今週は「社内でしか通用しないメール作法」についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 <社内しか通用しないメール作法(2)
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言葉遣いあれこれ

読者の皆様から投稿された「社内でしか通用しないメール作法」で
最も多かったのが「言葉遣い」についての事例や疑問でした。

<読者からの投稿-1>———————————————

弊社では、社内の人に出すメールに、挨拶として
「おつかれでしょう」と書きますが、
この挨拶って、どのくらいの地域性があるのか、
いつも疑問を持っています。
(siraganekoさん 50代 メカ設計 男性)

20代の若手社員が、上司へ「ごくろうさまです」と書き始めます。
「お疲れさまです」ではなく、「ごくろうさまです」がメール上、
社員間の文頭の挨拶として頻繁に使われるのです。
(イクラさん 30代 事務 女性)
—————————————————————–

通常、「お疲れさまです」が社内ではよく使われますが
「おつかれでしょう」というのは独特というか、新鮮ですね。
同様の使い方をしているかた、おられましたらご一報を!

一般的に目上の人には「ご苦労さまです」を使うと失礼に当たりますが
社内で慣例になっている場合は、社外宛のメールでうっかり使わないように
注意する必要がありそうです。

関連して、次のような事例をご紹介しましょう。

<読者からの投稿-2>———————————————

ある会計事務所と個人的なメールでのやり取りがあるのですが、
「再度発送お願いできますか?」や「お返事いただけますか?」が、
「再度発送してお願いできますか。」や「お返事いただけますか。」
になっています。

担当者が20才前半ということもあり、
当たり前に使っているのかもしれません。

口語ではイントネーションがあるので、クエスチョンマークは不要ですが
正式文書ではなくとも、この書き方ではぶっきらぼうに感じます。

携帯メールなら絵文字があり、
普段ならその後に笑顔マークをつけて終わるのでしょうね。

「お願いいたします。」や「お返事お待ちしております。」なら
違和感は無いと思います。
(KMさん 30代 女性 総合事務職)
—————————————————————–

学生時代から携帯での通話やメールに慣れ親しんでいると
社会人になってからも、話し言葉のノリでメールを書いてしまい
苦労するかたも多いようです。

メールは話し言葉調で書くことで、
より親しみが増す効果がありますが

ビジネスメールでは、個人 対 個人というより
会社 対 会社のやりとりになるので
自分が書くメールの印象 = 会社の印象ということになります。

頻繁に使うフレーズほど
書き言葉で丁寧な表現を意識すると、好感度がアップしますよ。

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今週は「社内でしか通用しないメール作法」についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 社内しか通用しないメール作法
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投稿の集計結果

2009年1月15日配信のVOL.971 にてご紹介した
『その会社でしか通用しないメール作法』の事例を受けて

本メルマガ読者の皆さんに「社内でしか通用しないメール作法」を
募集したところ、多数の投稿をいただきました。

今週は、その投稿内容をピックアップしてご紹介していきます。

●「社内でしか通用しないメール作法」集計結果
1:言葉遣い
2:英語の略語
2:敬称のつけ方
4:その他(メールの機能)

集計して最も多かったのが
「言葉遣い」についてでした。

社内では通例になっているけれど、客観的に見直すと違和感がある
習慣になっているが、抵抗がある
というものが多くありました。

次に同数で多かったのが
「英語の略語」と「敬称のつけ方」です。

一時期「空気を読めない」人のことを「KY」と表すのが流行しましたが
「できるだけ早く」を As soon as possibleの略で「ASAP」と表記して
メール送信する、というような英語表記の略が
会社内でも結構、使われているようですね。

「敬称のつけ方」では「殿」の扱いや、
上司に宛てるメールの敬称について
「これでいいのだろうか?」と疑問を抱いているケースが多く見られました。

その他は、開封確認やCCのい扱いなど、メールの機能について
投稿がありました。

笑えるもの、まじめなもの、いろいろでしたが
明日から、投稿の多かったものから順番に
ご紹介&解説していきます。

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今週は、相手にマイナスな印象を抱かせる返答についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                < NGな返答(4)
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                         安請け合いと逃げ

仕事の打診を受け
「はい、全然大丈夫です」
と安請け合い。詳細を知り、ハードルの高い内容に青ざめる…

このように相手に意欲を示すつもりが、仇になることがあります。
「すぐできます」「全然問題ありません」という返答も同様で
場合によっては、軽率、いい加減と相手に映ることも。

「できません」「嫌です」というネガティブな返答もNGですが
よく確認もせずに安易に「できます」と言ってしまうのも考えものです。

逆に
「私でも大丈夫でしょうか」
「経験がないので、自信がありません」
「ご迷惑をかけることになるので、遠慮しておきます」
という消極的な返答も、相手は戸惑います。

「○○については未経験ですが、△△については実績があります。
ベストを尽くして対応しますので、よろしくお願いします」

「◇◇◇の点がクリアできれば、問題なく対処できます。
ご満足いただけるよう、精一杯対応いたします」

このように、事前に気になる点を挙げたうえで
前向きに対応する姿勢を伝えると、相手も安心できます。

100%条件が揃うということは稀。
良い条件ばかりでなく、好ましくない条件もセットになったた状況で
どう対処していくか。

そのようなときこそ、自分の実力、力量が試されています。
むやみ大風呂敷を広げるのではなく、かといって萎縮せず
できること、できないことをきちんと説明し
現実的に、誠実に受けとめる対応力が、自分への信頼につながります。

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今週は、相手にマイナスな印象を抱かせる返答についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < NGな返答(4)
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人のせい

「部長からそうするように言われたので…」
「担当者がそう言っていたので…」

自分の担当業務なのに、人の名前を出して言い訳するのは
見苦しいものです。

自分に不利な状況に立ったときほど人に責任転嫁せず
「私」のことして受けとめ、迅速に対処するほうが
たとえ失敗やトラブルになっても、挽回の余地があります。

なぜなら、ピンチのときの対応も人は見ているからです。

特にチームで複数の部署や専門業者が集まって仕事をしている場合
取り仕切る人間が自分の対応力のなさを棚に上げ
進行の遅れなどを客先や業者のせいにするには
みっともないだけ。チームの士気にも影響します。

仕事はお金以上に信頼関係で成り立つもの。

複数の人が絡む仕事ほど、中に立つ人が
自分のこととして心を砕き、自ら動かなければ
次に声をかけても、誰もついてきてくれなくなります。

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今週は、相手にマイナスな印象を抱かせる返答についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法               < NGな返答(3)
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                        「どっちでもいい」

「AとB、どちらを希望しますか?」という問いに
「どっちでもいいです」という返答。

「どっちでもいいです」は「どうでもいいです」と答えているのと一緒で
問いに対する適切な答えになっていません。

迷って結論を出せない
考えたうえで、AとBいずれでも構わないというときも
「Aは○○○で、Bは△△△なので、どちらでもよいです」
「AもBも対応できるので、どちらでもよいです」と
どちらでもよい理由を述べると、相手も納得できます。

先日述べた「嫌だから」と同様、「どっちでもいいです」も
その場のノリや感情だけで返答している印象があり
“無責任な人”と捉えられてしまうことも…。

ビジネスメールでは、嫌な理由、どちらでもいい理由を
きちんと説明できることも
相手とのやりとりをしていくうえで
必要なことではないでしょうか。

 
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                           「バカだから」

「なぜ、前職を辞めたのですか?」
「なせ、そのプロジェクトは途中で終わったのですか?」
という問いに
「経営者がバカで…」とか「担当がどーしようもない人で…」
と、いきなり悪口モードの返答。
これはいただけません。

個人的なうっぷんや批判をぶちまけて
本人はすっきりするかもしれませんが、
それを聞かされたり、読まされたりする方はいい気持ちはしません。

特に、メールは残るものなので、いつなんどき
回りまわって悪口の対象になった本人の目に触れるとも限りません。

それ以上に、不用意に人の悪口や中傷を書いたり、口にしたりしていると
「あ~、この人は誰のこともこうして悪く言っている人なのだな」
と思われるでしょう。

私情が混じった悪口ほど、
自分で自分の評価を下げるものはありません。

客観的に自分を見つめることができないことを
露呈しているようなものですから。

「ここだけの話」というのは、実はあり得ず
口止めしたとしても、知らないうちに尾ひれが付いて広がっていくもの。
むやみやたらに人の悪口や批判はしないことです。

 
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ビジネスメールの「こんなとき、どうする?」にお答えします。

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