今週は、敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 敬語に注意(4)
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「参られますか」

間違いやすい敬語、敬語の勘違いについて今週はご紹介しています。

「広島へは新幹線で参られますか?」

上記も謙譲語の誤用の一例です。
相手に対して、自分が「来る」「行く」という行為をへりくだって表現す
るときに使う謙譲語が「参る」です。

上記の文例は、自分の行為ではなく、相手の行為なので、謙譲語の「参る」
ではなく尊敬語の「いらっしゃる」を使います。
したがって、書きかえると…

「広島へは新幹線でいらっしゃいますか(いらっしゃるのですか)?」

「社長は先週、本社へ参られました」

上記も「行く」の謙譲語「参る」の誤った使い方です。この場合も、謙譲語
「参る」ではなく尊敬語の「おいでになる」が適切な表現。

「社長は先週、本社へおいでになりました」

とします。「おいでになる」のほかに「いらしゃる」「お越しになる」も
「行く」の尊敬語です。

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今週は、敬語の使い方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 敬語に注意(3)>
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                      「いただかせていただく」

間違いやすい敬語、敬語の勘違いについて今週はご紹介しています。

「○○をお送りいただき、ありがとうございます。
 おいしくいただかせていただきました」

上記は、「食べる」の謙譲語「いただく」に、謙譲語「~させていただく」
が重ねて使われることで、過剰な敬語表現になっている例です。

頻繁に使われている「~させていただく」ですが、本来、相手から恩恵や
許可を得て何かを行う時、相手へのへりくだった気持ちを表す謙譲語が
「~させていただく」です。

この場合、「食べる」の謙譲語「いただく」が相手に対してへりくだった
表現なので、それ以上、謙譲語を添える必要はありません。

「いただきます」だけでよく、「~させていただく」は不要。したがって、
下記のように書きかえます。

「○○をお送りいただき、ありがとうございます。
 おいしくいただきました

謙譲語に「~させていただきます」を重ねて使っている例としては

「ご著書を拝見(読)させていただきました」
「私見を申し上げさせていただきます」
「4時までに参らせていただきます」

などがあります。

いずれも、謙譲語は一つでよく

「ご著書を拝見(読)しました
「私見を申し上げます
「4時までに参ります

とすれば、すっきりします。

 
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今週は、敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 敬語に注意(2)
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「拝見できます」

間違いやすい敬語、敬語の勘違いについて今週はご紹介しています。

「イベントの様子は、主催の○○様のブログでも拝見できます」

謙譲語の「拝見」を尊敬語と取り違えて使っているのが上記の文例です。

「拝見」は自分が主語で、相手に対して「見る」という行為をへりくだっ
て伝えるときの表現。

上記の文例の主語は自分ではないので、謙譲語の「拝見」を使うのは間違
っています。

この場合は、「見る」の尊敬語「ご覧になる」を使用するのが適切です。
したがって上記の文例は…

「イベントの様子は、主催の○○様のブログでもご覧になれます」

とします。

昨日取り上げた「部長が申されたように」の例と同様、謙譲語と尊敬語を
混同しないように気をつけましょう。

自分を主語にして、相手に対してへりくだった表現をするのが謙譲語。
例)「言う」の謙譲語は「申す・申し上げる」
「見る」の謙譲語は「拝見する」

相手が主語で、その行為に敬意を払う表現が尊敬語です。
例)「言う」の尊敬語は「おっしゃる」
「見る」の尊敬語は「ご覧になる」

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