今週は、適切な伝達方法について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < メールか電話か(4)
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メールの落とし穴

メールは気軽にすぐ送れる点が便利ですが、
なんでもかんでもメールで済ませようとすると、トラブルの元。

例えば、こみいった依頼やお願い、お詫びや謝罪はメールで済まさず、
自分で動いた方がよいと思います。

できれば対面するか、もしくは電話で伝達し、
それがかなわないときの措置としてメールを送るという流れです。
このようなケースでは、メールはあくまで一時的な対応なので、
後ほど電話を入れてフォローします。

メールは気軽、簡単な伝達手段ゆえに、それに甘んじてしまうと
送信した相手への対応まで軽視されていると感じられることがあります。

メールで済むことと済まないことがあります。

その見極めが難しいところですが、自分が逆の立場なら…と
考えてみましょう。

自分の都合ではなく相手の都合を考えることで、
トラブルの兆しを早期に解決することができます。

2005年創刊! ビジネスメールを書くときに役立つ無料メールマガジン配信中!
「まぐまぐ大賞 2016」キャリアアップ部門で2位に入賞しました!

「書く」と「描く」はどこかでつながっている「わたしの快画体験」

広島の酒蔵取材を担当しました!「きもので酒さんぽ」絶賛発売中!

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今週は、適切な伝達方法について考察します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < メールか電話か(3)
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                         確実に伝達するには

メールを始めたばかりの頃、メールを送信した後に
「今、メール送りました」とか「メール、見てもらえましたか?」と
電話がかかってきた…という経験はありませんか?

メールがビジネス上必須になった現在でも、
メールが確実な伝達ツールとは言えない面があります。

こちらが送ったつもりでも、相手に届いていないという事態が発生する
ことも。例えば、
アドレスの誤りで違う相手に送信されてしまった、
スパムメールと間違われ削除されていた、
ということがあり得ます。

そのような場合、返信の有無が相手にメールが届いているかどうかを
確認する目安になるわけですが、返信がなかったり、返信をしない相手には、
メールより電話で確認する方が確かです。

▼ メールだけでは不完全
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メールの場合、送信側は用件を伝えたいときにすぐ送信するという意識が
働きますが、相手がリアルタイムで読んでいるとは限りません。

ある程度の時間の猶予を考えつつ、「話すより書いて伝える方が確実」
という用件をメールで伝えているのではないでしょうか。

ですから、急を要する用件の場合は、
メールより電話で直接話す方が得策です。

伝える内容によっては、
・電話の後、メールで本題
・メールの後、電話で補足
とメールと電話で補完し合う方が、より確実に相手に用件を伝えられます。

携帯メールのやりとりに慣れていると、メールは相手にダイレクトに
届いて当然と錯覚しがちですが、
ビジネスメールの場合は「必ずしもメールが確実に相手に届くとは限ら
ない」という意識を以って対処することも必要と思われます。

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今週は、適切な伝達方法について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < メールか電話か(2)
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メールで伝達するとき

伝達手段としてのメールと電話。
では、どんなときにメールを使って伝達するでしょうか。

・電話をかけるほどでもない用件を伝えるとき
(電話で伝えそびれたことも含む)

・用件を記録として残しておきたいとき
(伝えたという証拠を残しておきたいとき)

・確認事項や念押ししたいことがあるとき、

・時間を問わず伝達したいとき
(相手の時間を取りたくないとき)

・遠方の相手とのやりとり(海外を含む)

状況や職場環境にもよりますが、私の場合は、伝達手段の優先順位は
1)対面
2)文書(手紙も含む)
3)電話
4)メール
と考えています。

ただ、対面する場合に事前にメールで相手に都合を打診することは
よくあります。相手が多忙な場合も、電話よりメールすることが多いです。

携帯電話では、通話するよりメールのほうが多いです
(この場合、相手は親しい間柄の人に限る)。

▼ メールは補うための伝達手段!?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
対面、文書、電話で伝えきれないときにメールで補完する
という意識があるので、実際、一日のメールのやりとりは15~20通程度
(仕事の度合いによってはそれ以上のこともありますが)で、
決して多いほうではないと思います。

編集者や記者には、メールより電話を優先する人が多いように思います。
彼らからのメールは文字量も少なく、毎回3~5行くらい。
本当に用件のみで、込み入った内容や急ぎの場合はほぼ電話です。

私の仕事環境では上記のような感じですが、業界、職種により、
メールの目的、伝達の優先順位も異なるのではないでしょうか。

ただ、重要度の高い情報・内容ほど、メールでの伝達は避ける傾向にある
と思うのですが、あなたの職場ではいかがでしょうか?

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【しごび】 の お す す め
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メールの書き方で困ったときの参考に!

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今週は、適切な伝達方法について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < メールか電話か
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メールに依存しない

相手に伝えたい用件があるとき、メールにするか、電話にするか、
迷ったことはありませんか?

断りや催促など、直接言いづらいことはメールで処理してしまいたく
なりますが、相手には「大事な用件をメール一本で済ませるなんて…」と
不愉快に受け留められてしまうことがあります。

社内メールのやりとりが頻繁な会社では、
隣同士に座っていても直接声をかけず、メールで会話する、
というウソのような本当の話を聞いたことがあります。

メールが伝達手段として浸透するほど、
メールでなければならないやりとりがある反面、
「果たしてメールでよかったのだろうか」「メールでは不適切なのでは?」
と疑問に思うケースもあります。

当メルマガでは
「メールは伝達の一手段。メールに依存せず、状況に応じた伝達方法を
考え、対処しましょう」と創刊以来、折に触れ述べてきました。

便利だからといって、メールですべて完結するわけではないからです。

では、実際にどんなときにメールが適切か、または不適切かを
今週は考えてみたいと思います。

2005年創刊! ビジネスメールを書くときに役立つ無料メールマガジン配信中!
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「書く」と「描く」はどこかでつながっている「わたしの快画体験」

広島の酒蔵取材を担当しました!「きもので酒さんぽ」絶賛発売中!

2015年に編集協力した単行本「一目置かれる大和言葉の言いまわし」が文庫化

THEプロフェッショナル広島

取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

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今週はメールの送信ミスについて考察します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法         < 送信間違いを防ぐには(5)
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                            読者の事例

送信ミスを防ぐ方法として、読者のかたからもご意見をいただきました。
ご紹介しますね。

<読者からのお便り-1>——————————————–

「確認のひと手間」ですが、僭越ながら私の場合をお話させてください。

私が仕事で使っているメーラーは、【送信】ボタンを押した後、
「確認画面」が出ます。

「(件名)のメールを送信しますか?」というタイトルと
「送信」「キャンセル」「下書きへ保存」「再編集」の選択ボタンが
現れます。

私は、どんなに急ぐメールであっても、可能な限りこの確認画面で
「再編集」を選ぶようにしております。
再編集ボタンを押すと、送信ボタンを押す前の編集画面に戻るので、
再度メール内容、送信先を確認するようにしております。

今朝のメルマガにある「ひと呼吸おく」をこのツールで利用しているのです。
メーラーに依存している機能なので、すべての人に使えるものでは
ありませんが、過去にこの「再編集」のおかげで命拾い(?)をした思いが
幾度もあります。

男性読者 A.Hさん
——————————————————————

上記のメールは、6月23日配信の「確認のひと手間」
に対していただいたものです。

Webサイトで見かける投稿用や問い合わせ用のフォームも、この方式で
送信前に一度、確認画面が出てきますよね。

自分で確認する場合は意識していても、慌てているときには確認せずに
送信してしまいがちです。
このようなシステムを利用して、半ば強制的に確認する習慣をつけると
送信ミスはぐっと軽減されるのではないでしょうか。

もう一つ。6月25日配信の「アドレスの入力」
に対して次のメールをいただきました。

<読者からのお便り-2>——————————————–

本日の、送信間違いを防ぐための方法ですが、
うちの会社でも似たことをやっています。
(会社として教えているわけではないんですが
何人かは自然とそういう風にしているようです)

ただ、新規でメールを書いて、そこに相手のアドレスを入れて
返信してしまうと、スレッドが切れてしまったり、
タイトルが変わったりしてしまうかと思います。
(メールソフトにもよりますが)

タイトルをRe:でそのまま使う場合、
新規メールにタイトルを付け直すのが面倒なので、
私はいったん返信ボタンを押してメールの枠を作り、
そこの宛先に入っているアドレスをいったん秀丸などにテキストとして
移して貼り付けておいて、返信メールを書き、
最後にアドレスを戻す、ということをやっています。

手間はあまり変わらないかもしれませんが(苦笑)
参考になればと思いメールさせていただきました。

女性読者 R.Fさん
——————————————————————

一度、他所にアドレスを移して、返信文を書き
送信前にアドレスを戻すというのは、確実ですね。
途中でうっかり送信してしまっても相手には届きません。

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今週はメールの送信ミスについて考察します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法         < 送信間違いを防ぐには(5)
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                            読者の事例

送信ミスを防ぐ方法として、読者のかたからもご意見をいただきました。
ご紹介しますね。

<読者からのお便り-1>——————————————–

「確認のひと手間」ですが、僭越ながら私の場合をお話させてください。

私が仕事で使っているメーラーは、【送信】ボタンを押した後、
「確認画面」が出ます。

「(件名)のメールを送信しますか?」というタイトルと
「送信」「キャンセル」「下書きへ保存」「再編集」の選択ボタンが
現れます。

私は、どんなに急ぐメールであっても、可能な限りこの確認画面で
「再編集」を選ぶようにしております。
再編集ボタンを押すと、送信ボタンを押す前の編集画面に戻るので、
再度メール内容、送信先を確認するようにしております。

今朝のメルマガにある「ひと呼吸おく」をこのツールで利用しているのです。
メーラーに依存している機能なので、すべての人に使えるものでは
ありませんが、過去にこの「再編集」のおかげで命拾い(?)をした思いが
幾度もあります。

男性読者 A.Hさん
——————————————————————

上記のメールは、6月23日配信の「確認のひと手間」
に対していただいたものです。

Webサイトで見かける投稿用や問い合わせ用のフォームも、この方式で
送信前に一度、確認画面が出てきますよね。

自分で確認する場合は意識していても、慌てているときには確認せずに
送信してしまいがちです。
このようなシステムを利用して、半ば強制的に確認する習慣をつけると
送信ミスはぐっと軽減されるのではないでしょうか。

もう一つ。6月25日配信の「アドレスの入力」
に対して次のメールをいただきました。

<読者からのお便り-2>——————————————–

本日の、送信間違いを防ぐための方法ですが、
うちの会社でも似たことをやっています。
(会社として教えているわけではないんですが
何人かは自然とそういう風にしているようです)

ただ、新規でメールを書いて、そこに相手のアドレスを入れて
返信してしまうと、スレッドが切れてしまったり、
タイトルが変わったりしてしまうかと思います。
(メールソフトにもよりますが)

タイトルをRe:でそのまま使う場合、
新規メールにタイトルを付け直すのが面倒なので、
私はいったん返信ボタンを押してメールの枠を作り、
そこの宛先に入っているアドレスをいったん秀丸などにテキストとして
移して貼り付けておいて、返信メールを書き、
最後にアドレスを戻す、ということをやっています。

手間はあまり変わらないかもしれませんが(苦笑)
参考になればと思いメールさせていただきました。

女性読者 R.Fさん
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一度、他所にアドレスを移して、返信文を書き
送信前にアドレスを戻すというのは、確実ですね。
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今週はメールの送信ミスについて考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 送信間違いを防ぐには(4)
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事前・事後の対策

メールの送信ミスは誰にでも起こりうることです。
ミスを起こしにくい環境を事前に整えるということも必要では
ないでしょうか。

●アドレス帳の整理
⇒名前、社名、部署名での表記徹底
⇒同姓の相手の区別

継続したやりとりが発生する相手のアドレスは、名前だけでなく
社名や部署名が分かるように登録しなおして保存。
自分のメールソフトの「差出人名」も確認しておく。

●ファイル名の工夫
⇒通し番号や日付を付けて、違いを分かりやすく

添付し忘れのミスも多いですが、本来送るべきファイルではなく
ほかのファイルを送ってしまう間違いも。
混同・混乱しないようなファイル名の工夫を。

●処理の手順
⇒一件一件、確認しながら処理

同じアドレスに送られてくる申し込みメールや注文メールは
混同しがち。1件返信してから、次のメールに返信するなど、
慎重・確実に処理。ミスしないオペレーションを考えることも必要。

●メールの内容を吟味
⇒読まれて困ることは書かない

人の噂や悪口、誹謗中傷など、人を不愉快にするネガティブな内容の
メールは安易に書かないに限る。

誤って送ってしまったメールは取り戻すことも、取り消すこともできません。
送信ミスをしてしまったら、速やかに相手にお詫びの連絡を。
合わせて送信してしまったメールの削除もお願いします。

誤って送ってしまったメールの内容によっては、
メールや電話でのお詫びでは済まない場合もあります。
送信ミスの原因、削除依頼を文書にして相手に送付することも考えられます。

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