今週は、確認や依頼をするときのメールの書き方です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 打診のメール(5)
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メルマガ相互広告の依頼

メルマガの相互広告の依頼をよくいただきます。
先日、いただいた依頼メールが心に残ったので、ここでご紹介します。

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件名:メルマガ相互紹介のお願い

本文:神垣様

はじめまして。
私は、○○○株式会社の◇◇と申します。

私どももささやかながら自社配信のメルマガを発行しております。
「□□□□ニュース」というもので、
私はそのメルマガの編集者を務めております。

現在の登録者数は約6000名、医師、看護師の方々を
中心に、幅広い読者層を持っております。

当社では日々読者の役に立つニュースを探しており、
月に数回、「おすすめメールマガジン」というコーナーも
設けています。
弊誌読者が興味をもちそうなメルマガを、常日頃
「まぐまぐ」などのメルマガスタンドで探しています。

今回「仕事美人のメール作法」をまぐまぐにてお見かけしたのですが、
とても勉強になる内容ですね。個人的にも興味をひかれました。

それで、もし、貴誌で「相互紹介」が可能でしたら
ぜひ、お願いしたいと思い、
不躾ながらメールをお送りした次第です。

相互紹介をご承諾いただけるようでしたら、
貴誌のご紹介文とメルマガ登録先のURLをお送りいただけないでしょうか。
追って弊誌での掲載日をご連絡いたします。

弊誌メルマガのバックナンバーはこちらです:
http://www.XXXXXXXXXXXXX

ご検討いただけたら幸いです。 どうかよろしくお願いいたします。
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<打診のポイント>

・相手の名前を明記する。
常識的なことですが、メルマガ相互紹介の場合、省いていることが多い。
「メルマがご担当者様」とひと括りにしていることもある。

・自分や配信しているメルマガについて紹介。
部数や読者層、バックナンバーなど、具体的に情報提供。

・相互紹介を依頼したいメルマガについての感想。
コレを省いている人がとても多い。

・「相互紹介」が可能かどうかを打診。
まず相手の意向を聞くことが大切。この過程を省く人もとても多い。

・相互紹介可能な際の今後の段取りについて触れる

例えば、人の敷地に自分の車を駐車させてもらう場合。
先に車を乗り入れて、「駐車させてください」と頼むでしょうか。
駐車する前に相手に尋ねるのが常識的なマナーです。

メルマガの相互紹介にも同じことが言えると思うのです。
相手の意向も聞かず、勝手に紹介文を送ってくる人を
私は快く受け入れることができません。

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今週は、確認や依頼をするときのメールの書き方です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 打診のメール(4)
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仕事の依頼

初めて仕事を依頼するときも、すぐに依頼ではなく
まずは引き受けてもらえるかどうかの打診から始めます。

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件名:取材のお願い

本文:○○様

はじめまして。
私は月刊「◇◇◇◇◇◇」編集部の▽▽と申します。
THE プロフェッショナル広島掲載の○○様のページを拝見し、
ご連絡いたしております。

私どもでは、技術者を対象に転職情報を提供する
月刊誌「◇◇◇◇◇◇」を発行しております。

このたび、編集記事で広島県の企業取材を行うことになり、
広島市にある△△△△社のお話を伺いたいと考えております。

つきましては、○○様に取材・執筆をお願いできないでしょうか。
詳細については添付の資料をご覧ください。

このたびの取材対についてお力添えいただきますよう、
ご検討をお願い申し上げます。

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<打診のポイント>

・仕事を依頼するにあたり、なぜ、相手のことを知ったか
という理由を書き添えると安心感が増す。

・自分の素性を明らかにする(URLがあれば表示)。

・依頼したい仕事の内容に触れ、詳細は資料やURLで知らせる。

・「ご検討をお願い申し上げます」と、対応が可能かどうかの判断を
委ねる

・自己紹介 ⇒ 仕事内容 ⇒ 可否の判断 という運びで文章を展開する。

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今週は、確認や依頼をするときのメールの書き方です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 打診のメール(3)
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                           催促・督促

期日を過ぎても連絡や入金がない。
困りますね。

そんなときのメールでは、感情はまず抑え、
責め口調ではなく、確認することから始めましょう。

相手に「気づかせる」文面にするのがポイントです。

振込みの確認のほか、納品や提出が期限を過ぎている場合の催促にも
応用できます。

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件名:◇◇の制作費請求について

本文:○○様

いつもお世話になります。▽▽です。

このたびご依頼がありました◇◇の制作費
について確認させてください。

△月△日付けにて請求書をお送りしたのですが、
お手元に届いておりますでしょうか?

×月×日の時点で、入金が確認できなかったため
今一度、請求書についてご確認をお願いする次第です。

恐れ入りますが、ご対応のほど
よろしくお願いいたします。

もし、本メールと行き違いですでにご入金いただいておりましたら
失礼をお許しください。

取り急ぎご連絡まで

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<打診のポイント>

・件名で具体的に確認したい内容を挙げる。

・「◇◇の制作費」「△月△日付け」など、 案件や日時を明確に記述。

・「お手元に届いておりますでしょうか?」と、まず打診。
 実際に手元に届いてないことも考えられるので、最初から決めつけない。

・届いていても、何らかの事情で対応が遅れていることもあるので
「ご確認をお願いする次第です」と、今一度の確認を相手に促す。

・行き違いで、すでに入金されている場合もあるので、
 その点も想定した一文を添える。

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今週は、確認や依頼をするときのメールの書き方です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 打診のメール(2)
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返信の確認

送ったはずのメールに返信がない。相手からの返信を待っているのだが…

そんなときも焦らず騒がず、まずはメールが届いているかどうかの打診で
始めると角が立ちません

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件名:△月△日にお送りしたメールについて

本文:○○様

いつもお世話になっております。▽▽です。

△月△日に、××社◇◇様へのご紹介をお願いしたい旨のメールを
お送りしたのですが、届いておりますでしょうか。

もし、未送信でしたら、改めてお願いのメールをお送りしますので、
お手数ですが、ご連絡いただければ幸いです。

すでにメールをお読みいただいており、
ご対応が難しいようでしたら
◇◇様をご紹介いただく件は今回は見送ろうと思います。

ご多用のところ、お手を煩わせて恐縮ですが
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

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<打診のポイント>

・件名には、メールを送った送信日を明記。

・本文では、送ったのがどういう内容のメールか簡単に触れ
届いているかどうかを打診
(実際に、送信ミスで届いていないこともあるので)。

・メールが相手に届いていて、
何らかの問題があり、返信しないことも想定される。
そのような場合も相手を責めず、深追いしない。

・あくまで、メールが届いているかどうかの確認に留め
相手の返事を待つ姿勢で文章をまとめる

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今週は、確認や依頼をするときのメールの書き方です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 打診のメール
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日程の変更

相手に確認や依頼をすするときは「まだですか?」「だめですか?」と
いった単刀直入な聞き出し方ではなく、一度、相手の意向や状況を尋ねて
から本題を切り出すほうがスムーズなやりとりができます。
今週は上手な打診の仕方について考えていきましょう。

すでに調整済みの打ち合わせの日程。
急遽こちらの都合で変更しなければならなくなった。
そんなときの打診の仕方です。

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件名:△月△日の打ち合わせ日程変更のお願い

本文:○○様

いつもお世話になっております。▽▽です。

先日お願いしておりました△月△日(△曜日)の
Webサイト制作の打ち合わせについて
日程の変更をお願いすることは可能でしょうか。

今回、サイトで紹介する◇◇の準備が遅れており
恐れながら、日程変更をお願いしたい次第です。

×月×日(×曜日)のご都合はいかでしょうか。

時間は当初の予定通り、10時30分
もしくは、○○様のご希望に合わせます。

もし、変更が難しいようでしたら、
○○様のご都合の良い日程候補を幾つか挙げていただきましたら
当方で調整いたします。

大変勝手なお願いで恐縮ですが
ご検討のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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<打診のポイント>
・件名も「日程変更のお願い」である旨を明確に。

・こちらの都合による日程変更なので
「変更をお願いすることは可能でしょうか」と、
まずは相手の都合を尋ねる姿勢で。

・日程変更の理由も添える。

・自社の都合だけでなく、相手の都合も考慮して調整する。

・この段階で決定せず、相手に「検討」をゆだねる結びにする。

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今週は、簡潔で分かりやすい文章の書き方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < ひと目で分かる文章
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中身が分かる件名

分かりやすい文章というのは、簡潔でポイントがすぐに頭に入ってきます。
「相手にも最も伝えたいことは何か」。
それが文章のはじめからピンと来る文章が分かりやすい文章といえます。

この場合、大事なのは文章力よりも構成力。
次のような点に注意して書くだけでも、文章がすっきりと分かりやすく
なります。

・結論から先に書く
・無駄を省いて、核心から書く
・箇条書きにして整理して書く

今週は、誰が読んでも「ひと目で分かる文章」の書き方について
取り上げてみたいと思います。

▼ 即判断できる件名
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まずは、身近なところでメールの件名について。

「打ち合わせについて」
と書くより
「打ち合わせの日時について」
「11月20日の打ち合わせの決定事項について」
と打ち合わせの「何」についてかを、もう一歩踏み込んで書くようにすると、
読み手もひと目で判断できます。

例えば、一日に何十通もメールを受け取る人は、件名を見て「今読む」か
「後で読む」かを判断します。判断しやすい件名であれば、処理がスピード
アップするので歓迎されます。

逆に、メールを送る相手に必ず読んでほしい場合は、件名でしっかりアピール
することが必要。例えばこんな感じです。

【至急ご確認をお願いします】○○の参加申込について
○○閉鎖に伴う重要なお知らせ

「至急ご確認をお願いします」「重要なお知らせ」のような件名は
スパムメールにも多く見られるようになってきました。
ですから、「何についてか」具体的なキーワードを書き添えるとよいでしょう。

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