今週は、直接的な表現を避けた表現方法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 婉曲に伝える(3)
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「~してください」のいい換え

今週は、スマートに相手に伝えるときの言い回しについて取り上げています。

お願いごとをするとき、「~してください」とメールに書くと命令調の強
い印象を与えます。

「15時までに、返信してください」

上記の文例をもう少し婉曲に表現してみましょう。
4つのパターンを挙げてみました。

1)依頼形にする
「15時までに、ご返信をお願いします」

2)問いかける
「15時までに、ご返信いただけませんか」

1)の「お願いします」がビジネスメールでは無難な表現。
2)の問いかけるパターンは、場合によっては婉曲すぎて回りくどい印象
を与えることになるので、使い方には注意を。

3)希望を伝える
「15時までに、ご返信いただけると幸いです」

4)心情を伝える
「15時までに、ご返信いただけるとうれしいです」

3)に「幸いです」は、4)の「うれしいです」よりも改まった印象を与え
るので、ビジネスメールによく使われます。
4)の「うれしいです」はややくだけた表現なので相手を選びますが、親
しみのこもった言い回しです。

<追記>2021.04.09
2)問いかけるパターンは
「ご返信いただけませんか」のほかに
「ご返信いただけますか」もあります。

「~いただけませんか」は回りくどくなるので
自分では、この「~いただけますか」という言い回しを
使うことが多いです。

場合によっては「~してください」を使う必要もあります。
例えば、何度連絡しても対応してくれない相手には、
婉曲な言い回しより
「~してください」とはっきり伝える方が伝わります。
少なくとも私はそういう使い分けをしています。

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