今週は、 似ているようで意味が異なる言葉を取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 似ている言葉(3)
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                                                                   「埋める」と「うずめる」

「埋める」と「うずめる」

「ず」が入るか入らないかで
意味が多少異なります。

「埋める」とは、いっぱいに満たすこと、欠けたところを補うこと。

例)欠員を埋める、両者の溝を埋める

くぼみや穴などを何かでふさいで満たしたり、
欠けている部分を満たしたりすることを指します。

一方、「うずめる」は、隙間なく詰めること。

例)ファンがスタンドをうずめる、町を緑でうずめる

空いた所を何かですっかり覆うようにして
隅々までびっしりと詰めることです。

「埋める」と「うずめる」の
どちらを使っても意味が通じる場合とそうでない場合があります。

・どちらを用いてもよい場合

土で穴を埋める、土で穴をうずめる

・置き換えられない場合

損失を埋める

マフラーに顔をうずめる

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今週は、 似ているようで意味が異なる言葉を取り上げます。 
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 仕 事 の メ ー ル 作 法           < 似ている言葉(2)>
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                         「造林」と「植林」

 山々の青葉が美しい季節です。

 山の木を植えることを
 「造林」あるいは「植林」といいますが
 さて、その違いは?

 「造林」は、数多くの木を計画的に植えて、広い面積を林にすること。

  例)造林作業、土砂崩れを防ぐために造林する

 対して「植林」は、山野に苗木を植えて、山林に育て上げること
 という違いがあります。

  例)はげ山に杉を植林する

 「植林」は「造林」の一手段で、
 「植林」を継続的に行っていくのが「造林」でもあります。

 木を植え、育てることを計画的かつ広範囲に行うのが「造林」で、
 木を植えることに重点を置いたのが「植林」。

 木を植える行為によりフォーカスし、一本の木を植えるときには
 「植樹」という言葉を使います。

 木を一本一本「植樹」し、
 山林を育てるのが「植林」で、
 もっと大規模に山林を造るのが「造林」というイメージでしょうか。






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今週は、 似ているようで意味が異なる言葉を取り上げます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法            < 似ている言葉
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                 「引き上げる」と「引き揚げる」

似ているようで意味が異なる言葉に
「引き上げる」と「引き揚げる」
があります。

「引き上げる」は、高い方へ上げる、引っ張り上げる、あるいは
程度を上げるという意味で使います。

例)金利を引き上げる、水準を引き上げる

一方、「引き揚げる」は、引き払うとか、元に戻す、
水から陸や上方に移すという意味で用います。

例)外国から引き揚げる、ベンチに引き揚げる

同じ船体でも
ボートを岸に「引きあげる」場合は、「引き上げる」で
沈没船を「引きあげる」場合は、「引き揚げる」を
用います。

同じお金でも
「出資金を引き上げる」は、増額するという意味、
「出資金を引き揚げる」は、お金を回収する意味に
変わります。

「上」か「揚」かの一字の違いですが
使い方が異なります。

意味の違いを知り、
混同しないように使い分けましょう。

今週はこのように
似ているようで意味が異なる言葉を取り上げていきます。

 
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今週は、 敬語の適切な使い方について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < メールの敬語(5)
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「お申し伝えください」

今週は、ビジネスメールでの敬語の適切な使い方について
例を挙げながら紹介してきました。

「佐藤部長によろしくお申し伝えください

上記は、客先と自分のやり取りですが、
相手の上司である「佐藤部長」によろしく伝えてくださいと
いう旨の一文です。

ここでは
「よろしくお伝えください

とするか
「言う」の尊敬語「おっしゃる」を用いて

「よろしくおっしゃってください

とすれば問題ないのですが、
「言い伝える」の謙譲語「申し伝える」を
取り違えて使ってしまっています。

客先から自分の上司に
「よろしくお伝えください」と言われ、
自分から上司に伝えると、と返答する場合は、

「ありがとうございます。(部長の)山本に申し伝えます

と客先を立てる謙譲語「申し伝えます」を使います。

また、
自分の上司が言っていたことを相手に伝える場合は

「(部長の)山本が参加すると申しております

のように「言う」の謙譲語「申す」を使います。

客先とのやり取りでは、
相手だけでなく、その上司や部下も
敬意の対象で、尊敬語を用います。

一方、自社の上司の言動を伝える場合も
立てるべきは客先である相手なので、
上司の言動にも謙譲語を使います。

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今週は、 敬語の適切な使い方について取り上げます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < メールの敬語(4)
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                        「同行して参ります」

 今週は、ビジネスメールでの敬語の適切な使い方について
 例を挙げながら紹介しています。

 「ごあいさつには弊社の本部長を同行して参ります

 上記は、客先に自社の上司を連れてあいさつに行くことを伝える一文です。

 相手に伝えたいのは
 「本部長も私と一緒に行きます」ということです。

 上記の一文では「同行して参ります」が使われていますが

 「参る」は「来る」の謙譲語ですから、
 一緒に行くという意味の「同行する」と「参る」は
 意味が重なります。

 したがって、この場合は
 「同行して」が不要。

 「同行」という言葉を使うのであれば
 「参ります」が不要です。

 したがって
 「ごあいさつには弊社の本部長も同行いたします」
 としても敬語の使い方としては間違いではありませんが、

 「ごあいさつには弊社の本部長も一緒に参ります

 と、「一緒に参ります」という言い回しにする方が
 「同行」よりも収まりがよいと思われます。

 また、「行く」の謙譲語「うかがう」を使い

 「ごあいさつには弊社の本部長も一緒にうかがいます

 としてもよいでしょう。

 「資料を持参して参ります」というのも
 似たような意味の重複が見られる間違いです。

 「資料を持って参ります
 「資料を持参いたします
 「資料をお持ちします

 とするのが適切です。

 

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今週は、 敬語の適切な使い方について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < メールの敬語(3)
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「結構」に注意

今週は、ビジネスメールでの敬語の適切な使い方について
例を挙げながら紹介しています。

「ご注文の品は、以上で結構でしょうか?

上記の一文は、どこに問題があると思いますか?

「結構でしょうか?」の「結構」です。

「結構」は、
それで良いと満足しているさま
あるいは、
それ以上必要としないさま
という意味の言葉です。

自分が相手に対して
「もう、十分です」とか
「これ以上は必要としていません」
と伝えるときに用います。

本来、自分が相手に意思表示する際に使う言葉を
相手の意思や気持ちを確認するときに使ってしまっているのが
上記の文例です。

この場合、「結構でしょうか?」と尋ねる代わりに
「よろしいでしょうか?」と尋ねれば
相手に失礼がありません。

「ご注文の品は、以上でよろしいでしょうか?」

とします。

同様に下記の文例も「結構」から「よろしい」に
書き換える方が適切です。

× 必要な資料はこれで結構でしょうか

○ 必要な資料はこれでよろしいでしょうか

× 禁煙席で結構でしょうか

○ 禁煙席でよろしいでしょうか

必要かどうかを相手に確認する場合も

「迎えの車は結構ですか?」

という聞き方ではなく

「迎えの車はいかがですか?」

と尋ねるのが適切です。

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