今週は、 気をつけたいメールの敬語の使い方についてです。
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法 < うっかり敬語(4)>
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バイト敬語
ビジネスメールだけでなく、
電話や対面での対応でも
うっかり使ってしまいがちな敬語の間違いについて
今週は取り上げています。
電話の応対で、時々耳にするのが
「今、お電話してよろしかったですか?」。
俗にバイト敬語と呼ばれる間違った敬語の使い方の一つが
この「よろしかったですか」です。
今、まさに対応している電話のやり取りに
過去形の言い回しで確認するのはNG。
「よろしかったですか」ではなく
「よろしいですか」を使うのが適切です。
でも、自分が電話を受ける側なら
手が離せない場合は電話には出られないので
電話に出た時点で「対応可能」ということ。
電話してよいかを電話口で
相手に尋ねる必要はない気がします。
相手が不在なことが多かったり、
つかまりにくい状況だったりする場合に
電話していいかどうかを事前に尋ねるのであれば
電話ではなくメールで
「本日14時ごろにお電話してよろしいですか?」
と、電話する日時を明記して確認する方が
相手にとっても自分にとっても無駄がなく、確実ではないでしょうか。
バイト敬語にはほかにも
「~になります」というのもあります。
「添付の資料が見本になります」とか
「当社は、東郵便局の左隣になります」のように
使われています。
「~になる」は
「信号が青になります」「深夜は通行止めになります」のように
ものや状態が変化することを表す言葉です。
上記の文例では
添付の資料が見本に変わるわけではないので
「添付の資料が見本です」。
場所の説明の際も、建物の場所が変化するわけではないので
「当社の場所は、東郵便局の左隣です(にございます)」
とするのが適切です。
耳になじんで言いやすいし、書きやすいからとか、
人が使っているので自分も、
とバイト敬語に流されるのではなく、
社会人としてきちんとした敬語を使えるようになりたいですね。