今週は、安定した文章を書くための表記のルールについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 表記の統一(4)
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漢字か、仮名か

今週は、メール文中の表記の統一について取り上げています。

読みは同じでも、漢字で書くか、仮名で書くか
使い分けた方がよい言葉があります。

例えば、「言う」と「いう」。使い分けは……

「言う」…思ったことを言葉で表す、述べる
という意味合いで使う場合は漢字
例)言いたいことを言う
言うまでもなく、あえて言う
彼が言うには

「いう」…「言う」の実質的な意味が薄れている場合は仮名書き
例)あっという間に
とはいえ、そういえば
佐藤さんという人

「~という」…「~だそうだ」という意味で使う「いう」は仮名書き
例)~というわけで
~といえる、~といわれる

「時」と「とき」の使い分けは……

「時」…主に時期、時間、時刻そのものを指す場合は漢字
例)実行する時、開始した時から
時として、時と場合、時には

「とき」…「~の場合」と同じ意味、大切な時を示す場合は仮名書き
例)行けないときは連絡します
事故が起こったとき
出ようとするときに限って

「事」と「こと」の使い分けは……

「事」…具体的な事柄を表す場合は漢字
例)上司から聞いた事ですが
研究している事
事もあろうに
頼み事

「こと」…抽象的なことを指す場合は仮名書き
例)あの人のことは聞いたことがない
ことによると、このことは
そんなこととは知らなかった
エラーが発生することもあります

上記の「言う」と「いう」
「時」よ「とき」
「事」と「こと」は
メール文の中に頻繁に用いられる語句。

混同しないように意味の違いを知ったうえで
使い分け、表記が統一できるといいですね。

 
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