今週は、配慮のあるメール対応ついてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < ちょっとしたひと言(4)
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                             質問対策

 質問するときにNGなのが
 「どう思いますか?」「どうですか?」という
 あいまいな聞き方です。

「御社のCSRについては、どのようにお考えですか?」

「先日の早朝勉強会をどう思いますか?」

 という質問は、答える側としては
 深くなのか、浅くていいのか、返答の内容・範囲を
 どこまで答えればよいか、困るものです。

 質問を相手に丸投げしているのと同じで
 尋ねる方は楽ですが、答える方に少なからず負担がかかります。

 こうした質問をしないための対策は二つ。
 1)多少でも下調べをする
 2)自分の考えや意見を準備する

 質問したい事柄については、下調べをして
 「ぶっつけ本番で聞く」状態を避けるだけでも、
 実のある質問になります。

 また、自分自身はどのように考えるのか、どのような感想を持ったか
 も下準備として、考えをまとめてから尋ねるようにしましょう。

 そうすると、次のような一歩突っ込んだ尋ね方ができます。

「御社のCSR活動として、○○基金と大学と連携した△△の取り組みが
 印象的ですが、これらはいつごろから始まったものですか?」

「先日の早朝勉強会は、朝の時間を有効活用できるという点で
 私には意義深いものでした。
 佐藤さんはどのような感想をお持ちになりましたか?」

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 【しごび】 の お 知 ら せ
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今週は、配慮のあるメール対応ついてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < ちょっとしたひと言(3)
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感情表現

相手に好印象与える、ちょっとしたひと言。

感情を表す表現を添えると、文章全体が和らぎ
あたたかみのあるメール文になります。

例えば
「うれしいです」
「残念です」
「ありがたいです」
といった自分の気持ちを伝える表現です。

「明日中にご返答いただけるとうれしいです」
「残念ですが、今回は見送ることにいたします」
「詳細をお知らせいただけるとありがたいです」

という具合です。
このほか、拒否や否定の表現も

「勝手な変更は困ります」

のように、「困ります」という感情表現を入れることで
「勝手に変更しないでください」と命令調にするより婉曲で
なおかつ、困惑している状況が伝わります。

話し言葉と違って、メール文にすると
表現がストレート過ぎたり、強くなりがちです。
特に依頼や注意・指摘のメールでは
感情表現をうまく取り入れて、
穏やかなメール文を意識してみましょう。

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【しごび】 の お す す め
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人のブログはほとんど読まない神垣が
毎回、必ずチェックするブログ…

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Do this or WHAT?  
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切れ味鋭く、ますます快調。

最新コラムは「スモールビジネスの始め方 1」
その前の「主観 客観 俯瞰」も良いです。

【しごび】読者の中にもじわじわとファンが増えている模様。
ぜひ、ご一読を! 読ませます。

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今週は、配慮のあるメール対応ついてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < ちょっとしたひと言(2)
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                            相手の名前

 相手に好印象与える、ちょっとしたひと言。
 「気の利いたことを書かなくては」と構える必要はありません。

 最も簡単な方法があります。
 それは、相手の名前を意識して入れることです。

「佐藤さんのアドバイス通りにしてみたところ
 うまくできました。ありがとうございます」

「山田課長からいただいたご指摘に
 とても感謝しています」

「田中さんが教えてくださった店に
 行ってみました」

 「ぜひ、お願いします」より
 「山本さんにぜひお願いしたいのです」と書くと
 相手に強く訴えかけることができます。

 コツは、文面のポイントになるところで
 相手の名前を呼びかけることです。

 強く依頼したり、念を押したり、感謝したり…
 というメール文の要になるところで
 相手の名前を入れ、呼びかけるようにすると
 伝わります。

 メール文に限らず、電話や対面のときの会話でも
 意識的に相手の名前を言うと、相手の心に近づけるのと
 同じ効果があります。

 ただ、だからといって名前を連発するとくどくなるので
 ピンポイントで名前で呼びかけるようにしましょう。

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 【しごび】 の お 知 ら せ
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今週は、配慮のあるメール対応ついてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < ちょっとしたひと言
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                        どちらがうれしい?

 メールではなく、フェイスブックであったやりとりなのですが…。

 フェイスブックには「グループ」という機能があります。
 通常、フェイスブックに投稿すると、自分の友達のニュースフィードに
 反映されるのですが、特定の友達だけに投稿し、情報を共有したいときは
 「グループ」という機能を使います。

 例えば、映画好きの友達だけで、映画の情報交換をしたいときは
 「映画好き」というグループを作り、
 映画好きの友人のみを呼び込むことができます。

 便利な「グループ」機能ですが、
 たまに、グループには関係ない話題を投稿してしまうことがあります。

 「グループ」の情報をチェックした後、通常の投稿をすると、
 図らずもその投稿が「グループ」の方に反映されてしまうという、
 うっかりミスです。

 ▼ 対照的な2つの対応
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 私も何度か失敗したのですが、その投稿ミスを他の人が教えるとき
 2つの対照的な事例があったので紹介します。

 ひとつは、あるセミナーの「グループ」に私的な事柄を投稿した際
 「先ほど ○○グループにアップされた内容は 
  個人的なことで、グループには無関係なことですよね。
  お手数ですが、削除をお願いいたします」
 という詰問調。

 もうひとつは、おいしそうな会席料理の写真を間違えてアップした際
 「おや?(笑) 春の足音が目に見えるようですね」
 という、ほのぼの調。

 どちらも、間違えて投稿したことを知らせる内容ですが
 直接的な前者に対し、後者は間接的な指摘の仕方で
 対照的です。

 表現の仕方ひとつですが、ミスした人への心遣いの有無は一目瞭然。

 前者は「すみません」としか返しよいがありませんが
 後者は「(教えてくれて)ありがとう」という気持ちになります。

 指摘される側にとっては
 後者の方が、断然感じがよく、素直にミスを認めることができます。
 
 声色や表情が伝わらないネット上のやりとりは
 書いた本人の意に反して
 書き方ひとつでトラブルになることもあれば、
 仲間を増やすこともできます

 今週は、相手の反感を買わず、好印象を与える
 ちょっとした言葉遣いについて取り上げます。

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今週は、気になるメールの敬語についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < メールの敬語(5)
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「お調べになられては」

「お仕事の気分転換に
皆さんもお調べになられてはいかがでしょうか」

上記は、ある娯楽サイトを紹介する際のメール文です。

先日、述べた「お仕事」という表現も気になりますが

それ以上に気になるのが
「お調べになられては」という敬語使いです。

上記の一文では「お調べになる」+「なられる」
という使い方をしています。

「れる」「られる」も尊敬語として使いますが
すでに、尊敬語の「お~になる」が使われているので
過剰な敬語になっています。

「お調べになられてはいかがでしょうか」

「お調べになってはいかがでしょうか」

と訂正できるのですが、モタモタした印象の文になるので

「調べてみてはいかがでしょうか」

の方がすっきりします。従って

「お仕事の気分転換に
皆さんも調べてみてはいかがでしょうか」

と書き換えるとすっきりします。

「お~になる」に「れる」「られる」を付け加えてしまう
うっかりミス、よく見かける間違いでもあるので
気をつけましょう。

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今週は、気になるメールの敬語についてです。
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仕 事 ‎の メ ー ル 作 法  < メールの敬語(4)
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「過ごされてください」

「気をつけて日々を過ごされてください

「する」の尊敬語は「される」です。
ですから、一見、敬語表現のように見えますが
「過ごす」+「される」+「ください」
を組み合わせた妙な敬語使いになっています。

元は「過ごす」という動詞なので
これを敬語にする場合は
尊敬語の「お~になる」を使います。

「過ごされてください」

「お過ごしになってください」

が適切な尊敬表現です。

「必要事項を書かれてください」
という表現も同様に
尊敬語の「お~になる」を使って

「必要事項をお書きになってください」
と書き換えることができます。

<追記>2023.09.26
「過ごされてください」は
「お過ごしください」。

「お書きになってください」は
「お書きください」
としてもよいでしょう。
よりスッキリします。

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