今週は、気になる敬語の使い方についてとりあげます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 気になる敬語
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 「御社様」

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もし、今回ご縁がなかったとしても
御社様がビジネスをされている場合は
私共にお役に立てることがあるかと思いますので、
何でもお気軽におっしゃってください。
——————————————–

上記は、あるPRメールにあった一文です。

気になったのは「御社様」という表記。

相手の会社に敬意を示す表記としては
「御社」「貴社」
と書きますが、その後に「様」は不要です。

「社長」「部長」がそのまま敬称となるので
「社長殿」「部長様」と書かないのと同様
「御社様」「貴社様」とは書きません。

それにしても、この文章
「今回ご縁がなかったとしても
御社様がビジネスをされている場合は
私共にお役に立てることがあるかと思います」
という一文、よく読むとなんだか失礼な気がします。

「御社様がビジネスをされている場合は」は
「今回はだめでも、おたくがビジネスを続けている間は……」
というふうにとれ、余計なお世話だ!
と思ってしまいました。

一見、丁寧でへりくだった表現をしていても
建前だけの文章とか、失礼な文章は
印象を悪くして逆効果になりかねませんので
気をつけましょう。

今週は、このように
気になる敬語表現を取り上げていきます。

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今週は、読者の方からの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 読者からの質問(5)
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CCの際の書き出し

<読者からの質問>————————————————

仕事の内容により、お客様へ送信するメールを
CCにて上司や仕入先にも発信することがあります。

その複数の方へメールを送信する際の、
宛先の書き方や 最初の挨拶の言葉や書き出しを
いつも考えてしまいます。
メインは 送信する相手なのは分かるのですが、
CCの方をメインの送信相手宛先の下に
(CC:~)という形で記入していますが、よいのでしょうか?
(読者 30代男性読者さん)
——————————————————————

何のために、誰に同報しているかを
メールの冒頭に書いておくとよいと思います。
例えば……

▼社内の上司にCCする場合
————————————
ABC商事 佐藤様

お世話になっております。神垣です。

情報共有のため弊社の田中にも
本メールを同報しております。
————————————

▼仕入れ先にCCする場合
————————————
ABC商事 佐藤様

お世話になっております。神垣です。

表題の件について、B社木村さんへも
お知らせしたいので同報します。
————————————

このように、本題に入る前に
誰に、何のために同報(CC)するかを
ひと言入れておくと
送信された相手も、CCされた人も
「なぜ、このメールがCCされているのか」
を知ることができます。

メールのCC欄の名前を見れば
この人たちと内容を共有するのだな
ということは分かるのですが

社外の相手へは、こうしたひと言を添えておくと
好ましいと思います。

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今週は、読者の方からの質問にお答えします
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  仕 事 の メ ー ル 作 法                                  < 読者からの質問(4)
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                            誤送信の連絡

VOL.2011< メールの失敗談(2)>で取り上げた 「送信間違い」についての質問です。

<読者からの質問>————————————————

質問は……
間違いを受け取った側からどのようにお知らせすれば、
できるだけ先方を傷つけず、しなやかにお伝えすることができるのか、
です。

直球も直球過ぎないのも……と戸惑っているうちに、
誤送信を受け取った誰かが指摘して
ことが流れていくことが多く、
いつもどうしたものかと考えることがございます。
(読者 Y.Fさん)
——————————————————————

相手が気を悪くしないように指摘するのは
なかなか難しいものですよね。

相手の立場や性格によるところもあります。

直球で指摘しても、素直に受け入れてくれる相手と
そうでない相手がいるので、気を遣います。

誤送信を相手に伝える際
「これは間違いではないですか?」
「送信先をお間違えではないですか?」
のように、問いかける形で知らせる方法があります。

「これは間違いです」
「誤送信されています」
とストレートに書くより、伝わり方が婉曲になります。

 
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今週は、読者の方からの質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(3)
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お召し上がりください

VOL.2005< より丁寧な敬語表現 >で取り上げた 「召し上がってください」についての質問です。

<読者からの質問>————————————————

さて今回、疑問に思うところが1点ありましたので
お尋ねします。

「昼食を用意しましたので、会場で召し上がってください」
の文章。

○ 召し上がってください。
× お召し上がりになってください。
は よくわかります。

では、「お召し上がりください」 は
○でよろしいでしょうか?

「召し上がってください」よりも
丁寧な印象を受けるのですが、
いかがでしょうか?
(読者 N.Nさん)
——————————————————————

「食べる」の尊敬語は「召し上がる」なので
「食べてください」の尊敬語は「召し上がってください」
です。

質問にある
「お召し上がりください」
は尊敬語「召し上がる」に、さらに「お」が付くことで
二重敬語とみなされますが

習慣として定着している二重敬語として
許容されるものの一つのようです。

ですから、使用するのは
差し支えないと考えます。

このように
用法としては二重敬語であるけれど
多く使われることにより一般化していく表現がいくつかありますが

当メルマガで再三指摘している
「~させていただく」の誤用とか
「~してあげる」といった表現も
多く使われるようになることで
いずれは、定着していくものなのかもしれません。

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今週は、読者の方からの質問にお答えします
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(2)
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                            署名に役職

<読者からの質問>————————————————

署名に代表取締役や取締役など役職を入れたほうがよいのか、
また、マナー上どうなのかが気になり、メールしました。
(送信者の考え方なのかもしれませんが…)

役員本人からではないのですが、
代表取締役や取締役については署名に入れたほうがよいのではないか
という意見がありました。

他社から受信するメールにも役職を書かれている方は、
めったに見ることはありません。

私自身も管理職や役員のメールを代理で送信することがありますが、
今まで入れたことがなかったため、疑問に思い質問しました。

現在、社内では下記のような署名を使用しています。
+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+
〇〇〇株式会社
〒(郵便番号)
住所
送信者名
電話番号/ファックス番号
e-mail
HP
+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+

(読者 H.Kさん)
——————————————————————

この質問をいただいて
企業の代表取締役や取締役の役職にあたるかたの
署名をいくつか確認してみましたが
署名に役職を入れているケースはありませんでした。

名刺には役職を入れて、自分の立場を明らかにしますが
メールの場合は
送信する相手の宛名に役職を入れることはあっても
署名に自分の役職を入れることはほとんどないと言えそうです。

ビジネスメールのやり取りの場合
すでに名刺交換を済ませていたり、紹介があったり…と
事前に相手の立場が分かっている状況が
前提にあると考えられます。

そうした「前段階」のやりとりがなく
相手に自分の役職を知らせる必要がある場合には
署名に役職を入れることがあるかもしれませんが
一般的に、署名に役職名はなくてよいのではないでしょうか。

H.Kさんの社内で使用している署名には
基本的な必要事項がすべて盛り込まれているので
問題ないと思います。

 
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今週は、メールにまつわる失敗談をご紹介
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < メールの失敗談(2)
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                             送信間違い

先日開催した
【仕事美人のメール作法】2000号記念 読者プレゼント応募の際、
読者の皆さんから寄せられた
「メールの失敗談」を今週はご紹介しています。

「添付ファイル」に関する失敗談の次に多かったのが
「送信間違い」
です。

・若かりし頃、社内の友人達と社内メールで、
私的な飲み会の日時/場所等を調整していたら、
突然知らないおじさまから返信でメールが来て、
「宛先が間違っていますよ」と指摘され、青ざめた。
今のように、携帯でメールなんてあり得ない時代の出来事でした。

・相手からのメールを保存しようと、
自分の携帯からパソコンへ転送するつもりが、
そのメールを送信してきた本人宛てに転送したこと。
しかも、まとめて何通も……。

・うちのだんなに送ったメールを誤って、
登録しているメルアドに一斉送信してしまったこと。
1人ひとりに「読まずに削除して」とお願いしたが、
「読んでないよ」と言いながら絶対読んでいる人が想像できて、
勝手に相手を恨んだことがあります。

私も経験あります。

友人の個人アドレス宛てにに「飲みに行こうよ」メールを送ったつもりが
相手の会社の社員全員が目を通す共通アドレスに送っていて
相手の社内に飲みに行くことが知れ渡ってしまったことがあります。

私信を間違えて、会社関係のアドレスや
関係ない人に送ってしまった時も
きまり悪いですよね。

・弊社では日報を全員にメールするというルールがあるのですが、
その日報メールを受注先のお客様に送ってしまったという失敗です。

  たまたまその日の日報には
受注先担当者とのやり取りとその時の心情を書いたものでした。
内容は「いつも弊社のことを気にかけていただき、ありがたい」
と感謝の気持ちを表したものだったので、救いでしたが。


  全社員に見られることが前提のメールとはいえ、
たまに愚痴みたいなことを書くこともありましたので、
それ以来、内容についても宛先について意識するようになりました。

私も10年近く前に、グループである企業のメルマガを担当していて
グループのメンバー宛てに送信するつもりのメールを
お客様のアドレスに誤送信してしまったことがあります。

身内宛てのメールだと
つい気持ちが緩んで、愚痴っぽいことを書いてしまうことがあり
私もその時はぎりぎりの内容を書いていたので
「まずい!」と即座に謝罪した経験が……。

愚痴とか文句とか、
相手が読むはずはないからとタカをくくっているときほど、
うっかり誤送信ということがあるので

人に読まれてまずい内容とか、相手を不快にする内容は
この件以来、メールに書かないというのを鉄則にしています。

メール送信時も、送信先を今一度確認してから
送信ボタンを押すことも大事ですね。

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