今週は、敬語の残念な使い方を取りあげます
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仕 事 の メ ー ル 作 法               < 残念な敬語
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                         「ご出荷が遅れる」

あるネットショップで目にした一文。
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ご注文確認の3営業日以内の発送をこころがけておりますが、
万が一、ご出荷が遅れる場合はメールでご連絡いたします。
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「ご出荷が遅れる」の「ご」は、尊敬の「ご」。
相手の動作や行為に敬意を示すのが「尊敬語」ですから
自分の動作・行為に「尊敬語」を付けるのはNGです。

上記の一文は、「出荷する先」である注文者に敬意を示すつもりで
尊敬の「ご」を使ったものと思われます。

ですが、出荷するのは自分ですから
「ご出荷が遅れる」のように
自分の動作に「ご」を付けるのは間違いです。

この場合は、次のようなります。
——————————————————-
ご注文確認の3営業日以内の発送をこころがけておりますが、
万が一、出荷が遅れる場合はメールでご連絡いたします。
——————————————————-

今週は、このように「残念な敬語の使い方」について
取りあげていくことにします。

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今週は、疑問に感じた敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 敬語の使い方(4)
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                         「ご丁寧なご案内」

「ご丁寧なご案内をいただき、ありがとうございました」
という一文。

これは、形容動詞の「丁寧な」、名詞の「案内」にそれぞれ尊敬を表す
「ご」がついたものです。

二重敬語ではないのですが、一つのフレーズに「ご」が続くと、
くどく感じられることがあります

このように敬語の「ご」や「お」が続く場合は、
後のほうの言葉に敬語表現を用いる
のが一つの目安です。上記の一文では

「丁寧なご案内をいただき、ありがとうございました」

とするとすっきりします。

「ご親切なご回答をいただき」も間違いではありませんが
「親切な回答をいただき」ですっきり。

「ご立派なお車をお持ちですね」も同様に
「立派なお車をお持ちですね」ですっきりします。

「ご」や「お」が続いて表現がくどくなると感じたときの参考に
してください。

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