今週は、気をつけたい言い回しについてです。
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法     < 相手を不快にさせる表現(4)
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立ち入ったこと

今週は、相手を傷つけたり、不愉快にさせる表現について
取り上げています。

独身者に対して
「まだ、独身なんですか?」

離婚経験者に
「バツイチだったんですね」

新婚と聞いて
「赤ちゃんはまだなんですか?」

いずれも、相手のプライバシーに立ち入った発言。
当人にとっては「余計なお世話」な話です。

いくら懇意でも
仕事で付き合いのある相手に
立ち入ったことを書いたり聞いたりするのは
控えましょう。

それぞれに事情があり、
 他人がとやかく言うことではないうえに
 仕事には関係ないこと。

「休日はどこで、何をしているのですか?」
といった私生活のことを根掘り葉掘り問うのも
いただけません。

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今週は、知っておきたい応用表現についてです。
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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法       < 表現のバリエーション(5)
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                            婉曲な表現

直接的すぎるもの言いは、
相手がイラッときたり、カチンときたり
といらぬ摩擦を生むものです。

ビジネスメールの場合は
会話文以上に「冷たい」「ぞんざい」「高飛車」といった
印象を与えかねません。

それを緩和するために文に盛り込むとよいのが
「緩衝材になる言葉」。
一般に、クッション言葉と言われる言い回しです。

▼「お手数をかけます

文字通り、相手の手を煩わせるようなときに使う代表的な
言い回しです。

例)お手数をかけますが、再度ご確認をお願いいたします。

ほかにも下記のような使い方をします。
・「お手数ですが
・「お手数をかけて恐縮ですが
・「ご多用のところお手数をかけますが

「お手数」を別の言葉にした、次のような言い回しもあります。
・「お手を煩わせますが
・「ご面倒をかけますが
・「お手間をかけますが

上記の言い回しはいずれも
「恐れ入りますが」と言い換えることもできます。

▼「もし、よろしければ

相手の都合や意向を確かめるときに使う表現です。
いきなりお願い事を切りだすのではなく、
「もし、よろしければ」とワンクッション置くことにより、
表現が婉曲になり、相手に受け入れられやすくなります。

例)もし、よろしければ、当方で処理いたします。

「もし」を取って、「よろしければ」だけでもよいでしょう。

ほかにも次のような言い回しがあります。
・「差し支えなければ
・「ご都合がよろしければ
・「ご迷惑でなければ

相手の都合を尋ねる際、注意したいのが
「お暇なときに」「お手すきのときに」
という言い回しです。

「お暇なときで構いませんので」
「お手すきのときに」
のように相手の手間を取らぬように気遣った言い回しですが
曖昧で、読み流してしまいがちな表現でもあります。

返信や回答を要す場合は、次のように期日を示すほうが
よいでしょう。

例)恐縮ですが、4月26日(金)までにご連絡をお願いいたします。
例)急ぎませんが、できれば今月末までにご対応いただけると
  ありがたいです。

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今週は、書き誤りやすい漢字を取り上げます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法           < 間違えやすい漢字(4)
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                            「ごたぶん」

うっかり書き間違いやすい漢字を今週は取り上げています。

「ごたぶん」正しいのはどちら?
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1)ご多分にもれず

2)ご他聞にもれず
————————————–

正解は1)ご多分 です。

「ご多分」とは、多数の人の意見や行動のこと。
「ご多分にもれず」は、ほかと同様に、例外でなく という意味です。

「他聞」は、他人の耳に入ることを指し「他聞をはばかる」のように
使います。

また、「多聞」も間違いやすい言葉です。
これは、多くの物事を聞き知っている、という意味なので
字は似ていますが、意味は異なります。

正しいのはどちら?
————————————–
1)乗るか反るか

2)伸るか反るか
————————————–

2)るか反るか です。

いちかばちか、成功するか失敗するか分からないが、
とにかく運を天に任せて思いきってやってみようという意味。

「伸る」も「反る」も、のけぞるという同じ意味合いの言葉ですが
漢字で書くときは「乗る」ではなく「伸る」です。

<追記>

「伸るか反るか」は、新聞表記では
「のるかそるか」と平仮名表記で統一されています。

※参考 記者ハンドブック 第14版: 新聞用字用語集

 
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今週は、相手に対して失礼になる表現についてです。
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 仕 事 ‎ の メ ー ル 作 法                 < 失礼な表現(5)
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                       「お力になってください」

今週は、相手に失礼にならないよう
気をつけて使いたい言い回しについて
取りあげてきました。

上司や先輩の助けを借りたい、というとき
なんと書けばよいでしょう。

「部長、今回の件、私のお力になっていただけませんか

ここで使っている「お力になっていただけませんか」
あるいは「お力になってください」は
目上の相手に対する丁寧な表現に見えますが
実はNG。

この場合、「力添え」という言葉を使います。
「力添え」とは、相手に力を貸す、援助すること。

「部長、今回の件でお力添えをいただけますでしょうか」
「部長、どうかお力添え願えませんでしょうか」

と書きかえることができます。

「力になる」を使う場合は
相手に「力になってもらう」ことを頼むのではなく
相手のために自分が力を貸す、支援するときに使うのが適切です。

「私のような者でも力になれるのであれば、遠慮なくお知らせください」
「○○関係のことなら、力になりますよ」

「力になる」のほかに「力を貸す」という言い回しもあります。

 
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今週は、誘いや依頼を断るときのメールr対応についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                      < 断り上手なメール(2)
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                        相手への感謝を伝える

相手と気まずくならずに済む断り方の3つのポイントを
昨日、挙げました。
★VOL.1665  断るときのポイント

ひとつめのポイントが
「まずは依頼や誘いに対する感謝を述べる」です。

断るときには、まず「ありがとうございます」から始めます。

相手に申し訳ないという気持ちから、
つい「すみません」を使ってしまいがちですが、

自分に声をかけてくれた相手への感謝の気持ちを伝えることから始めると、
メール文全体の印象が変わってきます。

A)
「すみません。今回は参加できません」
「すみませんが、不参加です」

に対し、

B)
ありがとうございます。せっかくお声かけいただいたのに
今回は参加できそうにありません

いつもお声かけいただき、ありがとうございます。
残念ですが、今回は不参加とさせてください

A)のパターンでも返答にはなりますが
自分の都合を単に伝えるだけより

声をかけてくれた相手を気遣うひと言が
添えられていると、いやな気はしません。

同じ断りのメールでも
声をかけた側が好感を持つ「ひと言」の工夫をお忘れなく。

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今週は返信の際の留意点についてです。
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 仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法     < 返信するときの注意(3)
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                            返信の終了

 メールを返す基準として
 自分から出したメールは「一往復半」で終わらせる、と
 当メールマガジンでは述べてきました。

 つまり
 1)自分→相手 …自分から送信
 2)相手→自分 …相手からの返信
 3)自分→相手 …自分から再度送信

 これは、私がフリーランスで仕事をしていることにも関係するのですが
 自分=受注者、相手=発注者
 という立場でのやり取りです。

 もし、上記の「自分」が「発注者」である場合は
 3)の再返信までは必要なく、
 2)の相手からの返信で終わりとして十分ではないか
 と考えています。

 ▼ 相手の年齢より立場の違いを考えて対応
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 というのが、最近、次のようなケースが増えてきて気になっているからです。
 客先の担当者(=発注者)の方が私(=受注者)より若い場合に
 よくあるのが

 1)発注者→受注者
 2)受注者→発注者
 のやりとりで終わらず
 3)発注者→受注者
 の再返信で終わること。

 発注者である客先の担当者が新人さんの場合
 年齢が上の私に気を遣って丁寧に対応してくれているのだと思うのですが
 「立場」を考えると、発注者から受注者への連絡は
 2)までのやりとりで終わりとしてよいと思うのです。

 客先から自分に依頼があれば、「承知しました」と返信して終わり。
 客先から自分に資料の送付があれば、「受領しました」と返して終わり。
 自分からの返信の後、さらに客先から「よろしくお願いたします」のよう
 な再返信があると恐縮しますよね。

 自分と相手の立場の違いは、仕事やお金の流れを考えれば分かるはず。
 発注側だから偉そうにする、ということではなく、
 延々と返信合戦が続かないようにするための
 “やりとりの効率化”対策として、気に留めてみてください。

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 【しごび】 の お す す め
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