今週は、読者のかたから頂いた質問にお答えします。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法          < 読者からの質問(4)
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                    「無理です」では伝わらない?

バックナンバー VOL.1388 < 婉曲に伝える >で

「無理です」のいい換えについて、読者のかたからいただいた感想です。

<読者の感想>—————————————————-

「無理です」の言い換え⇒「難しいです」
とありましたが、「難しい」は「無理」と同義ではなく、
曖昧な表現で受け手によっては「無理」と捉えていただけないケースが
あります。

つまり、難しい、とお伝えしても、
お客様によっては「まだ調整中なのだな」という判断をされてしまい、
「あの時、難しいと伝えた」「いや、出来ないとは聞いてない」と
押し問答になってしまうのです。

或いは、「難しいですね」とその場でお伝えしても、
「難しいだけなんですよね、じゃ何とかなるか
もう一度調整してください。頑張って。」
等と揚げ足を取られたりも・・・。
(過去、そうしたケースが当方ではあります。いやらしいなぁ、
とは思いますが、お客様の前で、そうも言えませんし・・・)

特に企業同士での質疑応答の中では、
文書として残るのであればなおさら、
後々のトラブルを避けるために曖昧な余地を消す必要がある
と考えています。

参考にしていただければ幸いです。
読者 R.F さん
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確かに「難しい」という婉曲な表現だと、「難しいだけで、対応は可能な
んだな」という捉え方ができます。

直接的な表現を和らげるつもりが、R.Fさんのご指摘のように、場合によっ
ては相手に都合よくとられてしまうこともあるということですね。

私はこれまで「無理です」という意思を伝えるために「難しいです」と表
現して、相手に理解されてきたので、それが通らない場合もあるというこ
とを知り、勉強になりました。

その依頼や要求には「応じられない」「対応・対処が不可能」
という場合は「難しいです」という婉曲な表現ではなく
「いたしかねます」ときっぱり断る姿勢を示すことが必要。

できないと意思表示したうえで
「恐れ入りますが」「誠に申し訳ありませんが」
という婉曲な表現を添える文の組み立てを覚えておきましょう。

 
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