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今週は、うっかり間違いやすい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 間違いやすい言葉(4)
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いる? はいる?

「堂に入る」と書いて
「どうにいる」と読みます。
「入る」は「はいる」ではありません。

技術的に熟練していて、身についている様が
「堂に入る」。

ここでの「入る(いる)」は、
しだいに移って、ある状態に達する
または、ある状態にまで深くはいっていく
ことを指します。

「堂に入る」のほかに「いる」と読む慣用表現には
「悦に入る」→事がうまく運び、満足して喜ぶ様
「気に入る」→好みに合うこと。「お気に入り」とも
「興に入る」→興味を感じて夢中になること
などがあります。

余談ですが…
「間髪を入れず」というおなじみの慣用表現。

文字通り、間に髪の毛1本も入れる余地がないことを指し
間をおかず、すぐさま、という意味で用います。

言葉を区切るときは
「間、髪を入れず」であって
「間髪を、入れず」「間髪、入れず」のように
「間髪」と一語で表すことはありません。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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「日経ビジネスアソシエ」2010年6月15日号
特集・最新ビジネス作法

22-23ページに、メールマナーについて
取材を受けた記事が掲載されています。
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今週は、本来の言葉の意味にスポットを当ててみたいと思います。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法       < 誤りやすい慣用句(5)
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                      その他もろもろ
▼ うっかり使っている慣用句
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
気になる言葉を下記に挙げます。

■「青田刈り」
正しくは「青田買い」。卒業より前に学生の採用を決めることを指しますが、
もともとは収穫前のまだ田が青い時期に米を「買う」契約をすることから来て
います。ちなみに、作物が未成熟のうちに刈り取ってしまうことを「青刈り」
と言います。

■「小春日和」
「春」という字がつきますが、「小春」は陰暦10月の異称。11月から12月上旬
頃の穏やかな天候を指します。

■「怒り心頭に達する」
正しくは「怒り心頭に発する」。怒りの感情が心の中にあらわになる、という
意味なので、「達する」ではなく「発する」なんですね。

■「古式豊かに」
これもうっかり使っていませんか? 正しくは「古式ゆかしく」。「古式」と
は「古来のやり方」の意。「古式ゆかしく」とは、古来のやり方に懐かしさを
感じ、昔を偲ぶ様を表しています。

■「従来から、従来より」
「従来」はそれだけで「以前から今まで」を指すため、「から」「より」は不
要。同様に「古来から」「かねてから」も「から」は不要です。正しくは「古
来」「かねて」。

▼ 個人的に気になる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最後に、個人的に気になる言葉を。

■「のたまわる」
正しくは「のたまう(=おっしゃる)」。本来、「言う」の尊敬語にあたります
が、今ではちょっと冗談めかして相手の言動を指すような時に使われています。
意味そのものを取り違え、雰囲気で誤用されているケースが多く見られます。

面倒でも、今一度、辞書をひいて言葉の意味を確認してみることはとても大切。
使い慣れている言葉ほど、見直してみませんか?

※参考資料「朝日新聞の用語の手引」

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今週は、本来の言葉の意味にスポットを当ててみたいと思います。
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仕 事 ‎の メ ー ル 作 法    < 誤りやすい慣用句(2)
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                       漢字の間違い

▼ その漢字でいいですか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
突然ですが、クイズです。下記の言葉の間違いはどこでしょう?

1) 袖すり合うも多少の縁
2) 激を飛ばす
3) ぬれ手で泡
4) 歯に絹着せぬ
おまけ) フリーの客

メールでも使うことのある慣用句ですが、案外、文字の間違いに気づかないま
ま使用していませんか? 正しくは次のようになります。

1) 袖すり合うも多生の縁
2) 檄を飛ばす
3) ぬれ手で粟
4) 歯に衣着せぬ
おまけ) ふりの客

▼ 本来の意味を要チェック!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1) 袖すり合うも多生の縁
「多生」とは、仏教用語で「多くの生を経ること」。道で人と袖を触れあうよ
うなちょっとしたことでも、多生、すなわち前世からの因縁によるものだ、と
いうのが本来の意味。ちなみに「多生」は「他生」、「袖すり合うも」は「袖
振り合うも」「袖触れ合う」とも書きます。

2) を飛ばす
「檄」は檄文の檄。「自分の主張や強く訴え、広く決起や同意を促す文書」を
意味します。「激励」の「激」ではありません。

3) ぬれ手で
「濡れた手で粟をつかめば粟粒がたくさんついてくるように、骨を折らずに多
くの利益を得ること。やすやすと金もうけをすること」が本来の意味。バブル
の「泡」ではなく「粟」なんですね。ちなみに漢字の栗と間違えないように。

4) 歯に着せぬ
「きぬ」はシルクの「絹」ではなく、衣服を指す「衣」。歯にころもをまとう
ことなく「思ったとおりをずけずけと言う」意味です。

おまけ) ふりの客
本来、「ふり」とは「紹介や予約なしで来る、なじみでない客」を意味します。
似たような音のフリー(自由な)と混同しやすいですが、別物です。

今さら……という感もなきにしもあらずな常識的な慣用句をピックアップして
みました。PCで入力すれば自動変換されるので、間違うことも少ないのかもし
れませんが、言葉からくるイメージでつい思い違いをしているということも…。
気になる言葉は辞書をめくって今一度確認してみましょう。

※参考資料 共同通信社「記者ハンドブック」「デジタル大辞泉」

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【しごび】 の お 知 ら せ-1
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上記の記事がまぐまぐニュースで紹介されました。

▼【クイズ】「ぬれ手で泡」「激を飛ばす」間違いが分かりますか?

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