今週は、数字と漢数字の使い分けについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 数字の使い分け(4)
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                        漢数字より洋数字に

今週は、洋数字と漢数字の使い分けについて
例を挙げながら紹介しています。

昨日の新聞に次のような文面がありました。

「農業など1次産業の生産者が、加工(2次産業)や流通販売(3次産業)
まで手掛けて付加価値を高める「6次産業化」の先進事例に学ぶ研修会」

農・林・水産業などを1次産業とか、第1次産業と言いますが
かつては漢数字を用い「一次産業」「第一次産業」
と表記していました。

しかし、現在は、上記のように新聞でも
「1次産業」「第1次産業」と洋数字で表記しています。

このように「次」がつく言葉で、
漢数字より洋数字の表記が主流になった語としては

「1次試験」「2次試験」
「2次元CAD」「3次元CAD」

などが挙げられます。

しかし、次のような特定の意味を成す「次」がつく言葉は
漢字表記をします。

「一次資料」(元になる資料)
「二次的」 (副次的な)
<追記>
上記以外にも
▼洋数字で表記
1次試験・2次試験
第1次世界大戦
2次会

▼漢数字で表記
二次感染
二次災害

があります。

 
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今週は、洋数字と漢数字の使い分けについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法      < 数字の使い分け(3)
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漢数字か、洋数字に

今週は、洋数字と漢数字の使い分けについて
例を挙げながら紹介しています。

豆腐を数えるときは
1丁、2丁…と洋数字を使って表記しますが、

「一丁前の口をきく」のように
一人前という意味で使うときは「一丁前」と漢字表記にします。

では、住所を書く際の「丁目」の前に来る数字は
洋数字と漢数字
どちらが適切なのでしょうか。

「○○町○丁目」までが町名とみなされるため
「紙屋町一丁目」のように漢数字で表記していましたが

横書きの普及もあってか、最近では自治体でも、
「1丁目」と洋数字で表記するケースが増えているようです。

余談ですが……

北海道では「丁目」の前に「条」が付く地域があります。
これは南北の位置を「条」、東西の位置を「丁目」で表すもの。

表記としては
「北2条東1丁目」のように
「条」が洋数字であれば、「丁目」も洋数字で表記。

「条」を漢数字にすれば、「丁目」も漢数字で表記。

位置を示す単位が「条」と「丁目」と捉えれば
「条」を漢数字にして、「丁目」を洋数字にするよりも
漢数字か洋数字か、どちらか一方に統一して表記する方がよいようです。

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今週は、算用数字と漢数字の使い分けについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 数字の使い分け(2)
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                        漢数字と洋数字の区別

今週は、算用数字と漢数字の使い分けについて
例を挙げながら紹介していきます。

新聞表記では
・数量や順序などを示す場合 → 原則として洋数字
・慣用句など        → 漢数字
と区別して表記します。

例えば
「4年に1度の五輪」。

「4年に1度」は順番として巡ってくる数値なので洋数字ですが
「五輪」はオリンピックを指す言葉なので漢数字で表記します。

一方、「一度もない」の「一度」は数字としての意味が薄れ、
象徴的に用いられていて、他の数字に置き換えられない表現
なので漢数字で表記します。

「広島の三角州」のように慣用的な使い方をする語では
「3角州」という書き方はしません。

「一角を占める」も同様。
「四角い箱」のように形容詞として使われる場合も
漢数字を用います。

「三角関係」も慣用的な言葉なので、漢数字を用い
横書きでも「3角関係」とはしないのでご注意を!

<追記>
同様の語で洋数字と漢数字で書き分ける例としては
「一人前の職人」と「1人前の料理」
「二大政党制」と「民主、共和の2大政党」
「百八十度の転換」と「180度開脚」
などがあります。

2021年10月13日の日経新聞電子版の記事の見出しに
「女性活躍をやり直そう 働き手目線へ180度転換を」

とありました。
横書きの場合、「百八十度」と表記するより
文字数が少なくなるためかもしれません。

 
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 今週は、洋数字と漢数字の使い分けについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法               < 数字の使い分け
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                       漢数字が適切な場合も

メールに限らず、数値で示すようにすると
具体的に相手にイメージや用件が伝わります。

ただ、気をつけなければならないのが
数や順序を示す場合は洋数字で表記しますが
漢数字で示す方が適切な場合も
あることです。

例えば…
5月から6月にかけて」
と書くときは洋数字を使いますが

五月病」は漢字で表記します。
(ちなみに「さつきびょう」と読む人がいますが
「ごがつびょう」と読みます)。

「いすを3脚用意しておいてください」
という一文では洋数字を使いますが

撮影に使う「カメラの三脚」は
漢数字で表記します。

このように
数や順番を示す場合以外に
慣用的な使い方をする語、ことわざや熟語には
洋数字を使わず漢数字を使います。

今週は、こうした洋数字と漢数字の使い分けについて
例を挙げながら紹介していきます。

ちなみに、新聞表記も
数値の表記は、洋数字が使われるようになりました。

以前は、見出しは洋数字でも
記事中の数字は漢数字ということが多かったのですが
数値表記も洋数字が使われてきています。

 
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今週は、気になる表現について解説します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < どっちの表現を使う?(2)
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 「さいしょうげん」

今週は雑学的に、どちらを使うのか判然としない言葉に注目して
その成り立ちや違いを解説しています。

「最小限」と「最少限」。

あなたはどちらを使っていますか?

「さいしょうげん」の反対語は「最大限」ですね。
ということは、「大」に呼応する「小」を使う
「最小限」が適切な表記ということになります。

パソコンで入力するときも
「最小限」しか出てきません。

同様に「縮小」と「縮少」も
反対の意味が「拡大」なので
「大」に呼応する「小」ということで
「縮小」を用います。

このように反対の意味を考えると、判断がしやすいというわけです。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法          < 読者からの質問(3)
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                         「~かもしれない」

<読者からの質問>————————————————

「~~かもしれない」
と憶測を書く時が有りますが、この場合
「~~かも知れない」
と漢字で書くのが良いのでしょうか
それともひらがなでよいのでしょうか
(読者 E.Sさん)
——————————————————————

調べてみたところ、「~かもしれない」とひらがな表記するようです。

共同通信社「記者ハンドブック」には、ひらがなで統一表記されています。
「~かもしれない」は補助用言、つまり、それ自体は本来の意がない(前
の動詞などとの組合せで意味を持つ)ため、ひらがな表記と思われます。

「彼かもしれない」
「知らないかもしれない」
と表記します。

一方、「分からない、知ることができない」という意味の動詞として使う
ときは、「知れない」と漢字表記します。

「素性が知れない相手」
「底知れない力を発揮」
といった使い方です。

※参考
記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集

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【しごび】の お 知 ら せ
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