今週は、携帯メールとパソコンメールの違いについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < メールの使い分け(2)
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                           送信者は誰?

 携帯メールの場合、相手のことを「よく分かっている」「よく知っている」
 前提のもとで、やりとりをすることが多いです。

 相手は自分の名前やアドレスを登録しているから、わざわざ名前を名乗ら
 なくても大丈夫。分かってるよね? というノリ。

 ですが、近しい相手や頻繁に連絡をする必要がある相手しかアドレス帳に
 登録していない場合、突然送られてきた名前のない携帯メールには戸惑い
 ます。

 以前、ある集まりの幹事をしたとき、緊急連絡用として参加者に自分の携
 帯アドレスを知らせておきました。

 参加者の中には、同じように私にも自分のアドレスを知らせてくれる人、
 そうでない人とがバラバラで、私も全員のアドレスまでは登録していなかっ
 たため、実際に「遅れます」とか「会費の件で」という携帯メールを受け
 取った時、名前のないメールの主が誰なのか、会うまで分からなかった経
 験があります。

 パソコンメールの場合は、送信者名を見れば名前や社名が分かることが多
 く、メール本文にも署名が添えられているので、誰のメールか分からない
 ままということはあまりありません。

 けれど、携帯メールの場合、アドレスから本人を割り出すのは至難の業
 (スパム対策で呪文のようなアドレスに設定している人が多いので)。

 親しい間柄は別として、携帯メールで連絡を取り合ったり、事務的な用件
 を伝える必要がある場合は、少なくとも冒頭で自分の名前を名乗ると上記
 のような失敗は防げると思うのですが、いかがでしょう。

 署名の代わりに、携帯メールの最後に名前を記しておくのもいいですね。