「書き方ひとつ」でこんなに違うメール作法です。

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仕 事 ‎の メ ー ル 作 法       < 書き方ひとつ(2)
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                                      好感度がアップする書き方、言い回し

▼ 若気の至りと申しましょうか…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
同業者で集まる新年会に若い知人を誘ったところ、下記のメールが返信されて
きました。

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このたびの新年会は欠席します。
せっかくお誘いいただいたのですが、
締め切りが迫っている中、職場を早退し、
自分だけ飲み食いするのは、許されません。
あしからず。
—————————————-

気持ちも事情も分かるのですが、別の用件をひとしきり書いたあと、「追伸」
として上記の不参加表明がありました。仕事のメールではないとはいえ、人脈
づくりのきっかけにと誘ったのですが、ちょっとがっかり。

自分は参加したいが、締め切り前の多忙な職場を抜け出すのは気が引ける、と
いうことなのでしょうが、参加できない理由も自分のこととして書けば、スッ
キリするのに、と思いました。

▼ スマートにメールで断るには…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
たとえば、下記のように書き換えてみるとどうでしょう。

—————————————————————-
お声をかけていただき、ありがとうございます。
その日はすでに他の予定があり、残念ながら新年会に参加できません。
また、何かありましたらぜひ、声をかけてくださいね。
—————————————————————-

ポイントは、
●まずは、誘ってもらったことへの感謝を述べる
→ 「すみません」より「ありがとう」を!

●参加できない理由をくどくど述べず「他の予定」に集約
→ 自分の都合はえてして相手には関係ないことだったりする

●次の機会につなげるひとことを忘れずに
→ 今回は無理でも、次回以降、参加する気持ちがあることを伝える

断る時、つい「すみません」を多用してしまいがちですが、誘ってくれた相手
の厚意に対し「ありがとう」という気持ちを先に伝える方が感じがいいですよ
ね。
「すみません」より「ありがとう」。私は姑に指摘され、なるほどね~と思っ
て以来、意識して使うようにしています。

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今日は「続くメール」についての3回目です。

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 仕 事 の メ ー ル 作 法   < 続くメール(3)
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エンドレスに続くメールの応酬の解決法、最終回です。

▼ 「これで終わり」を自分から示す
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
エンドレスのメールを「エンド」にするには…
実際は、悩むところですよね。

私的なメールは特に、これで終わりと思っていても、応えてくれた相手の
気持ちがうれしくて、ついまた返信ということもあります。

エンドレスになりそうな時、私は、率直に「これで最後にしますね」とひ
とこと添えることにしています。

「これで終わりですよ」と暗に知らせるフレーズとしては、ほかにも

「では、おやすみなさい」
「また、お会いできることを楽しみにしています」
「今から、外出(仕事)するので、これで終わりにしますね」

などを最後にもってくるのです。

こういう書き方もあります。主に仕事のやりとりで使う方法ですが、

もし、上記の内容をご理解いただきましたら、返信は不要です

もし、上記の内容で不都合がありましたら、お知らせください。
ご了解いただけましたら、返信は不要です

つまり、問題点があったときのみ返信をお願いするわけです。私的なメー
ルでも、「返信は不要ですよ」と書かれていると、気が楽です。でも、そ
ういう時ほどうれしくて返信してしまうものですが…ね。

▼ 返信の有無より、相手の状況を考える
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

お客さま(仕事の依頼主)に対して、メルマガなどでキャッチした参考情
報を送ることがあります。

私の場合、気づいた時にすぐに送っておかないと、自分自身が忘れてしま
うので、そうするのですが、相手からの返事はハナから期待しません。

相手にとって有益な情報な場合は、たいがい返信があります。返信がない
場合は、忙しくて見ていないか、参考にならなかった、のどちらか。だか
ら、返信は求めません。

お客さまに対して、私が決めているルールは次の通りです。

1)自分から出したメールは、自分のメールでしめる。

一往復半の法則ですね。

2)相手からのメールには必ず返信する。

「承りました」「ファイルを受領しました」など、読んだ意思表示を
とにかく示します。

3)逆に、自分から送信してお客さまから返信がなくても気にしない。

どうしても回答が必要だったり、確認を要する場合は、メールを待つ
より電話した方が確実で話が早いです。返信がないときは、忙しくて
返事をするどころではないか、相手にとって回答するまでもない内容
だったということ。執着するより切り替えが肝心!

返信がなくて当たり前、あっても1行、という相手から、たまに8行くらい
返信があると、わざわざ書いてくれた内容の重要さわかりますし、単純に
気持ちとしてうれしいものです。

私的なメールはもっとゆるく考えていて、返信の代わりに相手のブログや
掲示板に書き込むこともありますね。

▼ 返信のルールは自分で決める
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メールはあくまで伝達手段。気持ちを100%伝えることなんてできないと
思っています。対話の一手段ではあってもすべてではない。

相手を不快にさせない心づかいは最低限必要としても、返信がないから冷
たい人、必ず返事がある人がいい人、とは私は思いません。自分自身、相
手への思いはあっても返信できるときとそうでない時があるからです。

メールは、来たら返す、という一往復のやりとりを基本に、どう続けるか
は自分なりの返信のルールをもとに、相手の状況に合わせて対応するのが
自然ではないでしょうか。

 

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今日は「続くメール」についての2回目です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 続くメール(2)
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昨日に引き続き、エンドレスに続くメールの応酬の解決法です。

昨日は、メールの返信パターンを二通りご紹介しました。

1)自分からメールを送った場合は「一往復半」

2)相手からメールが送られてきた場合は「一往復」が基本。

この2つのパターンでやりとりをすませるポイントを今日はご紹介します。

▼ 「了解と感謝」に一点集中!
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1)自分からメールを送った場合

問い合わせや質問、確認などを自分からするメールですね。
そんなときは「一往復半」。相手の返信に再度、自分からメールを返して
終わりにします。

(1)自分から送信    自分→相手
(2)相手から返信    相手→自分
(3)自分から再度送信  自分→相手  … 終了

特に仕事の場合、お客さま(仕事の依頼主)に対しては、自分が最後に返し
ておしまいにしたいもの。そこで、一往復半できれいに終わるには…

「ありがとうございます」でしめる!

返信する際は

「承りました。ありがとうございます」
「了解しました。ありがとうございます」
「助かりました。ありがとうございます」

と、相手からの返信に対する感謝の言葉を述べて終わりにすると、「ひと区
切り」感が出ます。

相手の返信に対する感謝の気持ち、あるいは理解・了承した旨を伝える場合、
長く書くほど、ついまた相手も返信してしまいがち。ですから、短く簡潔に
「了解と感謝」の旨だけ伝えることがポイントです。

二度目以降の返信は、「了解と感謝」のフレーズに一点集中を。それ以外の
部分で反応するために、話が続いてしまい、終わらなくなってしまうように
感じています。

▼ 一往復で終わるか
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2)相手からメールが送られてきた場合

相手からの問合せや質問、打診のメールですね。
そんなときは「一往復」が基本。自分のメールで終わりにします。

(1)相手から送信    相手→自分
(2)自分から返信    自分→相手  … 終了

仕事の場合は、これで大体完結するのですが、私的なやりとりの場合など
は、相手から再度返信があるため、エンドレスな応酬が続くことになるわ
けです。

判断の目安として、
(2)で終わらず、相手から再度返信があったときは、特に返事を要する
質問や問いかけがなければ、そのまま返信せずに終わっていいと思います。
私の場合はそうしています。

あるいは、二往復目の返信の際、エンドレスにならないようこちらから先
んじて「結び」のフレーズを告げるのです。

暗に、終わりを相手に伝えるには?

この続きは明日。
エンドレスを「エンド」にできるちょっとしたコツをご紹介しますね。

明日は、「続くメール」についての3回目です。

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今日は「続くメール」についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 続くメール 
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             エンドレスに続くメールの終わり方

▼ メールは続くよ、どこまでも…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
女性読者から次のような質問がありました。

たまにメールをやり取りする方で、丁寧な方はこちらが出すメールに対して、
必ずといっていいほどご返信してくださるのです。
お忙しい方にあまり何度もお送りするのも失礼か?
ご返信に対して返信しない方が失礼か?
とよく迷ってしまいます。どのような対処が一番理想的でしょうか?

時期を同じくして、男性読者からも

貰っただけで返事を出さなくていいメールの判断は、どうするとできるのでしょ
うか? 特にこちらからお願いごとをして、返事をもらうとそのままでは失礼
だし、書くとまた返事をもらうの繰り返しになったことがあります。

という同様のメールをいただきました。

確かに、お互い気を遣うあまり、エンドレスにメールが続いてしまうことって
ありますよね。

仕事のメールなら、用件が伝わったり、内容が理解できたりした時点で区切り
をつけることもできますが、相手が丁寧な人だったり、こちらから質問したよ
うな場合だとなかなかそうもいきません。

▼ 自分からは一往復半、相手からは一往復
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私の場合、返信のパターンとして二通りの対応方法を決めています。
一つは、自分からメールを送った場合。
もう一つは、相手からメールが送られてきた場合、です。

それぞれの対応の仕方を挙げてみましょう。

1)自分からメールを送った場合は「一往復半」

(1)自分から送信    自分→相手
(2)相手から返信    相手→自分
(3)自分から再度送信  自分→相手  … 終了

2)相手からメールが送られてきた場合は「一往復」が基本。

(1)相手から送信    相手→自分
(2)自分から返信    自分→相手  … 終了

自分からメールを送った場合は「一往復半」、相手からメールが送られてきた
場合は「一往復」でやりとりが終わるように心がけています。

そして、エンドレスを「エンド」にする解決策はこちら

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今日は「嫌われるメール」の2回目です。

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仕 事 の メ ー ル 作 法                < 嫌われるメール(2)
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ちょっとしたことではあるけれど…
▼ 名前がない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
冒頭に名前がない。文中にも名前が出てこない。

相手の名前がないビジネス・メールは、高飛車な感じに受け取られます。送っ
た側にそんな気がなくても、です。

人と対面する時でも、いきなり「ねえねえ」とか「おい」とは言いませんよね。
名前で呼ぶのは、相手に対する基本的な礼儀ですし、相手との親密度も増しま
す。

ならば、メールも同じ。冒頭には「○○様」と相手の名前をお忘れなく。

続いて、「神垣です」と、なるべく自分の名前を名乗るといいですね。私は、
会った回数が少なく、久しぶりに連絡する相手には「以前、△△△の取材でお
世話になった神垣です」というふうに、相手に思い出してもらえる前ふりを入
れるようにしています。

宛名や自分の名前があれば、万一、別の人に誤送した場合も、間違いが分かり
やすいですが、名前がないと思わぬ誤解を招くことにもなりかねません。

▼ 固有名詞は正しく
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
社名や部署名、役職名もお間違いなく。固有名詞は正しく覚えておくことが肝
要です。

私は、神垣を上垣と間違えられるのはしょっちゅう。なぜか新垣と間違えられ
たこともあります。

こちらが何度も「お世話になります。神垣です」と書いて返信しているにもか
かわらず、やっぱり「上垣」でメールが返ってきて、思わず笑っちゃいました。
相手にはそうインプットされてしまったのでしょうね。

▼ ハンドルネームに要注意
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
翻訳会社の方から聞いた話ですが、翻訳のトライアルを受けるとき、本名を名
乗らずハンドルネームで応募してくる人がいるそうです。これは、結果を見ず
とも採用の可能性は薄そう…。

ハンドルネームも使いようで、仲間内で呼び合うのには何の問題もないですが、
ビジネスメールでの使用は避けたほうがよいでしょう。

以前、仲間とメルマガを発行していた際、原稿ではハンドルネームを名乗って
いましたが、相互広告の依頼は「担当の神垣です」と本名を名乗ってやりとり
していました。

そのほうが相手に安心してもらえるし、逆に本名で返事や依頼がくる相手には
好感を持ちました。

ハンドルネームって覆面みたいなものですから、相互広告など、お願い事をす
るような場合は、名前を明らかにしてやりとりしたいですね。感想メールも本
名でいただいたものの方がよく覚えています。

 

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