今週は、メールの返信の時期・対応についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 返信のタイミング(5)
◆─────────────────────────────────◆
                         早い返信・遅い返信

 相手からのメールを受けて、即時に返信すると、驚くを通り越して引かれ
 ることがあります。

 読んだらすぐに返信、対応できるときにすぐ返信を心がけていれば、即レ
 スというのは自然な行為だと思うのですが、返信までの間が短すぎると戸
 惑うのかもしれません。

 ですが、やりとりが早く終われば、次のことに移れるわけですから、速や
 かな返信はビジネスメールでは基本項目といえるでしょう。

 ▼ 遅れた時のお詫びのひと言
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 問題、は遅すぎる返信。
 
 即答できない場合は、その旨を早く知らせておく方が相手も待つことがで
 きます。

 「返信しなければ…」と思いながら引き延ばしていると、日々の業務に追
 われるうちに忘れてしまい、返信の催促メールを受けて思い出す…なんて
 ことになりかねません。

 やむを得ぬ理由で返信が遅れた場合も、返信を失念していた場合も、忘れ
 てはならないのがお詫びのひと言。返信が遅れたことで、業務が滞ってい
 るケースもあるので、「返信が遅れて申し訳ありません」のひと言をお忘
 れなく。

 送信する側も、要返信メールには返信期日などを明記して、いつまでに返
 信が必要かを文面でアピールしておきましょう。

 返信のタイミングは状況や人によってさまざまですが、円滑なやりとりが
 行えるように小さな工夫を積み重ねていくことが、どのような状況にも必
 要ではないでしょうか。

記事全文を読む

今週は、メールの返信の時期・対応についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 返信のタイミング(4)
◆─────────────────────────────────◆
                         早朝・深夜の返信

 深夜1時前後、早朝4時以降にメールの返信がある相手がいます。

 一人は客先の担当者、もう一人は仕事をお願いしているイラストレーター。
 二人に共通するのは、働く母であることです。

 深夜1時の女性は、お子さんがまだ乳児で、家族が寝静まっている間に仕事
 の処理をしている模様。

 早朝4時の女性は、小学生の男の子2人の母で、早朝や家族が出払った時間に
 自宅で仕事しています。

 私も自宅では早朝に仕事をする派で、かつては午前2時の授乳時間を利用
 して、そのまま起きて朝まで仕事していたクチなので、何時にメールが来
 ても驚くことはありません。

 ▼ 相手に引かれない工夫
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 事情が分かり合う者同士であれば、深夜でも早朝でもメールのやり取りに
 抵抗はないのですが、日中仕事をしている相手に深夜1時とか2時に返信メ
 ールを送ると「大変ですね」と同情されたり、「大丈夫ですか?」と心配
 されることがよくあります。

 却って相手に気を遣わすことになるので、自分の活動時間が深夜でも、メ
 ールの返信は日中にするようにしています。

 もしくは、「私は朝型なので」と自分の活動時間帯を相手にもアピールし、
 深夜早朝のメールでも気にしないでくださいと伝えておくと、相手も気に
 しなくなります。

 人の眠っている間に仕事をすることが偉いわけでも、優れているわけでも
 ありませんが、その時間帯がメインの活動時間というケースは多々ありま
 す。

 いつでも時間を気にせずやりとりできるのがメールの利点の一つなので、
 その点はフルに活用しながら、相手に“引かれない”対応の工夫も必要と
 感じています。

◆─────────────────────────────────◆
 【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

 パソコンのそばに置いて長~くお使いただきたい1冊!

 メールは1分で返しなさい
メールは1分で返しなさい
クチコミを見る

 

記事全文を読む

今週は、メールの返信の時期・対応についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 返信のタイミング(3)
◆─────────────────────────────────◆
                         返信状況を読む

 ある編集部の担当者は、メールの返信が1週間後というのが通常。

 先方が月2回発行の定期刊行物を抱えており、常に多忙なためか、メール
 の返信までの間が長く、こちらからメールを送っても、返信されてくるの
 は5日から1週間後です。仕事が一段落する(らしい)週末や週明けに決
 まってメールの返信があります。

 最初は、「こちらからのメールが届いていないのだろうか…」と不安にな
 りましたが、何度かやりとりをするうちに、これが相手のペースなんだと
 気づきました。なぜなら、同じ部署の他の担当者も、やはり同じようなペ
 ースでメールが返信されてくるからです。

 その代わり、メールの内容に無駄がなく、次の指示が的確にまとめて示さ
 れるので、こちらは次の返信までに作業を進めておくことができます。

 一般的な事例ではありませんが、このように相手の状況と返信ペースを知
 っておくと、やきもきすることもなく対応できます。

 ▼ 即レスには即レスで
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 逆に、メールを送ると数分後には返信があるような「即レス」派の相手の
 場合は、返信があるときが相手がパソコンの前にいるときなので、こちら
 も即時に反応しで一気にやりとりをします。

 相手が確実にパソコンの前にいることが分かっているので、メールでなく
 電話のやりとりで用件を済ませてしまうことも。

 自分の返信ルールを設けるだけでなく、相手の仕事のサイクルや状況、反
 応の速さを読み、それに合わせたやりとりをするのもメールの効率を上げ
 る一つの方法ではないでしょうか。

記事全文を読む

今週は、メールの返信の時期・対応についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 返信のタイミング(2)
◆─────────────────────────────────◆
                         催促せずに待つ
 
先日、こんなことがありました。

 来週予定している小学校PTA役員会の出欠確認を、男性役員全員に携帯メ
 ールで送信しました。

 いつもは、その日のうちに誰か一人くらいから返信があるのに、なぜか誰
 からも返信がありません。

 「よもや送信されてないのでは?」と送信履歴を確認すると、送信ミスで
 はなさそう。

 メールを送ったのが金曜の午後だったので、「週明けでないと予定が分か
 らないのかな?」「土日に地域の行事があるから、みんな忙しいのかも…」
 と、月曜まで待つことにしました。

 すると、日曜日の夕方から月曜にかけて、「返信遅くなってすみません」
 と相次いで返信がありました。

 男性役員は全部で5人。5人全員から、送信した金曜と翌日の土曜に音沙汰
 がなく、少々不安になりましたが、予想通り、週末で予定が定まらなかっ
 た人が多く、週明けに次々と返信がありホッとしました。

 ▼ 催促する前に、待ってみる
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 こういうとき、プライベートなメールだと、「さっきメール送ったんだけ
 ど、届いた?」とつい探りを入れてしまい、相手にうるさがれることがあ
 ります。

 上記の役員へのメールは急を要すものではなく、確認のためのメールだっ
 たので「待つ」ことができました。

 月曜まで待って返信がなければ、再度メールを送るか、会長に出欠のとり
 まとめをお願いしようと考えていました。

 このように相手の状況が予測できる場合は催促せずに、少し待ってみるゆ
 とりも必要と感じます。

 ですが、悠長に待ってはいられない、すぐに必ず返信が欲しいという場合
 は「○日○時までにご返信をお願いします」と、期日を示しておくことを
 お勧めします。

記事全文を読む

今週は、メールの返信の時期・対応についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 返信のタイミング >
◆─────────────────────────────────◆
                     即レスばかりとは限らない

 メールの返信。送信した後、数分後には返信がある人、数日後に返信があ
 る人と、さまざまです。

 返信は早いに越したことはありませんが、
 ・相手の仕事状況(繁忙か、ゆとりがあるか)
 ・仕事(生活)のサイクルや習慣
 ・職種(内勤か、外出が多いか)
 に影響される部分もあるので、私自身は相手に合わせることと、状況に応
 じた判断で返信のタイミングをコントロールしています。

 メールではらちがあかないと思う時は、電話や対面に切り替えることもあ
 りますし、急を要することがない場合はメールといえども気長に返信があ
 るまで待つこともあります。

 相手の返信状況をみて、反応が早い人にはリズムを合わせたり、反応に間
 がある人には用件を忘れないように、その都度内容を確認しながらやりと
 りする、といった相手に合わせた返信を工夫することも。

 ビジネスメールの場合、遅くとも「24時間以内の返信」が基本と考えます
 が、すべてのケースがそれに当てはまらないこともあります。
 
 返信が早い相手、遅い相手、返信に規則性のある相手、ムラがある相手、
 急ぐ場合とそうでもない場合……など

 今週は、相手に合わせてどのように返信・対処するかを考えていきたいと
 思います。

記事全文を読む

今週は、注意を要するNG表現についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 注意したい表現(4)
◆─────────────────────────────────◆
                     目上の相手に失礼になる表現

「○○の方法は私がお教えします」

目上の相手に、文字通り「教える」ことがある場合、上記のように言ったり、
書いたりしてしまいます。

ですが、これは、目上の相手にはNGな表現。「教える」とは、相手を教え
導く、身につけさせるという意味があるため、目下の者が目上の相手に使
うのは適切でありません。

この場合は「お教えします」に代わり、次のように表現します。
「○○の方法は私がご説明いたします」

「ご説明いたします」のほかに「ご案内いたします」「お知らせいたします」
なども、「お教えする」に代わる言葉です。

一方、目上の相手から教えを受ける場合は「お教えいただけますか?」の
ように使って差し支えありません。

「ぜひ、お力になっていただけないでしょうか?」

これは、相手に助けを求める一文ですが、
目上の相手に助力を頼むときは

「お力添えいただけないでしょうか?」
「お力添えをお願いいたします」

と「お力添え」という表現をお勧めします。
「力になる」のは自分から相手に対してであって、
相手に請うものではないと思うからです。

上記のように、目上の相手に対して失礼にあたる表現があることを
知っておきましょう。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む