今週は、文章を書くために必要な読むことについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 書くことと読むこと(2)
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                        より良いものを読む

 読むことと書くことは表裏一体、と昨日お話しました。
 よく読むことで、よく書けるようになりますが
 より良いものを読むことがポイントです。

 一番身近なものでは新聞。

 新聞記事は、見出し、リード文、記事というのが基本的な構成
 (記事の扱いによってリード文がない場合もあります)です。

 見出しは、メールの件名を書くときの言葉の選び方、表現の仕方の
 参考になります。

 新聞記事は、結論から先に書かれ、順に詳細が述べられていくので、
 メール本文を書くときの文章の運びの勉強になります。

 自分ならどう書くか、と考えながら読むだけでも、
 読む訓練、書く訓練につながっていきます。

 最近ではケータイ小説や雑誌などで、話し言葉に近いラフな表現の文章を
 多く目にします。メルマガの文章もしかり。

 ですが、新聞や書籍のように編集者(新聞はデスクやキャップ)という
 第三者の目、手が通された、より質の高い文章、スタンダードな書き言葉
 に触れる習慣をつけておくと、自分が文章を書く際に役立つことが多いです。

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今週は、文章を書くために必要な読むことについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 書くことと読むこと
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                    読むことで書けるようになる

 以前にも書いたことがあるのですが
 このメルマガを創刊した4年前から現在まで
 読者のかたからいただくメールの質は年々高くなっています。

 中には、そのまま例文として当メルマガで
 紹介したくなるような美しい表現や心遣いのあるメールも少なくありません。

 メールやブログが普及して「書く」機会が圧倒的に増えたことで
 ライターや作家でなくても
 一般的に文章の質が向上してきているのを実感します。

 ▼ 意識することで鍛えられる
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 メールに限らず、文章は
 単に書くだけでなく、きちんと相手に伝わるように意識して書くこと
 そして、それを続けることで鍛えられ、自ずと上達していきます。

 意識して書くことと同じくらい
 文章の上達に役立つのが読むことです。

 これも、ただ読むのではなく
 問題意識を持って読むことで、自分にはない表現や語彙を増やしていけます。

 単純に「こういうときはどのように書いたらいいのだろう」
 という疑問があり、それを解決したいという意思があれば、
 新聞、雑誌、Webサイトで目にする文章を読むときも、
 疑問に思う点を意識して読むようになります。

 メールでも、感じの良い表現や美しい日本語に触れると
 お手本にして自分もそのようなメールを書いてみよう
 と思うのではないでしょうか。

 読むことと書くことは表裏一体。
 よく読むことで、よく書けるようになるのです。
 「よく」とは、すなわち、より良くなるために意識すること。

 今週は、伝わる文章を書くために必要な
 「読む」ことについて取りあげていきたいと思います。

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今日は年末バージョンでお送りします!
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 2008年 ひとり語り
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今年一年を振り返って

2008年最後の配信です。

ここ数カ月、必要に迫られ、
このメールマガジンの創刊号からこれまでの号を
すべて見直してきました。

基本的に「前へ、前へ」という性格ゆえ、
これまで後ろを振り向かずやってきましたが、

900本あまりの原稿を一から「振り返る」作業をしてみて
次にこのメルマガで書いていきたいテーマが見つかったのは
私にとって大きな収穫でした。

言ってみれば、自分自身の棚卸しができたわけです。

ですから、今、行き詰ったり
次に打つ手が見つからないというかたは
一度、過去の仕事を“振り返り”“見直す”作業を
してみるといいかもしれません。

骨の折れる作業ですが
自分のいいところも悪いところも見えてきて
次にすべきことが浮かび上がってきます。

このメルマガに関して言えば
この一年は「続ける」ことがテーマでした。

ひたすら、ビジネスメールについて書き続けることに
専心してきましたが
それはどこまでも自分の都合。

来年からは、もっと本当の意味で
読者の役に立つ
実用的で、使えるメルマガにしていきたいと思っています。

▼ メールを取り巻く環境の変化
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今年の後半、縁あって
地元のロータリークラブでの卓話のお話をいただき
「おじさんのためのメール講座」というタイトルで
話をしました。

そのとき、
一日に200通以上のメールのやりとりをするかたもいれば
今まで一度もメールをしたことがないというかたもいて
どこを基準に話すべきか、戸惑いました。

メール自体はビジネスの現場で
なくてはならないツールとして浸透していますが
取り扱う量、使用頻度は職場や仕事によって
実にさまざま。

一日に数十、数百のメールをやる取りする人にとっては
言葉遣いの配慮より、スピードや処理能力が優先するでしょうし
一週間に数通のメールのやり取りしかしない人には
言葉の重さや意味する内容への配慮が異なってきます。

正直な話、あらゆる状況や場面に即した「メール作法」を
提供することは私にはかないません。

ですが、日々のメールのやりとりを通じて
「こういう書き方をすれば、相手も気分を害さない。
自分も気分がいい」

そんなひと言、そんな一文を私自身が気に留め
このメルマガの読者に伝えられたらいいなと
考えています

そういう意味では
私も言葉に対する感度や関心を
もっと高めていかなくては。

来年で創刊4年目を迎える
【仕事美人のメール作法 】ですが
今一度、原点に返って書いていこうと
思いを新たにした年末でした。

あなたのメールライフに
ぴかっとヒントになる情報を
お届けしていきたい、2009年。

これからも、【仕事美人のメール作法 】に
お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
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今週は、メールボックスの整理についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < メールボックスの大掃除(4)
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辞書登録の整理

原稿を書くときなどにフル活用しているのが、
パソコンの辞書登録機能です。

メールの送受信の際にも変換されにくい人名、
自分の住所やメールアドレスを辞書登録しています。

辞書登録している単語やフレーズは日常よく使う単語のため
ほぼ固定化しているのですが、
私の場合は、仕事ごとに頻出する単語を登録しているので、
仕事が終わると使わない単語もちらほらあります。

社名や専門用語の類です。
例えば「か」で「カスタマーサービス」と登録していると、
メールを書くときにも「カスタマーサービス」と
文字が自動変換されることがあるので煩わしい。

必要な単語を登録することは多くても、
登録した単語を見直して不要なものを整理することは少ないので、
年末に一度、辞書登録した単語の見直しもしておきたいですね。

▼辞書登録の方法はこちら

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【しごび】 の お す す め
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今一度、メールマナーもおさらいしましょ。

仕事で差がつくできるメール術 (青春新書インテリジェンスシリーズ)
仕事で差がつくできるメール術 (青春新書インテリジェンスシリーズ)

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今週は、メールボックスの整理についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < メールボックスの大掃除(3)
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                        アドレス帳の整理

 メールソフトのアドレス帳に登録した情報も整理もしておきたいですね。

 チェック項目としては
 ・使用しなくなったアドレスの整理
  退職者などのアドレスをチェック。

 ・役職の確認
  相手の役職や肩書きが変わっていることも。見直して更新を。

 ・登録
  未登録のままになっているアドレスの登録。
  登録が重複しているアドレスの確認も。

 一年を振り返ると、新たにやりとりが始まった相手、
 疎遠になってしまった相手など、
 メールの送信先にも少なからず変化があるもの。

 アドレス帳は、意外と手付かずのまま放置していることも多いので、
 今一度見直してみましょう。

 余談ですが、
 アドレスの登録の際の名前の表示について。

 同じ会社の複数の相手を登録している場合
 「社名+名前」で登録するより、「名前+社名」で登録しておくと
 送信の際に区別がつきやすいです。

 同じ会社、同じプロジェクトなど、一つのグループとして
 くくれるアドレスはフォルダを作って整理するのもよいでしょう。

 ▼Outlook Expressのアドレス帳 整理の仕方
 
 ▼Thunderbird 使い方ガイド-アドレス帳
 

 再び余談ですが、
 毎年の年賀状に必ず1通か2通、名前や会社の表記が間違ったまま
 送られてくるものがあります。住所が移転前のものだったり…。

 何年も間違ったままの状態で送られてくる年賀状は、
 感じの良いものではありません。

 メールも同じで、アドレスの変更通知を受け取ったら、
 すぐに登録しなおしておくことも大切ですね。

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今週は、メールボックスの整理についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < メールボックスの大掃除(2)
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                          メールの整理

 いつのまにか受信トレイや振り分けフォルダにたまっているメール。
 後で見返すこともあるので、ついつい消去せず置いているのですが、
 机に堆積した書類と同じで、過去のものほど見返したりはしないもので…。

 一気に消去すると、必要だったメールも消し去る恐れがるので、
 私は次のような方法をとっています。

 受信トレイのメールを一度、送信者別に並べ替えるのです。

 件名を見て、処理済で不要と思われるメールは消去。
 送信者名を見て、アドレス帳に登録しそびれているものは登録して、
 あとは消去。

 送信者ごとにメールを並べ替えると、必要・不要の判断がしやすくなります。
 
 私が使っているメールソフト「Thunderbird」では、
 重要なメールには星印がつけられるので
 印の付いたメールだけ残し、あとは全消去するなど、
 判断の目安にしています。

 「Thunderbird」の場合は
 「表示」→「並べ替え順序」→「送信者」をクリック。

 Outlook Expressなどの他のメールソフトでも、操作はほぼ同じと思います。
 メニューバーで「表示」を探してみてください。

 私のように、受信トレイにメールをため込まないようにするには、
 一定量以上のメールは受信トレイに残さないというルールを作り、
 日々、こまめに処理することも必要と思います。

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