今週は、 気をつけたいメールの敬語の使い方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法          < うっかり敬語(5)>
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                         「了解しました」

 ビジネスメールだけでなく、
 電話や対面での対応でも
 うっかり使ってしまいがちな敬語の間違いについて
 今週は取り上げてきました。

「分かりました」という意味で用いる
「了解しました」という言い回しについては

 ・「了解しました」でも「承知しました」でも、どちらでもよい

 ・ 相手に合わせて、好きな方を使えばよい

 という見方もありますが
 改めて、言葉の違いを確認したいと思います。


 「了解しました」と「承知しました」の違いについては
 当メールマガジンでも過去に何度か取り上げてきました。

 ▼バックナンバーの一例
 「了解しました」< 敬語注意報(5)>VOL.1674
 

 上記のバックナンバーにも書いていますが
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  「了解」とは、相手の事情や伝達内容を理解して“承認”すること。
  認めるという意味合いが含まれる言葉なので
  本来は、上司が部下に了承の意を伝えるときに適した表現です。
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 したがって
 上司が部下からの連絡に返信する際、
 「○○の件、了解しました」
 のように使うほか

 自分が上司の承認を得ることを相手に伝えるときも
 「○○の件については上司の了解を得てから、ご連絡します」
 のような使い方もします。

 対して、「承知」は
 相手の事情を知ること、分かっていること。
 相手からの申し入れや頼みをききいれるときに用いる言葉です。

 「了解」「承知」それぞれの言葉の意味をたどると上記のようになるので、
 言葉の意味の違いを理解したうえで
 使い分けることをお薦めします。

 通常のやり取りで「分かりました、理解しました」という意で使うなら
 「承知しました」「承りました」
 とすればよいのですが

 目上の相手に「分かりました」と伝える場合は
 「了解しました」は避け
 「承知しました」「承りました」
 とする方が適切です。



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 【しごび】 の お 知 ら せ
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 残席2席となりました。
 あとわずかですので、お申込みはお急ぎください!

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        ビジネスメールでも使える!
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