今週は、否定→肯定表現への変換についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 否定より肯定
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ないない尽くしの否定表現

「まだ準備ができていません
「期限まであと3日しかない
「そんなこともできないようではダメ

こうした「できてない」「間に合わない」「しかない」といった
ないない尽くしの否定表現。

クセになっていたり、自分を追い込んだりするときに
使ってしまいがちですが
否定表現ばかりだと
相手も自分も滅入ってくるものです。

上記の否定表現を肯定表現に変換してみましょう。

早速、準備します(しよう)」
「期限までまだ3日ある」、
「それができるようになるとうまくいく

否定表現だと、諦めムードいっぱいで消極的な印象ですが
肯定表現にすれば、可能性や意欲が感じられます。

このように
客先へのメール対応でも

「できません」より
「こうすれば、できます」と

否定表現より肯定表現を使う方が
好印象を与えます。

今週は、使ってしまいがちな否定表現を
肯定的に書きかえてみましょう。

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今週は、同じ意味合いでも好印象を与える表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 言いかえる技術(4)
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否定より肯定

人やモノを形容するとき、表現の仕方によっては悪口と取られたり、相手
を不愉快にしてしまうことがあります。

「彼は単純だから」
「ずいぶん古臭い建物ですね」
「否定的な表現は避けた方がよい」

上記の3文は「ありのままを表現した」と言ってしまえば、それまでですが、
視点を変えると次のように書きかえることができます。

「彼は素直な性格だから」
「ずいぶんレトロな建物ですね」
「肯定的な表現を使うように努める」

人を形容するときは、「あの人は○○な人」と言いきってしまわず、「~な
性格」「~な性分」とするだけでも表現が婉曲になります。「背が低い」と
か「髪の毛が薄い」とか、本人がどうすることもできない身体的特徴や見た
目を取り上げるのも感心しません。本人に伝えることはなくても、人へそう
伝えれば、悪口陰口と同じです。

マイナス面に注目すれば「古臭い」でも、プラス面を見て表現すれば「伝統
的」「歴史を感じさせる」「年季の入った」といいかえることができます。
類語辞典を引くと、いいかえの語彙を増やす助けになります。

トイレでこんな張り紙を見たことはありませんか?
「トイレはきれいに使いましょう」
これはよくあるパターン。

でも、たまに次のよな一文を見かけます。
「いつもきれいにお使いいただき、ありがとうございます」

注意を喚起するとき、悪い結果を招かないために、つい命令調や詰問調の表
現になりがちですが、そこを敢えて良い結果を想定して呼びかけてみると表
現自体ががらりと変わります。

最初に挙げた例文も行動に結びつきやすいのは「否定的な表現を使うな」よ
り「肯定的に表現しましょう」という言い回しです。

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