を述べてから「あいにく…」と続ける方が、
断られる方も気分を害さずに済みます。

今回はやむなく応じられなくても、
次の機会に声をかけてもらえるよう
断るときも「ありがとうございます」を忘れずに伝えましょう。

 
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

記事全文を読む

今週は、メールでお礼を述べる際の留意点についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < お礼のメールを考える(2)
◆─────────────────────────────────◆
                      「ありがとう」を重ねない

 ご連絡いただき、ありがとうございます。
 合わせて、○○の資料もご送付いただき、ありがとうございます。

こんなふうに、一度のメールで何度もお礼を述べてしまいそうになること、
ありませんか?

▼ 多用は禁物
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ありがとうございます」の言葉は連発するほど
感謝の気持ちが薄れ、儀礼的に映ります。
時には、しらじらしささえ感じることも……。

冒頭の文のように「ありがとうございます」が続く場合は

 ご連絡いただき、ありがとうございます。
 合わせて、○○の資料もご送付いただき、重ねてお礼申しあげます。

あるいは

 ご連絡いただき、ありがとうございます。
 合わせて、○○の資料もご送付いただき、大変助かります。

と、ほかの言葉に言い替え、
「ありがとうございます」を繰り返し使わないよう注意しています。

長いメールでも短いメールでも「ありがとう」の感謝の言葉は
一通のメールに一回のみ。
公私共に自分で決めているメール作法の一つです。

 
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

記事全文を読む
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

今週は、メールの書き出しについて考察します。
◆────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法    < メールの書き出し
◆────────────────────────────◆
あなたはどうしてる?

▼ 相手に合わせ、その都度考える
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メールの書き出しを私は相手に合わせて使い分けています。

●初対面の相手には…

こんにちは。神垣です。
はじめまして。ライターの神垣と申します。

●なじみのある客先など

お世話になります。神垣です。

●メルマガ読者には…

こんにちは。【仕事のメール心得帖】発行人の神垣です。
お便り、ありがとうございます。【しごび】神垣です。

ざっとこんな感じでしょうか。

初対面の相手が県外の人の場合は、「広島のライター、神垣です」「広島
の神垣です」とすることもあります。

ビジネスメールで多用される「お世話になります」。私は初対面の相手に
使うのは抵抗があるので、「このたびはお世話になります」としたり、
「こんにちは」「はじめまして」を使います。

読者に対しても初めてメールをくれたかたとなじみの読者とで、書き出し
を変えています。

数行のことではありますが、相手によってその都度考え、通りいっぺんな
書き出しにならないように工夫しています。

▼ 「ありがとうございます」を優先
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メールの書き出しは、手紙文のように拝啓や前略、時候の挨拶は不要です
が、用件に入る前の枕言葉としてちょとした挨拶が入ると感じの良いもの
です。

挨拶以外になるべく冒頭に書くように心がけているのが、感謝やお詫びの
言葉。「ご連絡ありがとうございます」「ご返信ありがとうございます」
「返信が遅れて申し訳ありません」といった具合です。

「申し訳ありません」「すみません」よりも、「ありがとうございます」
ができるだけ先に来るように注意しています。

携帯メールの場合は、用件を凝縮して伝えるので、挨拶文を省いてしまう
ことが多いですね。

今週は、目上の人、同僚、部下や後輩など、相手による言葉遣いの違い、
社内・社外における書き出しの使い分けについて考えていきましょう。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む