今週は、直接的な表現を避けた表現方法についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < 婉曲に伝える(5)>
◆─────────────────────────────────◆
婉曲な表現の使いみち

今週は、スマートに相手に伝えるときの言い回しについて取り上げてきま
した。

「婉曲」を辞書で引くと「言いまわしが穏やかでかど立たないさま。露骨
でなく、遠まわしに言うさま」とあります。

婉曲に書こうとすると、表現が遠まわしになり、本心が伝わりにくいとい
う点は否めませんが、一方で、穏やかに表現することでやりとりを丸く収
める効果があるのもまた事実。

特に、否定したり、拒絶するような場合、そのままダイレクトに「だめです」
「嫌です」「できません」と伝えてしまうと、相手は良い印象を持ちません。

ストレートな表現は分かりやすい半面、ダイレクトに相手の感情に訴える
ので、マイナスな要素が強い内容ほど注意しないと、相手によけいな不快
感・不信感を与えてしまうのです。

「嫌いだから」というのも理由の一つではありますが、こうした感情的・
主観的な理由はビジネスの場ではあまり説得力がありません。

本音と建前は表裏一体。本音だけでもかどが立つし、建前だけでもやりに
くいですが、

本音をそのまま伝えることが正直なのではなく、建前をうまく使って本音を
伝えるのがビジネスをしていくうえでの知恵ではないでしょうか。

ものの言い方を知らないがために、トラブルになることも往々にしてあり
ます。

なぜ、できないのか、なぜ、そうするのかという理由と
それを穏やかに伝える表現力があれば、
とげとげしいやり取りを避けることができるはず。

婉曲な言い回しを効果的に使えるようになりたいですね。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む