今週は、?なメールの敬語事例をもとに解説します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 敬語レッスン
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社名や店名の「さん」

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広島そごうさんにも○○屋 本店さんがあるそうです。
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企業名や店名に美化語の「さん」を付ける風潮があります。
敬意を表す一環ではあるのでしょうが
上記のように「さん」が続くと、いささか滑稽。

「さん」がないからと言って
相手に失礼になるわけではなく

「さん」を付けたからと言って
相手に特別な敬意を示すわけでもありません。

相手が「○○屋」の関係者であれば
「○○屋 本店さん」
という書き方をすることもあるのでしょうが

上記の文例のように
第三者の立場で
社名、店名を挙げるのであれば

————————————————–
広島そごうにも○○屋 本店があるそうです。
————————————————–

として差し支えないと考えます。

ここでの「さん」は
「お店」の「お」や
「ごあいさつ」の「ご」のような
使い方をする美化語です。

相手に対して、少し丁寧な表現をする際に使うものなので
冒頭の文例のように多用する必要はありません。

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今週は、読みやすい文章を書くための5つのポイントを紹介。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 読みやすい文章を書くコツ(2)
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                            スリムな表現

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読みやすい文章を書くためのポイント
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2)スリムな表現
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スリムな表現とは
意味の重複やだぶつきといった
「ぜい肉」のない表現を指します。

ところが、
無意識に同じ意味を繰り返して使っているものです。例えば……

「共に共有して」 →  「共に」あるいは「共有して」のどちらか

「広島に来広して」→ 「広島に来て」あるいは「来広して」のどちらか

「鍵を施錠する」 → 「鍵をかける」あるいは「施錠する」のどちらか

「挙式を挙げる」 → 「結婚式を挙げる」または「挙式をする」のどちらか

本来の意味と重なる言葉を付け加えてしまっていることもあります。
例えば……

「海外輸出」   → 海外へ自国のものを出すことが「輸出」なので
「海外」は不要

「甘いスイーツ」 → 「甘いもの」の総称が「スイーツ」なので
「甘い」は不要

「いまだ未完成」 → 「未完成」が「未だ完成してない」ことなので
「いまだ」は不要

「将来に向けた計画」→ 事前に方法や順序などを考えることが「計画
なので、「将来に向けた」はなくてよい

こうした意味が重複した表現を
知らず知らずのうちに使っていることがあります。

読み返して、「ぜい肉」表現がないか、チェックする
習慣をつけましょう。

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今週は、気をつけたい敬語表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 敬語レッスン(4)
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更新させていただく

今週は、おかしな使い方をしている敬語の文例を挙げつつ、
正しい敬語表現について紹介しています。

「ブログを更新させていただきました

ブログを更新する際に添えられていた一文です。

ブログを運営する本人は
「このブログの記事が更新できるのも
読んでくれている、あなたたのおかげです」
という気持ちを込め、謙虚に
「~させていただく」
を使っているのだと思われます。

「~させていただく」は
・相手や第三者の許可を得て、自分が何かする
・相手や第三者のおかげで、自分が何かできる
ことに感謝の意を込めて使う「謙譲語」です。

しかし、上記の文例のケースでは
ブログを開設し、日々更新しているのは
その人自身。

確かに読む人がいなければ、ブログを更新する意味も見いだせないし
モチベーションも上がりませんが

あくまで、ブログを更新し、運営している主体は自分なのですから
「更新させていただく」
とまでへりくだる必要はないと考えます。

「ブログを更新しました

として、何ら問題はなく
「~させていただく」が使われていないからと言って
「謙虚さが足りない」と咎める人はいません。

同様に

「下記の場所へ移転させていただきます

という表現も、移転する主体は自社(自分)であり
誰かの要請や、資金を出してもらって移転するわけではないので

「下記の場所へ移転いたします

として、表現として問題はありません。

「おかげさまで」という気持ちを持つことは大切ですが
その感謝の念が
「~させていただく」という表現で代弁されるわけではありません。

相手の許可や恩恵を得て行っているわけではない行為にまで
「~させていただく」を使うのは
「どうです? 私はこんなに謙虚なんですよ」
という押し売りになりかねないことも気に留めておきましょう。

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今週は、気をつけたい敬語表現についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 敬語レッスン(2)
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                       「お会いしていただく」

今週は、おかしな使い方をしている敬語の文例を挙げつつ、
正しい敬語表現について紹介しています。

「まずは一度、当方とお会いしていただけますか?」

上記の文例で問題なのは
「お会いしていただけますか」
の箇所です。

ここでは
「お会いして」の「して」が不要で
「お会いいただけますか」
が適切です。

「会う」は自分でも相手でも行うので、敬語を混同しやすいです。
整理してみましょう。

▼自分が人に「会う」場合
主語は自分なので、謙譲語「お~する」を使い
「お会いする」

▼相手が自分に「会う」場合
主語は相手なので、尊敬語「お~いただく」を使い
「お会いいただく」

となります。

「お会いしていただけますか」は謙譲語と尊敬語を混同しています。
この場合、自分に会ってくれる相手が主語となるため、尊敬語で

「まずは一度、当方とお会いいただけますか?」

とします。

同様に、誤って「して」を使っている例として
「ご契約していただき、ありがとうございます」
「こちらにご記入してください」
「早急にご連絡していただけますか」
がありますが、

「ご契約いただき、ありがとうございます」
「こちらにご記入ください」
「早急にご連絡いただけますか」

のように「して」を外すことで尊敬語とするのが適切です。

 
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 敬語レッスン
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読者の投稿から

今週は、おかしな使い方をしている敬語の文例を挙げつつ、
正しい敬語表現について紹介します。

まずは、読者のかたからいただいた
「おかしな敬語」事例をご紹介します。

<読者のお便りから>———————————————-

先日とある家具メーカーに修理の依頼をして
その日程確認の電話を受けた時のことです。

「・・・おうかがいしていたご携帯の番号を
間違わせていただいておりまして・・・・」

ご携帯? 間違わせていただく!?

「ご自宅」とか「お電話」「ご住所」という言い方があるので
「ご携帯」もおかしくないのでしょうか?

でも「間違わせていただく」にはぶっ飛んだので、
神垣さんのネタになるかと思ってメールしてみました。
(読者 M.M さん)
——————————————————————

M.M さん
ネタ提供、ありがとうございます。

「ご携帯」も「間違わせていただく」も
行き過ぎた敬語表現もまっています。

「ご携帯の番号」の前に「おうかがいしていた」と敬語を使っているので
「携帯の番号」として差し支えありません。

客である相手に対して、丁寧な表現にするのなら
「ご携帯」ではなく、「ご」の代わりに「お客様の」とする方が
適切です。

ちなみに
「おうかがいしていた」という表現は定着した二重敬語の一つ。

「うかがう」は「聞く」の謙譲語なので
「うかがう」に謙譲の「お~する」を添えると二重敬語になるのですが
「おうかがいする」は習慣・慣例として使われるようになり
敬語として定着したものです。

ただ、上記の文例では「うかがっていた」の方がすっきりします。

「間違わせていただく」は
自分の行為である「間違う」に謙譲の「~いただく」を使っているのですが
そこまでへりくだる必要はなく
「間違って(間違えて)おりまして」
とします。

したがって、上記の文は

「・・・うかがっていた携帯の番号を間違えておりまして・・・・」

と言い換えることができます。

「間違えて」は「誤って」としてもよいでしょう。

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今週は、言葉の本来の意味について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 本来の意味(5)
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「けりをつける」

今週は、実は知らずに使っていることの多い
言葉の本来の意味を紹介してきました。

けりをつける
けりがつく

という表現があります。

自分で物事の決着をつけるのが「けりをつける」
決着がついたことを述べるとき「けりがつく」
といいます。

「けり」とは
和歌や俳句などで、助動詞「けり」で終わるものが多いことから転じ
物事の終わり、結末、決着
を指す言葉として使われるようになりました。

ちょっと意外ですね。

簡単には解決しそうにない
込み入った事柄を解決し、終わらせるという意味合いで
使うのが
「けりをつける」「けりがつく」。

「仕事のけりをつけて、後で参加します」
「当社のチームの追い上げで試合にけりがついた」

のように
試合結果とか、日常的な流れで行う事柄が終わるときに
使うのはふさわしくありません。

仕事のけりをつけて → 仕事を終わらせて
試合にけりがついた → 勝負がついた

のように書き換えるのが適切でしょう。

「けり」は、下記のような使い方をします。

「先代から続く負の遺産にけりをつけ、新体制で臨みます」
「長らく悩まされたごみ問題にけりがついた

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