今週は、読者から寄せられた敬語についての質問に回答します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 気になる敬語(2)>
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                  「お話しかけても大丈夫ですか?」

<敬語についての質問>————————————————

昨年から役員の親族が入社し、教育担当をしております。
その女性がいつも「お話しかけても大丈夫ですか?」と話しかけてきます。

隣の席に座っているので、忙しい時と大丈夫な時は分かるはずですし、
忙しくても「Sさん、○○の件ですが」と話しかけてくれて構わないのですが。
3分くらいの間に「お話しかけても大丈夫ですか?」を連呼された時は、
キレそうになりました(笑)。

ちなみに、「話しかける」のは自分の行為なので、
「お話しかけても大丈夫ですか?」は
声を発する自分に敬意を払うことになり、間違いのように感じますが、
わたしの見解が間違いでしょうか?
(読者 E.Sさん)
———————————————————————-

E.Sさんの見解は間違っていません。

この場合は相手に「自分が話しかけてもいいかどうか」を尋ねているので、
「今、話しかけても大丈夫ですか?」
とすればよく、「お話しかけて」とすると、
自分の行為に敬語を使うことになります。

敬語を使う場合は、
自分が相手に「話しかける」のですから、主語は自分。
自分をへりくだる謙譲語を使いますが
「話しかけさせていただいてよろしいですか?」
とすると、却って慇懃無礼な印象を与えてしまうので
この場合は敬語にする必要はないと考えます。

「大丈夫」の使い方も気になります。
「お話しかけても大丈夫ですか?」よりも
「お話しかけてもよろしいですか?」の方が適切です。

ただ、頻繁に使う場合はE.Sさんが書いているように
「○○の件ですが」と用件から入る方が処理は早くなりますよね。

「大丈夫」については過去の記事でも紹介しているおで参考にしてください。

▼「大丈夫ですから」に注意< 別れの言葉(5)>VOL.2822

 

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今週は、読者から寄せられた敬語についての質問に回答します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法               < 気になる敬語 >
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                          「法人名+殿」

<敬語についての質問>————————————————

 会社のホームページなどに「取引先」や「施工事例」として、
 お客様の名前を挙げる際、「株式会社〇〇殿」、「国土交通省殿」、
 「ネパール国殿」のような『殿』が使われており違和感があります。

 弊社ホームページでは「殿付き」と「殿なし」が混在していたので
 統一するように助言したのですが、「殿を外せ」という根拠がなく
 (ネットで調べた限り「殿付き」も良いようで)
 「外せ」は言わずじまいです。

 同業者のホームページがすべて「殿付き」であれば
 弊社だけ「殿なし」にするのも見劣り感があってまずいかなとも
 思いますし。

 「法人名+殿」どうなんでしょうか?
                           (読者 H.Iさん)
———————————————————————-

敬称の「殿」については、読者からの質問が多く
過去にも何度か取り上げています。

▼「殿」と「様」の使い分け< 読者からの質問(3)>VOL.905

メールでの一対一のやりとりで
相手の名前に敬称がないのは礼を失していますが

企業のホームページで「取引先」や「施工事例」として
法人名や省庁、国名を挙げる場合は、
敬称の「殿」はなくても失礼にはならないと考えます。

あくまで、その会社の実績として名を挙げているのですから
敬称の「殿」を入れなかったからといって、取引先を軽んじていることには
ならないと思うからです。

「殿」を入れることで、取引先に対する敬意を表すということなのでしょうが、
そこまでする必要があるのかは疑問。

ただ、同業他社が「殿」を使っていれば、それに合わせることになるのかも
しれません。

 

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今週は、気になる敬語の使い方について取り上げます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 気になる敬語(4)>
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                      「お知り合いがいたので」

今週は、気になる敬語の使い方について取り上げています。

————————————————–
去年の6月にニューヨークに滞在したとき、
現地にお知り合いがいたので、案内してもらいました。
————————————————–

上記の一文にある「現地にお知り合いがいたので」。

「知り合い」が目上の人の場合、その「知り合い」に対する敬意として
尊敬の「お」を使い、「お知り合い」としたのだと思われます。

しかし、その知り合いが自分の友人や知人で、そのことを伝達する相手
(この場合、読み手)とも関係のない人物である場合は、尊敬の「お」
は不要で「現地の知り合い」として差し支えありません。

———————————————–
去年の6月にニューヨークに滞在したとき、
現地に知り合いがいたので、案内してもらいました。
———————————————–

例えば、その知り合いが自分の上司の知り合いであれば
「現地に山田課長のお知り合いがいらして」
とすることで、上司の知り合いへの敬意が表せます。

でも、家族や親戚だけでなく、友人知人など、自分側の人のことを第三者に
伝える場合
「私のお知り合いが医師で」と尊敬の「お」は不要で
「私の知り合いが医師で」として差し支えなく、医師である知り合いに対しても
失礼には当たりません。

 

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今週は、気になる敬語の使い方について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 気になる敬語(3)>
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                      「お勧めされましたか?」

今週は、気になる敬語の使い方について取り上げています。

—————————————————-
山田さんからどのようにこの商品をお勧めされましたか?
—————————————————-

上記は、すでに商品を購入している山田さんから、商品の良さをどのように
勧められたか、相手に尋ねる一文です。
主語を誰にするかで、下記の2通りの文が考えられます。

1)相手が主語(佐藤さんとします)の場合
佐藤さんは、山田さんからこの商品のどのような点が良いと
勧められましたか?

2)山田さんが主語
山田さんは、佐藤さんにこの商品をどのようにお勧めになりましたか?

冒頭の文例は、1)相手が主語 ですが、「お勧めされましたか?」という
敬語の使い方がしっくりきません。
知りたいのは商品の感想なので、商品にフォーカスした文にしてみましょう。

3)相手が主語
この商品について、佐藤さんは山田さんからどのような点が良いと
勧められましたか?

4)山田さんが主語
この商品について、山田さんが佐藤さんに勧めたのは、
どのような点でしたか?

3)と4)なら、3)の方が文の通りが良いので、相手が主語で、言い回しを変えた
文にすると…

5)この商品を、山田さんから勧められたとき、
佐藤さんが購入する決め手になったのは何ですか?

5)の文章を整理して短くすると

6)佐藤さんがこの商品を購入するうえで決め手になったのは何ですか?

6)を丁寧にすると……
———————————————————————-
佐藤さんがこの商品を購入するうえで決め手になった点をお聞かせください。
———————————————————————-
または
————————————————————
佐藤さんがこの商品をお買い上げになった理由をお聞かせください。
————————————————————

「山田さんのお勧め」という言葉を使わずに文章を組み立ててみました。
佐藤さんに購入理由を答えてもらう場合、山田さんの「お勧め」のどんな
ところが良かったかを尋ねなくても、佐藤さんの口から自然に出てくる、
と考えたからです。

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                          「さん」付けの謎

最近、とても気になる敬語の使い方があります。

それは「さん」付け。

彼女さん、彼氏さん。
農家さん、生産者さん、消費者さん。

会社や店舗の場所を示す図にも近所にある主な建物名として
「セブンイレブンさん」とか「吉野家さん」など、
「さん」付け表記がされています。

「さん」は人名や人を表す言葉に付いて、尊敬の意を表します。

人の名前を呼ぶとき、「田中さん」「佐藤さん」のように使うのが一般的
ですが、「お嬢さん」「お医者さん」のように親しみを込めて使われるこ
ともあります。

「山田さんの彼女さん」とか「白菜農家さん」というのは、親しみという
より、相手に対する敬意や丁寧に言おうとする気持ちから「さん」付けし
ていると思われます。

では、「山田さんの彼女」「白菜農家」という呼び方は、相手に対して失礼
なのでしょうか?

山田さんのガールフレンドの名前が分からなければ「山田さんの彼女」と
するしかなく、「白菜農家」という呼び方が丁寧さに欠けると思うのであれば
「白菜農家の方」「白菜の生産者」として差し支えないのでは?

店舗や建物は人名ではないので、「さん」を付けなかったからと言って
呼び捨てにしているわけではなく、呼称として当然のことと考えます。

「さん」を付ければ、とりあえず丁寧、「さん」を付けないと呼び捨てに
しているようで失礼、相手に悪い気がする、と人を指す言葉にやたらと
「さん」を付ける風潮に疑問を感じます。これも一種の過剰な敬語と思え
てなりません。

自分の娘や息子のことを人に言う時「娘ちゃん」「息子くん」と呼ぶのも
個人的に不思議に思っています。

人に対して自分の子のことは「娘」「息子」でよく、「ちゃん」「くん」
付けするのは本人を呼ぶときだけでよいのでは? と感じています。

今週は、こうした気になる敬語の使い方について取り上げていきます。

 

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今週は、読者の方からの質問に回答します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問(3)>
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「五月雨式」

続けてなにかすること< 言葉の言い換え(3)>VOL.2992
に関連して、下記の感想をいただきました

<読者からの質問>————————————————

本日のメルマガを読んで思い出したことがあり
メールいたしました。

以前、何度も続けて連絡を受けた際、
「五月雨式に申し訳ありません。」
という表現のメールをもらったことがあります。

10数年働いていて数えるほどしかありませんが、逆に印象に残りました。
実際に使われたバリエーションのひとつとしてお知らせまで。

(読者 R.Iさん)
——————————————————————

「五月雨式」という言葉、
私は仕事でよく使います。

一度にまとめて原稿を送れず
できあがったものから分けて送るとき
「五月雨式に送信していいですか?」
のように使います。

「五月雨式」とは、
一度で終わらず、とぎれながらも何度か続けて行うやり方
のこと。

陰暦5月頃(今の6月頃)に降る雨を
「五月雨(さみだれ)」と言うことから、

この時期の雨のように
途中、途切れながらも長く物事が続くこと
を「五月雨式」と言います。

新聞表記では
「五月雨」と漢字表記しますが
「式」が後に付く場合は
「さみだれ式」と平仮名書きにして
区別しています。

「さみだれ式」を言い換えるとしたら
「小分けにして」「小出しにして」
といったところでしょうか。

「さみだれ式」は日本ならではの表現ですが、
業種や職種によって使用頻度が異なる言葉かもしれません。

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