今週は、「サラリーマン川柳」に見るメール対応の留意点を紹介。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 「サラリーマン川柳」より(5)>
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上司・先輩よりネット?
今週は、先日発表された第31回サラリーマン川柳 ベスト100の中から、
ビジネスシーンにありがちな対応をピックアップし、紹介してきました。
サラリーマン川柳 第80位
「相談は 上司先輩 よりネット」
例えば、メール対応やメール文の書き方にしても、身近にいる職場の上司や先
輩に尋ねるより、「Yahoo!知恵袋」のようなインターネットのQ&Aサービスに
質問するというケースは少なくありません。
当メールマガジンの読者からも、「上司には聞けなくて」とか「先輩に質問で
きなくて」という質問が届きます。中には、当事者同士が話をしたほうが解決
が早いのでは? と思えるケースもあるのですが、直接、聞けない事情がある
ということなのでしょう。
第98位には、こんな句も。
「後輩が 心開くの LINEだけ」
うちの子どももそうですが、生まれたときから携帯電話やパソコンが家庭にあ
り、触れてきた“デジタル世代”は、リアルな人間関係よりインターネットを
介した人との繋がりの方が抵抗がなく、接しやすいのかもしれません。
ネット上で質問する分には、個人が特定されることもなく、どんなことでも聞
きやすいという利点はあります。
反面、質問も回答も匿名の書き込みには責任も伴わないので、根拠や証拠がな
くてもいいようにも悪いように書けてしまいます。
ネット上にあふれる情報に埋もれ、振り回され、正誤が分からない、判断に悩
むという新たな悩みも。
ネットを通じて、時間や距離、言語の壁を超えてコミュニケーションをとるこ
とが可能になりました。けれど、コミュニケーションは人と人が直接、顔を合
わせて対話するところが出発点という気もします。
職場という同じ空間にいる人同士、少しだけ対話の時間や機会を増やしても
いいのではないでしょうか。
職場を家庭に置き換えても同様のことが言えると思います。同じ食卓に向き合っ
て座る家族が無言でスマホをいじっているとしたら、それはあまりにも寂しい。
せめて同じ場を共有している者同士、対話を重ねていけたらいいなと思います。
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