今週は、きちんとした印象を与える言葉遣いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 改まった言い方(2)
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                           人を表す言葉

話し言葉で自分のことを「わたくし」と言っている人を見ると
感じがいいなと思います。

書き言葉の場合は「私」と書いて
「わたくし」「わたし」両方の読みで使います。
ですが、実際は「私=わたし」として使っていることが多いですね。

ですから、改まったメールを書くときは、私の場合、敢えて平がなで
「わたくし」とすることがあります。

相手の名前や社名には「様」をつけると改まった印象になります。
初めてメールする相手や、他社の名を挙げるような場合
「山崎様からお聞きしました」
「ABC商事様です」
のように使います。
相手と懇意になると「様」のままでは堅苦しいので
「さん」に呼び方も変わっていくことが多いです。

名前が特定できない場合は、次のように書き(言い)換えると
改まった印象になります。

「人」⇒「方」
同席された女の人 ⇒ 同席された女性の方
受付の人 ⇒ 受付の方
どの人 ⇒ どの方

「誰」⇒「どちら様」「どなた様」
※これはどちらかというと、話し言葉で使うことが多いですね。

誰に聞いたらいいですか?
⇒ どなた(様)にお尋ねすればよろしいですか?

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今週は、きちんとした印象を与える言葉遣いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法               < 改まった言い方 >
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言葉遣いが与える印象

若いころは、
目上の人や客先にも、ある程度ラフな言葉遣いのほうが
親近感がわいて良い、と思っていました。

物を知らず勉強不足であることを
自分に都合よくすりかえ
楽に対処しようとしていた節があります。

例えば、電話応対でも
家庭の奥様が「はい、○○でございます」と対応するのを聞いて
気取ってると思ってました。

でも、今はたとえ一般家庭でもそのように丁寧な応対ができる女性は
きちんとしたご家庭の奥様なんだなと感じます。
できれば、自分も家族のために、そうした言葉遣いを心がけなければ
とも思います。

メールでは分かりづらいですが
自分のことを「わたくし」と言える人は
男女関わらず素敵だなと思います。

改まった言葉遣いは、時として堅苦しいとか気取った印象にもなりますが
意識して適切に使えば、その人の印象もワンランクアップします。
丁寧に言い換えることは、相手への敬意にもつながるからです。

今週は、そんな丁寧な言い回しをピックアップして
紹介していこうと思います。

余談ですが、服装にも同じことが言えますよね。

スーツやシャツ、ネクタイを選ぶ基準は
自分のために着飾るというより、
相手に不快感を与えず、相手への敬意を表すことでもあるはず。

見られること、相手に与える効果を計算して
コーディネートしている人は高価なブランド物でなくても
清潔で誠実な印象を与えるものです。

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今週は、このメールマガジンについてご紹介します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 【しごび】の作法(4)
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                           続ける理由

 このメルマガは、地方の一ライターである私の個人“媒体”にしよう
 と始めたものです。

 ビジネスメールをテーマにしたことで、日々のメールのやりとりの中に
 メルマガのヒントやネタを発見できますし、それを書くことで
 私の仕事に対する姿勢も感じてもらえます。

 メルマガを書くことで、私自身も勉強になることが多いです。

 身辺雑記だけを書く内容だったら、読者も読み続けてくれなかっただろう
 と思うし、自分も途中で飽きるか、へこたれていたと思います。

 小さな個人媒体ですが、「育てる」意識をずっと持って大切にしてきたので、
 足掛け三年でやっと、媒体らしい効果も出せるようになってきました
 (広告やメルマガの紹介など)。

 当初の目標であった出版も叶い、その時点でこのメルマガも終わりに
 しようかとも考えたのですが、次の目標ができたので、
 それを達成するまでは続けるつもりです。

 このメルマガを続けられたのは、目先のことでなく長期的な目標設定をし、
 自分が続けやすい仕様にメルマガをチューンナップしてきたから
 だと思っています。

 でも、メルマガを続ける最大の要因は、メルマガを通じた読者との対話です。
 
 仕事が立て込んでいると返信できないことも多々あるのですが、
 いただいたメールは全て目を通して、日々の糧にさせてもらっています。

 何かしら読者からの反応をダイレクトに感じることができるのが
 メルマガの魅力だと思います。

 まだまだ続けていきますので、これからもご愛読よろしくお願いいたします。

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今週は、このメールマガジンについてご紹介します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 【しごび】の作法(3)
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                              構成

 「神垣さんのメルマガには笑いがある。だから、続くんだね」と
 評してくれたメルマガ仲間がいます。

 それは、私も意識しているたことなので、そう言われたときは
 とてもうれしかったです。

 本文のメルマガに関する部分は、ライター神垣として
 仕事と同じテンションで書いていますが、
 イントロの「はじめに」と「あとがき」はぐっと脱力して、
 日常の出来事や思ったことを気ままに書いています。

 本文は一週間5日分のテーマと構成を決め、正調に書いていくのですが、
 「はじめに」と「あとがき」は調子を変えて、
 私の素の部分を全面展開(調子に乗りすぎて、身内ネタを披露し過ぎて
 親族の顰蹙をかったことも。以来、自重)しています。

 本文をまじめに書いている分、それだけでは日刊として続かないのは
 書くほうも読むほうも同じ。

 爆笑でなくていいから、くすっと笑える微笑の要素を
 週5回の配信のうち3回は盛り込みたいと臨んでいます。
 笑いの要素があると、それを楽しみに関心が持続するからです。

 私自身も日々のネタ探しが楽しみになっていて、
 失敗や悲しいことがあっても「これ、いただき!」と
 心の中でガッツポーズしています。

 ですから、メルマガを始めてストレスがたまらなくなりました。

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今週は、このメールマガジンについてご紹介します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 【しごび】の作法
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                            制作時間

 今週は、このメールマガジンをどのように制作しているか、
 裏話的なことを書いていきたいと思います。

 創刊は2005年1月10日。書き始めて3年が過ぎました。
 平日日刊なので、土・日・祝日以外のほぼ毎日配信しています。

 「平日日刊で配信なんてすごいですね」とよく言われますが、
 これはほぼ毎日書き続けられるように、試行錯誤してきた結果であり、
 今でも週の始めの月曜の書き出しに窮することはよくあります。

 創刊当初は一回分書き上げるのに3~4時間かかっていました。
 本文部分だけでもまとめて書いておき、予約配信することを目標に
 しているのですが、未だ実現していません。

 毎日3~4時間かけてメルマガを書いていたのでは仕事にならないので、
 徐々に構成や文字量を工夫し、毎朝続けられる仕様にマイナーチェンジを
 繰り返した結果が今のスタイルです。

 毎朝続けて書いていくには、習慣にしてしまうことが早道と考え
 文字量を当初からはぐ~っと絞りこみました。
 それでも、毎朝、全文書き上げるには1時間ほどかかります。

 ただ、習慣にしてしまうと、書くこと自体に抵抗感がなくなり
 週刊にするより、私自身は楽に書けると感じています。

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今週は、適切な伝達方法について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < メールか電話か(5)
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読者からのお便り

メールか、電話か。今週のテーマについては、読者のかたからもご意見を
いただきましたので、ご紹介します。

まずは、入社5年目になる男性読者から次のお便りをいただきました。

<読者からのお便り>———————————————

今の部署に配属されて4年目となりました。
配属後の4年間・・・ここの部署実は・・メール主体です。

(中略)

・朝礼なし・(他部署はあります)
これ本当に驚きました。まだ新人のころ、一体どうやって
コミュニケーションとるんかい! と思った次第です。

上司から「●●の件について連絡あります。以下熟読して下さい」
「会社全体朝礼があります。以下確認して下さい」

ええ? 伝達全てがメール?? これで朝礼が省略されているようです。
隣や前の席に座っている人からもメールできます。

たしかにメール1本送信すれば、完了かもしれませんが…。
最初の1年は戸惑いました。口頭連絡でもいいじゃん! と思ったことも。

(4月から購読の男性読者さん)
—————————————————————–

実際に、伝達全てがメールだと戸惑いますよね。
一方で、このようなお便りも。

<読者からのお便り-2>——————————————-

隣席同士なのにメールをしていたことは
よくありましたね

社内周知などは口で言うとその場限りだったり
忘れやすいこともあったりで
文書化(メール化)しておいて意識を高め
情報を共有化ということもあって
よく使っていました。

周知簿代わりにしており、
知らなかったのは読まなかった方が悪い
という感じでした。

悪い使い方では無いのですが証拠化して
意識を高め、責任の共有化に利用していましたね。
(読者 仙人さん)
—————————————————————–

用件の内容によっては、メールで文書化して共有するという方法を
とっているところもあるということですね。

<読者からのお便り-3>——————————————-

e-mailはよく「バケツリレー」に例えられますが、
どこでこぼれても誰も保証してくれない通信手段です。
これはIT技術者の中ではほぼ常識なのですが、
一般の方はメールは『必ず瞬時に届くもの』という神話が
あるように思えます。

となれば、絶対に伝えなければならないことを
メールで伝えるのは不可です。

というように個々に理由はありますが、私の場合下記のような用件を
メールで行うのは不適切と考えています。

・相手が本人であることを確認して伝えるべきもの
・相手に今すぐ聞いてもらいたいこと
・相手に今すぐ回答をもらいたいこと

あと、道徳的に顔をしかめるむきもあるかもしれませんが
・記録に残したくないこと

(IT技術者・星のおじ様)
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上記の「相手が本人」「今すぐ聞いて」「今すぐ回答」という内容は、
電話の方がより確実に伝わりますよね。

「記録に残したくないこと」としては、人の噂や悪口が挙げられる
と思います。書いてしまったが最後、本人の目に触れたり、他に流出する
危険性をはらんでいます。

メールの不確かさも知ったうえで、伝達手段として賢く利用したいですね。

2005年創刊! ビジネスメールを書くときに役立つ無料メールマガジン配信中!
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「書く」と「描く」はどこかでつながっている「わたしの快画体験」

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