今週は、メールのやり取りで困ったときの対処法を紹介します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < こんなとき、どうする?
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                      複数の用件があるとき

 メールのやり取りの基本事項として
 「1通のメールに、用件はひとつ」
 があります。

 ただ、「ついでに」とか、書きそびれて
 一つの用件で収まらなかったり
 関連する用件も添えたい、ということがあります。

 用件が2つ以上になる場合は
 複数の用件が読み手に分かりやすく伝わるように
 「箇条書き」にしてまとめましょう。

 追加事項を文で繋げていくと
 ・本来、一番に伝えたいこと
 ・その補足事項
 ・その他の用件
 の区別がつきにくくなります。

 単に箇条書きにするだけでなく
 「優先すべき内容から順に挙げます」と
 番号を振って優先順位を示す

 あるいは

 <本題><補足><追記>のような
 項目で分けて、用件を整理する

 といった配慮があれば
 相手に正確に用件が伝わります。

 肝心なのは、読む側が
 混乱したり、煩わしい思いをすることなく
 送信する側の意図を受け取れるか、です。

 「1通のメールに、用件はひとつ」に縛られるのではなく
 どうしたら「うまく伝わるか」を工夫して対処しましょう。

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 【しごび】 の お す す め
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今週は、長い文章を簡潔にまとめる練習です。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 長い文を短く!(5)
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                          追伸でのお礼

 今週は例を挙げながら
 簡潔に文をまとめる練習をしてきました。

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  お世話になっております。
  新しい事務所に移転されたのですね。
  もう落ち着かれましたか?

  さて、先日は○○について、
  お力添えいただき、ありがとうございました。

  お陰さまで、・・・(用件が続く)

  今後ともよろしくお願いいたします。

  追伸
  本日、お歳暮の品を受け取りました。
  ありがとうございます。
 —————————————————-

 上記の文例は、言い回しには問題はなく
 きちんと用件を伝える内容になっています。

 では、何が問題か。

 冒頭で相手の近況(事務所の移転)に触れ
 用件である、感謝の言葉を述べ
 まとまった内容になっているのですが
 最後の「追伸」でお歳暮へのお礼を伝えています。

 実は、これがNG。

 「お礼」や「お詫び」を追伸で書いてしまうと
 用件のついでにお礼、用件のついでお詫びと
 「ついでに書いている」印象を与えます。

 上記の文例の場合は
 お礼のメールに追伸で別のお礼
 とするよりも

 最初の書き出しで
 まずお歳暮のお礼を冒頭で述べ

 「さらに、このたびは・・・
   ~いただき重ねてお礼申し上げます」

 と主となる用件のお礼を述べる
 展開にする方がよいでしょう。

 あるいは、別のメールやはがきで
 お歳暮のお礼を送る方が適切と考えます。

 追伸は、本文で書きそびれたことを
 追加して書くもの。

 「お礼」「お詫び」については
 追伸に書くより、きちんと冒頭で述べる方が
 感謝や謝罪の気持ちが伝わります。

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 【しごび】 の お す す め
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今週は、長い文章を簡潔にまとめる練習です。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法  < 長い文を短く!(4)
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                            推敲する

 今週は例を挙げながら
 簡潔に文をまとめる練習をしていきましょう。

 —————————————————-
  私自身は、
  行動を行う体と、言語表現を行う口と、
  精神作用をなす心をしっかり鍛えていき、
  周囲の人々から信用を得て、
  「田中の言うことだから間違いない」と
  周囲の人から思われるようになり、
  上司や同僚からも信頼されるようになりたいと思います。
 —————————————————-

 所信表明のような内容の上記のメールには
 長文になりやすい要素がてんこ盛りです。例えば…

 「~を行う」「~ようになる」という言い回しは
 文を書いていると、繰り返し使ってしまいがちです。

 しかも、文の初めにある
 「行動を行う」は重複した表現。

 「行動を行う体と、言語表現を行う口と、
  精神作用をなす心」は「心技体」に
 ひとまとめにできます。

 「周囲の人々から信用を得て」
 「周囲の人から思われるようになり」
 「上司や同僚からも信頼されるようになりたい」
 の3つの文も、結局、同じことを述べているにすぎません。

 このような場合も文意をまとめられますね。

 —————————————————-
  私自身は、心技体をしっかり鍛え
  「田中の言うことだから間違いない」と
  上司や同僚から信頼されるようになりたいと思います。
 —————————————————-

 このように、意味や言い回しの重複を整理すれば
 ほぼ半分の文字量にまとめることができます。

 一度、文を書きあげた後
 「推敲」すると、まとまるのある簡潔な文に
 仕上げることができます。

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今週は、長い文章を簡潔にまとめる練習です。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 長い文を短く!(3)>
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                         箇条書きで整理

 今週は例を挙げながら
 簡潔に文をまとめる練習をしていきましょう。

 —————————————————-
  当支店の目標である
  「各現場訪問を行い、現場での会話を増やし
   個人・現場で抱えている問題を共有し
   コミュニケーションを深め、信頼関係を高める」
  を達成できるように、
  とにかく現場へ足を運びたいと思います。
 —————————————————-

 上記の例文の問題点は
 「目標」をカギカッコでくくり、羅列していることです。

 複数の項目を続けて挙げると分かりにくいので
 下記のように箇条書きに整理してみましょう。

 —————————————————-
  当支店の今年の目標は、次の3点です。
  ・各現場を訪問し、会話する機会を増やす
  ・個人・現場で抱えている問題の共有
  ・コミュニケーションを深め、信頼関係を高める
  これまで以上に現場へ足を運び、目標の達成に努めます。
 —————————————————-

 箇条書きに分けるだけでなく、
 冒頭で目標は「3点」あると述べると
 読み手の注意が向きます。

 さらに、その目標達成のために、どのような行動をとるか
 具体的に示すと、説得力のある一文になります。

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 【しごび】 の お す す め
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 人を伸ばす雰囲気、環境をつくるって

 管理職、リーダーに限らず
 家庭にも言えることだなぁ、と思いました。

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今週は、長い文章を簡潔にまとめる練習です。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法  < 長い文を短く!(2)
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                        詰め込みすぎの文

 今週は例を挙げながら
 簡潔に文をまとめる練習をしていきましょう。

 —————————————————-
  今年は、気持ちも考え方も心機一転して、
  もう一度初心に戻り、
  人生経験豊富な現場の諸先輩方に沢山の助言等を頂き、
  老いも若きも皆が一致団結して、業務を確実に行い、
  お客様から一層の満足を得られるように、
  今年1年、積極的に頑張ります。
 —————————————————-

 新年の抱負を語った上記のメール
 少々力が入りすぎているようです。

 上記の文が長くなっているのは
 ・同じような意味の言葉を重ねて使っていること
 ・読点「、」だけでつないで、一文で終わらせている
 が原因と考えられます。

 「気持ちも考え方も心機一転」は「心機一転」に
 「もう一度初心に戻り」は「初心に返り」に。

 このように、意味が重なる表現は
 ムダを省いてすっきりと。

 一文でつなげず、伝えたい内容を整理して
 分けて書くようにすると……

 ————————————————-
  今年は、心機一転。
  初心に返り、人生経験豊富な現場の諸先輩方に
  助言等を頂きながら、業務を確実に行っていきます。

  お客様から一層の満足を得られるように、
  皆が一致団結して
  今年1年、積極的に頑張ります。
 ————————————————-

 一度書いた文を読み返して
 「長い」と感じたら
 文が長くなっている原因を考えてみましょう。

 今回の文例のように
 似たような表現を重ねて使っていたり
 あれもこれもと一文に思いを詰め込みすぎていたり
 ということが意外とよくあります。

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今週は、長い文章を簡潔にまとめる練習です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 長い文を短く!
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くどい文

メールに限らず
文章がつい長くなってしまう
そんな悩みを持つかたのために

今週は例を挙げながら
簡潔に文をまとめる練習をしていきましょう。

—————————————-
現場の安全パトロールを定期的に行い、
現場の事故防止の喚起を行うとともに、
現場の良いところの水平展開を行い
現場のレベルアップを行っていきます。
—————————————-

読んでのとおり
上記の文例には同じ言葉が繰り返し使われています。

「現場の」「行い」
がそれですね。

どちらも書き手が強調したい点なのでしょう。
思いが強いと、
同じ言葉を繰り返していることに気づかず
書き続けていることがあります。

————————————————-
現場の安全パトロールを定期的に実施して
事故防止の喚起を行うとともに、
現場の良いところを水平展開し、
それぞれの持ち場のレベルアップを図っていきます。

————————————————-

上記の文では
・「現場の」繰り返しを減らして、必要な箇所にのみ使用
・「行う」を別の動詞に置き換える
というポイントを押さえ書き換えています。

一度、書いた文章を読みなおし
同じ言葉を繰り返していれば、
省いたり、別の表現に書き換えて
変化をつけてまとめなおしてみましょう。

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